今回は、1990年代のハンガリー陸軍コマンドセーターを分析します。
薄く軽快なのがセーターですね。
春にピッタリかもです。
中古品ですが、程度は良好ですよ!
目次
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1 オーストリア陸軍コマンドセーターとは?
イギリス軍が第二次大戦中に開発し、戦後世界中で採用されている「コマンドセーター」。
そのスタイリッシュな外観から、ミリタリー界隈のみならず、ファッションの分野でも大いに取り入れられていますね。
面白いことに、よく似たデザインながらイギリス軍型を採用しているのは一部の国で、多くの国は独自のデザインを追求しているのが特徴です。
(特にヨーロッパの国に多いですね。)
今回はその中でも、オーストリア陸軍のコマンドセーターになります。
デザインさることながら、他国のコマンドセーターより薄いウール生地(細い毛糸で編まれている?)なのが特徴ですね。
そして、やはり左袖には大切なものがありました!
さてさて、それはどんなコマンドセーターなのでしょうか?
(もしかしたらアーノルド・シュワルツェネッガーさんも着用していたかも?)
今回は、オーストリア軍装備品マニアのみならず、夜のお花見にも使用できる汎用性の高いセーターをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
カラーがややブラウンの強いODで落ち着いた雰囲気です。
背面
細い毛糸で細かく編まれています。
前面裏側
背面裏側
タグ表
タグ裏
1995年度契約品です。
エポレットと肩の補強生地
エポレットは、テーパーなしのクサビ型
ボタンで開閉
特徴的な官給品ボタン。
右胸のネイム用マジックテープ
裾
別部品ではなく、織り方を換えていますね。
袖も同様です。
肘の補強生地
平行四辺形は珍しいですね。
肩裏側の補強
やはり殆どパーツ毎に編まれて、後で縫製されていますね。
左袖の国家紋章
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3 その特徴とは?
毛糸は落ち着いた色調のODで、細い糸で細かく編まれていますね。
コマンドセーターの太いリブ編みではないところが、やや大人しい引用です。
他国のコマンドセーター同様、袖、胴体、襟は別部品で製造され、最後に縫い合わせて完成させています。
ただし、袖口や裾は編み方を換えて細いリブ編みにしていますね。
デザインは、丸首、エポレットあり、肩と袖には別生地で補強されているのは、他国のコマンドセーターと同じです。
全体的な縫製は、とても丁寧かつ正確で、オーストリアの高い技術力を反映した仕立てになっていますね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1995年
製造場所 オーストリア
契約会社 オーストリア
製造会社 〃
材 質 ウール
アクリル
表記サイズ 104
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約62cm
肩幅 約48cm
身幅 約52cm
袖丈 約61cm
状 態 中古上品
官民区分 官給品
入手場所 東京の専門店
入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
薄いセーターであることから、真冬での使用では他国の標準的なコマンドセーターに比べて少々防寒性能が劣るようです。
しかし軽量で重ね着ができることから、より汎用性の高いセーターですね。
衣類の選定に迷うことの多い春や秋にぴったりのセーターといえそうです。
特に春は、日中はぽかぽかしているのですが、夜は意外に冷えることが多いですね。
そんな時に、真冬のセーターを引っ張り出して着用するのはオーバースペックのようです。
その点、今回のモデルはコットンシャツの上に着用するだけで適度な保温を期待できますね。
使えるセーターといえそうです。
ありがたいことに、今回のモデルは現在でも大手通販サイトや有名ミリタリーショップで入手可能です。
探せば「デッドストック」もありますよ!
(デッドスストックでも値段がお手頃なので、プレゼントにもピッタリです!)
そろそろ「お花見」の準備をしてきましょう!
今回は、薄手で汎用性の高いオーストリア陸軍コマンドセーターを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20231108更新)
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参考:他のオーストリア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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