こんにちは!
今回は、旧ソ連軍の有名な迷彩服を分析します。
1970年代末に開発され、アフガン侵攻作戦時にも使用されましたね。
今回もデッドストックですよ!
目次
- 1 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)とは?
- 2 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)の全体及び細部写真
- 3 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)の特徴とは?
- 4 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)の製造とサイズのデータ
- 5 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)まとめ
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1 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)とは?
迷彩服は、戦場における兵士を敵の目から隠したり目立たなくして、より優位な位置から攻撃したり、敵の追尾から逃れるという効果があります。
そのルーツは諸説ありますが、衣類としては1931年にドイツ軍国防軍が採用した、三角形のテント(ツェルトバーン)が最初だとされています。
これは中央にスリットがあって、頭を通すことができてポンチョ(貫頭衣)として使用することができました。
その後もドイツ軍は、画期的な迷彩服を開発し、第二次大戦を戦い抜きます。
そして大戦中にドイツ軍が開発した各種迷彩服を目の当たりにした各国は、その効果に驚嘆するとともに、戦後それぞれ国で迷彩服の開発に乗り出しました。
そんな中、旧ソ連軍は大戦中から一部の兵科(特殊部隊や狙撃兵)に対して迷彩服を支給していましたが、あくまで限定装備というスタンスでした。
アメリカ軍を上回る兵員を有したソ連軍では、費用対効果の観点から迷彩服の全員支給に懐疑的でしたね。
とは言え、時々開発される迷彩服は、なかなか効果的なものが多かったですよ。
今回のモデルは、そんなソ連軍が1970年代末に採用した効果的な迷彩服の一つになります。
通称「ブタン迷彩」と呼ばれていますね。
さて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
旧ソ連軍マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に確認していきましょう!
2 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)の全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
前合わせ頂部のボタンを閉めなければ、大きな開襟になります。
エポレットはテーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
2個のボタンで開閉
ポケットフラップ裏側には数字が。生地番号でしょうか?
腰ポケット
こちらも胸ポケットと同様です。
袖ポケット
左右にあります。
こちらは2枚のマジックテープで開閉
袖はマチ付きで、ボタンで開閉
肘には面積の小さい楕円形の補強生地あり。
脇の通気孔
ボタンホールタイプで4個
背中には浅いですがアクションプリーツあり。
各種スタンプ
タグではなく、スタンプなのは旧ソ連軍の特徴です。
前面裏側の裏地
小さな内ポケットがあります。
いつものナイロンポケットはありません。
イエローの紐は、ウエストと裾のドローコード(ループ状)
その間には、ソ連軍装備独特の用途不明なテープが。
前身頃は何故か裏地付き
ブタン迷彩パターン
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3 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)の特徴とは?
迷彩は、ライトグレイグリーン(明灰緑色?)に濃淡2色のブラウンで、アメーバや雲のようなパターンを描いてあります。
三色ですが、メリハリが効いているので、分裂効果が期待できそうですね。
生地はコットンツイルで、ソ連末期の粗末な生地とは違って、肌触りも良く上質です。
ただ染料の質は洗って見なければわかりませんね。
デザインは、アフガン侵攻で有名になった、当時の西側BDU(バトルドレスユニフォーム)タイプで、胸ポケット×2、腰ポケット×2、袖ポケット×2の配置です。
ソ連独特の、ウエスト、裾のループしたドローコードや用途不明のテープも存在していますよ。
4 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 旧ソ連
・契約会社 旧ソ連
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 48–3
(日本人のM〜L)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約74センチ
肩幅 約45センチ
身幅 約55センチ
袖丈 約57センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 旧ソ連陸軍ブタン迷彩ジャケット(一般用)まとめ
これまでブタン迷彩の旧ソ連軍装備をいくつか分析してきましたが、それぞれ迷彩の色調が僅かに変わっていたりしました。
今回のモデルは、やや暗い色調なので、旧ソ連軍の海軍歩兵に支給されたタイプかもしれませんね。
メリハリの効いた迷彩なので、日本のフィールドでも効果が高そうです。
サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測、釣りに十分使えそうですよ。
特に旧ソ連軍を再現するヒストリカルゲーム(コスプレ)では欠かすことのできないアイテムですね。
惜しむらくは、もう殆ど残っていないという事です。
たまにオークションで見かけますが、サイズがとても小さいですね。
むしろ、大都市の有名SHOPを廻った方が早く手に入るかもしれません。
ただし、とても高価です。
(亡国の装備品は、全般的に高めですよね。)
資金を貯めて根気よく探してみましょう!
(今回のモデルも後日オークションに出品予定です。)
今回は、旧ソ連軍の有名な迷彩服を分析しました。
次回は、イギリスの迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他の旧ソ連軍の装備はこちらです。⬇︎
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今朝はゆっくり出勤だったのですが、何故かいつもより2時間早い0400頃に目覚めました。
仕方ないので、そのままウォーキングに出発。
すると宿舎の近くで…なんと小ダヌキと遭遇しました💕
まだ冬毛でモフモフでしたよ。😍
以前郊外で大人のタヌキを見たことがありますが、市街地では初めてでした。
まだ暗くて写真を撮れなかったのは残念でしたが、朝の友達が増えてめちゃ嬉しいです。
「早起きは三文の得」って本当にあるんですね!
明日も早起きして歩こうと思います!👍
(また会えるかな?)
読んでいただき、ありがとうございました。
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