
今回は、1950年代のフランス陸軍M47ユーティリティージャケット最初期型を分析します。
以前分析したフランス陸軍M47ジャケットの前のモデルですね
後のモデルとはポケットのデザインが違っていました。
勿論、デッドストックですよ!
目次
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1 フランス陸軍M47ユーティリティージャケット(最初期型・OD)とは?

第二次大戦中にアメリカ軍が開発したM43フィールドジャケットは、その画期的なデザインとシステムから、大戦中の傑作防寒戦闘服と称されていますね。
常に兵士のことを考えているアメリカ軍ならではの優れた装備ともいえそうです。
そしてこのジャケットは、戦後日本をはじめとする各国の軍装にも大きな影響を与えました。
勿論、フランスも。
今回のモデルは、そんなM43フィールドジャケットの影響を受けて開発されたM47ユーティリティージャケットの最初期型になります。
M43フィールドジャケットを原型としながらも、フランス独自の改良(?)がなされていて、温暖な地域の多いフランス専用の装備となっていますよ。
さてさて、それはどんなジャケットなのでしょうか?
今回は、フランス軍装備マニアのみならず、春秋の微妙な気候で軽く羽織れる軍物ジャケットをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
各ポケットがスラッシュポケットというのが珍しいですね。

背面

前面裏側
各ポケット内側生地の色調に注意。

背面裏側

襟周りレイアウト

ボタンを最上段まで留めた状態。

襟は台形のチンストラップで立てることができます。

前合わせはボタンのみ。

背面裏側上部にあるサイズ及び製造所スタンプ

左腰ポケット内側記事裏側にあるスタンプ
1952年度契約品ですね。

前合わせボタンホール部もカーキの別生地で補強。

ウエストのドローテープ
3本え構成されていますね。

ウエストのドローテープガイド
一部で変色していますね。

各ポケット内側生地は、染めにムラや褪色があって、左右で色調が違っていますね。
(油汚れではありませんよ!)

腰ポケットの下端は、裾の折り返しと一緒に縫い付けられていますね。

胸ポケット
ボタンで開閉。
ボタンホールのついたタブはポケットフラップに縫い付けられていません。



ポケットフラップ裏側は、カーキのコットンポプリン生地で補強されています。

腰ポケット
角度がついていてボタンで開閉。
構成は胸ポケットと同じですね。



袖
テーパー付き。


袖口はタブとボタンで調整可能。

エポレット
テーパー付きのクサビ型。

ボタン
マホガニーブラウンのプラスティック製。

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3 その特徴とは?
生地はODに染められた防風織のコットン製で、ある程度の防風性能を有しています。
生地の色調は、後のモデルに比べてより赤味の強いOD(オリーブドラブ)ですね。
いくつか同じモデルを見掛けますが、ほぼ色調は一致していますね。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2で、内ポケットや袖ポケットはありません。
ウエストにはドローテープがあって、3本でサイズを調整できます。
原型となったアメリカ軍M43フィールドジャケットにあったライニングは省略されています。
後のモデルとの大きな違いは腰ポケットですね。
デザイン比較
今回のモデル
(1952年度契約品)

今回のモデルのすぐ後に改良されたモデル
(1957年度契約品。腰ポケットがパッチポケットに変更されていますね。)

全体的な縫製は、丁寧かつ正確…なのですが、裏側のポケット内側生地やドローテープに関してはとても雑な印象を受けました。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1952年
製造場所 フランス
契約会社 フランス
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 46
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約48cm
身幅 約59cm
着丈 約81cm
袖丈 約62cm
状 態 デッドストック
官民区分 民生品
入手場所 名古屋の専門店
入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
今回のモデルを記事にするために撮影していて、あることに気付きました。
それは一般的なM43フィールドジャケットのデザインを参考にした…というより、当時の女性用M43ジャケットを参考にしたのでは?…ということです。
今回のモデル

大戦中のアメリカ軍M43フィールドジャケット
(女性兵士用なので前合わせは男性と逆ですね。胸ポケットはダミー。)
胸ポケットがダミーか、女性用か…との違いはありますが、そっくりに見えます。
デザインのヒントは、もしかしたら女性用フィールドジャケットだったのかもしれませんね?
また別に1957年度モデルも所有していますが、僅か5年でモデルチェンジをしていました。
この頃のフランス軍は、装備の改善スピードがとても早かったのかも?

…それはともかく、今回のモデルは何故か最近多く目にするようになりました。
しかも日本人のメタボおじさん(私です。😅)でも普通に着用できるサイズが!
どこかフランスやその植民地の倉庫から、大量に発見されて払い下げられたのでしょうか?
…真相は不明ですが、フランス軍装備マニアは、この機会に入手するべきでしょう。
(勿論、M47ユーティリティージャケットをファッションで使用したいあなたも!)
購入時はデッドストックといえども細部をチェックした方が良さそうです。
(過去の例では、ジャケット裏側やポケット内側に蜘蛛巣やゴキ◯リの卵があったことも。)
また最初期型をウリに、ものすごく高い価格で販売しているSHOPもあります。
探しているあなたは、見つけても「もっと安いものがあるのでは?」と他も探してみましょう!
私はもう数着、できれな1940年代(1947年〜1949年契約品)のモデルを探してみようと思います!
今回は、フランス軍M47ジャケットの最初期型を分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20251128更新)
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参考:他のフランス軍M47装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他のフランス軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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