
今回は、1990年代のカナダ空軍メカニックカバーオール(ブラック)を分析します。
イギリス軍物として販売されていましたが、タグの内容からカナダ軍物と判断しました。
(間違っていたら優しく教えてください!)
生地色がブラックなのが珍しいですね!
実際に兵士が使用していた中古品ですが、程度は良好ですよ!
目次
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1 カナダ空軍メカニックカバーオール(ブラック・コットン)とは?

ところで、あなたは愛車(二輪・四輪)の整備はどうしていますか?
私は、四輪は車検があるので緊急時以外はディーラーに任せていますが、バイクはほぼ自分で整備しています。
(といっても消耗品の交換がメインですが。)
その際には趣味と実益(着用テスト)を兼ねて、これまでコレクションした各国軍のカバーオールを着用して作業を実施しているのですが…じつは困ったことがあります。
当然ながら汚れるのです。😅
特にオイル関連やブレーキ関連ではカバーオールに黒い汚れが付着する場合もあって、せっかくのOD、OG、セージグリーンそして迷彩生地が台無しになることも。
そんな時にふと思ったのが「生地はブラックが目立たなくて良いのかも?」ということでした。
そんなふうに思ったのは、私だけではないようです。
今回のモデルは、1950年代のカナダ軍と思われるメカニック(整備兵)用のカバーオールになります。
どことなくイギリス軍風の裁断やパーツがありますが、でも雰囲気はどこか違っている面白いモデルですよ!
さてさて、それはどんなカバーオールなのでしょうか?
今回は、カナダ軍装備マニアのみならず、軍物カバーオールコレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
全体前面

前面上半身

前面下半身

背面全体

背面上半身

背面下半身

前面上半身裏側

前面下半身裏側

背面上半身裏側

背面下半身裏側

襟周りレイアウト

胸左右には、イギリス軍P68スモックのように襟から斜めにステッチあり。

前合わせはボタンのみ。
8個もあるので少々開閉が面倒ですね。

タグ
NSNになる前のイギリス連邦管理番号が付与されています。
国番号は「20」?


右腰ポケット裏側にはサイズ「4」のスタンプあり。

エポレット
テーパー付きのラウンド型?なのですが、少々歪な形。
ボタンで開閉。

胸ポケット


ウエスト左右のベルトループ

その下にはスリットがあります。

スリットの下には細長いもの(工具でしょうか?)を入れるポケットが。


ヒップポケット
右側のみで オープンタイプ。

左膝ポケット
ボタンで開閉。


裾
太いシルエットでテーパー付き。

袖
こちらも余裕のある裁断。


袖口はボタンで開閉。
マチはありません。


袖付け根付近にある通気孔。

背面ウエストのサイズ調整用バックストラップ
ボタンで開閉・調整。

バックストラップのすぐ上にベルトループも完備。

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3 その特徴とは?
生地はブラックに染められたコットン・ツイルで、チノパンなどよりやや厚みがあって丈夫そうです。
ただし通気性はチノパンより悪いですね。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、膝スリット×2、膝ポケット、ヒップポケットで、背面ウエストにはサイズ調整用のストラップがありますが、別にベルトループも設けられています。
首筋から胸ポケットまでのステッチ、袖の通気孔、ボタンなどを見るとイギリス軍系のデザインに見えます。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1950年代
製造場所 カナダ?
契約会社 カナダ?
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 4
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約45cm
身幅 約57cm
袖丈 約63cm
ウエスト 約50cm
着丈 約155cm
股下 約75cm
裾幅 約26cm
状 態 中古上品
官民区分 官給品
入手場所 香川の専門店
入手難易度 2(やや困難)
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カナディアン アンモライト 原石 ジェムストーン トップグレード (82-696)
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5 まとめ
過去に目を向けると、制服ではなく戦闘服や作業服でブラックを採用している軍隊がありますね。
有名なところでは、大戦中のドイツ軍戦車兵。
制服と戦闘服を兼ねたブラックのウール生地でした。
もっとも彼らの場合は、汚れを考慮するというより、士気やエリート意識、団結心を高めるのが目的でしたが…。
ただし車両や航空機整備時に油汚れが想定される場合、このブラックは汚れても目立たないという利点がありますね。
(逆に土汚れは目立つのですが。)
整備兵(メカニック)には適したカラーと言えるでしょう。
また実際の整備作業はともかく、ブラックはファッションの基本ということで汎用性が高く応用が効きそうですね。
ただしやはりこのカバーオールは不明な点が多いです。
ネットショップでも、イギリス軍、ネパール軍物として販売されている場合がありますね。
真相は…今後も調査を「ケイゾク」していきますのでお楽しみに。

ところでこの素敵なカバーオールは、あまり見かけることがありません。
それでもオークションやネットショップでは数点出品や販売されていて、入手はできない訳ではなさそうです。
探しているあなたは、ぜひチェックしてみましょう。
(前述のようにイギリス軍またはパキスタン軍で検索してみましょう。)
今回は、カナダ軍物と思われるメカニック用カバーオールを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:他のカナダ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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