こんにちは!
さて今回は、ブルガリアの少し古い迷彩服を分析します。
この時代のカバーオール(ワンピース)は珍しいですよ!
目次
- 1 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)とは?
- 2 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)の全体及び細部写真
- 3 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)の特徴とは?
- 4 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)の製造とサイズのデータ
- 5 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)まとめ
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1 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)とは?
これまでにも数点このブログでも紹介していましたが、今回のモデルは1970年代のものになります。
また、上下セパレートの戦闘服ではなく、カバーオール(ワンピース)です。
ブルガリア軍は、1950年代から終始一貫このスプリンター迷彩を採用している一方、旧東ドイツ軍などでも使用されていたレインドロップ迷彩も並行して採用していますね。
何故でしょう?
このスプリンター迷彩でも、時代とともに微妙に迷彩の色調やパターン、仕上げが変わってきていますよ。
特に、これまで紹介した戦闘服やスモックが、どこか機械で量産的な感じがしたのに対し、今回のモデルは手造り感を感じますよ。
ボルサレロ博士の著作「CAMOUFLAGE UNIFORMS of European and NATO Armies 1945 to the Present」の82ページに、似たカバーオールの写真がありますが、それより前のモデルのようです。
もしかしたら、稀少品かもしれませんね。
さて、どんなカバーオールなのでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)の全体及び細部写真
前面上半身
迷彩のベース色がカーキでグリーンも明るいので、受ける印象が違ってきますね。
前面下半身
背面上半身
背面下半身
前面上半身裏側
前面下半身裏側
背面上半身裏側
背面下半身裏側
プリーツ付きの胸ポケット
右腰ポケット上の小ポケット ブラウンの色が薄いですね。
左側にもあります。
前合わせはボタンのみ。
袖口 ストラップとボタンで調整
足首裾
ドローコードは何故か左右で色違い。
表側のプリント色がこんな所に付いています。手作り感いっぱい?
ボタンには星のマークが! よく見ると迷彩のプリントにズレが!
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3 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)の特徴とは?
今回のモデルは、生地がカーキでブラウンとグリーンでスプリンター(破片)迷彩をプリントしてあります。
その後のモデルのように、ブラウンとグリーンが離れているのではなく、一部接触したり上塗りされていますよ。
また、波線はなんか手描きのイメージがあります。
ブルガリアの迷彩は、昔は比較的明るい色調だったのですが、次第に暗くなって行きました。
面白いですね。
4 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1970年代
(推定)
・製造場所 ブルガリア
・契約会社 ブルガリア
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 不明
・各部のサイズ(平置)
着丈 約153センチ
肩幅 約51センチ
身幅 約63センチ
袖丈 約62センチ
股下 約72センチ
裾幅 約24センチ
・状態 中古良品
・官民区分 官給品
・入手方法 ヤフオク
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5 ブルガリア陸軍迷彩カバーオール(その1)まとめ
じつは、もう一つカバーオールをコレクションしていますが、今回のモデルよりさらに明るい色調で、パターンがさらに手描き風です。
(後日分析します。)
ブルガリア軍で何があったのでしょうね。
この迷彩は、メリハリが効いていて、日本のフィールドでも効果ありそうです。
また、ベトナム戦争中のアメリカ特殊部隊員は、パイロットのカバーオールが欲しかったとの証言もあります。
カバーオールは、サバイバルゲームにも使い勝手が良いかもしれませんよ。
昨今、ブルガリア軍ものは、頻繁にオークションでも見かけるようになりました。
でも、比較的新しい時代の物が多いですね。
今回のモデルは、なかなか見かけないです。
でも、気長に網を張っていれば、いつかは入手できます。
諦めないで、網を張って待ちましょう!
今回は、これまでと微妙に違ったブルガリアの迷彩服を紹介しました。
次回は、陸上自衛隊の、ある意味稀少な迷彩服を紹介します。
お楽しみに!
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参考:その他のブルガリア軍装備関連記事はこちらです。⬇︎
ブルガリ軍が影響を受けたと思われる迷彩服はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com ✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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