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単体で距離測定が可能!【旧ソ連軍装備品】陸軍ドラグノフ狙撃銃用スコープ(PSO–1)とは?0877 USSR ミリタリー

 

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今回は、1980年代の旧ソ連軍ドラグノフ狙撃銃用のスコープ(照準眼鏡)を分析します。

ドラグノフ狙撃銃は、東側を代表する狙撃銃で「SVD」とも呼ばれてます。

銃も有名ですが、その専用スコープも、銃に負けず劣らず有名ですね!

中古品で残念ポイントもありますが、殆ど使用感のない極上品ですよ!

   目次

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1  旧ソ連陸軍ドラグノフ狙撃銃用スコープ(PSO–1)とは?

あまり知られていませんが、火縄銃の昔から銃には「照準器」が装備されています。

 

昨今の軍隊が使用する小銃には、前後に2つの照準器があって、細かく動かすことができ、より命中精度を高める工夫がされていますね。

 

ただし多くの場合、肉眼での使用を考慮しているため、概ね400mくらいでの命中を想定しています。

(射手の視力や使用する弾丸にもよりますが…。)

 

しかし通常の小銃もそうですが、強力な弾丸を使用する大口径の狙撃銃では、もっと長距離まで弾丸を飛ばすことができます。

 

その場合、銃付属の照準器では命中させることが難しいため、別の装備が必要になりますね。

 

そんな遠距離用で、一種の望遠鏡を用いた照準器をスコープ(照準眼鏡)と言います。

 

自衛隊の小銃も、スコープを装備すると有効射程(弾丸を確実に命中させることができ、目標にダメージを与える最も遠い距離)が2倍に伸びるとされていますね。

 

今回のモデルは、旧ソ連が開発したドラグノフ(SVD)狙撃銃専用のスコープになります。

 

ドラグノフ狙撃銃に関しては、以下をご覧ください。

ドラグノフ狙撃銃 - Wikipedia

ja.wikipedia.org

スコープにはいくつかタイプやバリエーションがありますが、今回のモデルは最もベーシックなタイプですね。

 

面白い機能があることでも有名ですよ!

 

さてさて、それはどんなスコープなのでしょうか?

 

今回は、旧ソ連軍装備マニアのみならず、現役自衛官のあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  ドラグノフ狙撃銃用スコープの全体及び細部写真

左側面

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右側面
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上面

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下面
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主要部左側面拡大
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主要部右側面拡大
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アイピース部分

合成ゴム製です。
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後面
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垂直と水平方向の調整ダイヤル
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主要部前面

合成ゴムのレンズカバー付き

レンズの倍率は4倍、直径は24ミリですね。
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カバーを外したところ。
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銃へのマウント部

シルバーのレバーで取り付け取り外しを行います。
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主要部にはゴムカバーを被ったスイッチが。

上:ON

下:OFF

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特殊な電池ボックス

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電池ボックスカバー
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電池ボックス

使用する電池は特殊な形状のようです。

電池見てみたいですね。
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レンズには最初からレンズフードが装着されています。

引き伸ばして使用
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上下調整ダイヤルは、対数目盛で各数字の間隔が違ってますね。

でも左右調整ダイヤルは、一様な目盛です。

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レティクル

本来は真円ですが諸事情で楕円に加工してあります。

(ただしレティクルは無加工)
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レティクル拡大

今回は背景が明るいですが、暗い場合は電池でレティクルを光らせることができます。
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各目盛の種類

近年のモデルは距離測定の基準が「1.7m」に変更されていますね。

旧ソ連軍ドラグノフ狙撃銃用用照準器レティクル

 

最近よく出回っているモデル品との比較

上:モデル品
下:今回のモデル

電池ボックスの形状、アイピースの長さ、マウントの形が違っていますね。

(でもよくできていますよ!)
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3  その特徴とは?

本体は金属製で、高級な顕微鏡のように「まだら」の焼き付け塗装が施されています。

 

対物レンズと接眼レンズはストレートですね。

 

本体上部には着弾点を上下に調整するダイヤル、右側には左右に調整するシルバーのダイヤルがありますよ。

(今回のモデルは上下ゼロ、左右ゼロの初期値にしてあります。)

 

本体の下には銃に取り付けるためのマウントや電池ボックス、スイッチがありますね。

 

銃への取り付けは、レバーを用いてワンタッチで完了します。

(確か銃へ取り付けるためには、銃本体にも部品が必要だったような…?)

 

大きいスコープですが、意外に軽量ですね。

 

仕上げは少々荒削りなところがありますが、それが魅力になっています。

 

本来なら、何かしらケースや収納袋があるはずなのですが、入手した時には本体のみでした。

(いつか完品を入手したいですね。)

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1980年代

・製造場所     旧ソ連

・契約会社     旧ソ連

・製造会社      〃

・材  質     ステンレス

          スチール

          アルミニウム

          ゴム

          ガラス

・各部のサイズ   全長 約33センチ

          全幅 約7センチ

          高さ 約13センチ

・状  態     中古極上品

・官民区分     官給品

・入手場所     東京のイベント

・入手難易度    3(困難)   

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5  まとめ

スコープを用いる利点については、遠距離の目標に命中弾を与えることができるというのが大きいですね。

 

また通常の小銃や拳銃のように、前後の照準器を合致させて狙う必要がないのも見逃せません。

 

調整が行き届いたスコープの付いた小銃の場合、レティクルを目標に合わせて発射するだけで命中弾を与えることができます。

 

反面、スコープの取扱方法、事前のスコープ調整、目標までの距離測定方法、実際の射撃においては繊細な技術を要するため、専門の教育が必要ですね。

 

しかもスコープ自体も繊細なものなので、取り扱いに注意が必要です。

(それを嫌ってでしょうか?冬戦争で活躍したフィンランドの有名な狙撃兵は、最後までスコープを使用しなかった…という例もあります。)

 

それでも今回のモデルを使用すると、スコープだけで目標までのおおよその距離を測定できることから、便利ですね。

(世界の軍隊では、狙撃手と専門の観測員がペアで行動することが多いです。)

 

実際の射撃はともかく、スコープだけでも野鳥観測やフィールドにおける距離の測定などに使えそうですよ。

(見た目より軽量なのも持ち歩く場合に助かります。)

 

ただ1980年代〜1990年代は、官給品が普通に入手できましたが、2021年現在では品薄になっています。

(何故でしょう?…察しはつきますが…。)

 

でも安心してください。

 

世界中でこのスコープの忠実なモデル品が販売されていますよ。

(これはエアソフトガン(トイガン)でドラグノフ狙撃銃が大人気の影響もあります。)

 

こちらならお求めやすく、電池も市販のボタン電池を用いるので、気軽にレティクルを光らせうこともできますよ!

(大手通販サイトでも取り扱っています。)

 

官給品を探しているあなたは、取り敢えずモデル品から入手してみてはいかがでしょうか?

 

私は、ケース付きの完全品や別バージョンのスコープを探してみたいと思います。

 

今回は、珍しい旧ソ連軍ドラグノフ狙撃銃用のスコープを分析しました。

次回は、アメリカ軍のナイフを分析します。

お楽しみに!

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参考:他の旧ソ連軍装備はこちらです。⬇︎

旧ソ連(USSR) カテゴリーの記事一覧

www.military-spec-an.com

他の照準器に関する記事はこちらです。⬇︎

照準器(Sight) カテゴリーの記事一覧

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読んでいただき、ありがとうございました。

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  • カチューシャ(CV.金元寿子)、ノンナ(CV.上坂すみれ)
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