こんにちは!
今回は、スイス軍のデニムジャケットを分析します。
アメリカ軍のユーティリティジャケットに相当するモデルになります。
意外とファッショナブルで日本でも人気ですよ!
目次
- 1 スイス陸軍デニムジャケットとは?
- 2 スイス陸軍デニムジャケットの全体及び細部写真
- 3 スイス陸軍デニムジャケットその特徴とは?
- 4 スイス陸軍デニムジャケット製造とサイズのデータ
- 5 スイス陸軍デニムジャケットまとめ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 スイス陸軍デニムジャケットとは?
第二次大戦以降の各国軍隊は、それまでの「制服で戦闘する」という常識を棄てて、制服と戦闘服を別々に運用するようになりました。
用途にあった服装をするのは、ある意味当然な事ですね。
我々の私服でもそうです。
お気に入りのスーツを着て、仕事から趣味(バイク、キャンプ、釣りetc)までこなす…っていうのは考えづらいですよね。
(逆に、冠婚葬祭なのに野良着で参加する人もまず居ないでしょう。)
軍隊も同じなんですね。
とは言え制服、戦闘服、作業服などと多種類の被服を開発、支給するのも莫大な費用が掛かるので、概ね「制服」と「その他の用途用」に分けられる事が多いです。
スイス軍も同様で、制服の他に戦闘時にも使用できる作業服を支給していました。
(迷彩が必要な場合は、作業服の上に迷彩スモックを着用していました。)
ところが昨今の世界情勢に鑑み、軍の方針が「迷彩服を標準的に支給する」ように変わったため、それまで使用していた作業服(兼戦闘服)が不要となったのですね。
今回のモデルは、その「不要になった」ジャケットになります。
さてさて、それはどんなジャケットでしょうか?
今回は、スイス軍マニアのみならず、ファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 スイス陸軍デニムジャケットの全体及び細部写真
前面
シンプルですね。
背面
前面裏側
ライニングはありません。
裾付近のポケットが目立ちますね。
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
うなじのサイズタグ
タグ
1989年度契約品です。
前身頃のサイズタグ
エポレットは、テーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
やや角度が付いています。
ボタンで開閉
袖口
ボタンで開閉
前身頃裏側裾にある、ファアーストエイドポケット(救急包帯入れ)
ボタンはスイス軍官給品(リードグリーンです!)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 スイス陸軍デニムジャケットその特徴とは?
デニム生地は、濃淡2色の太いグレイ糸(コットン)で織られています。
明るい側を表側にしていますね。
やや厚くて、とても丈夫そうですが軽量です。
デザインは、エポレット付きの2ポケットシャツタイプでとてもシンプルです。
内ポケットはありませんが、前身頃裏側にファーストエイドドレッシング(救急包帯)ポケットがありますよ。
しっかり戦闘も想定してあるんですね。
(ここは、携帯電話入れとして使えそうです!)
全体的な縫製は、正確かつ丁寧で、強度も十分です。
普段愛用している中古品は、もう25年以上使用していますが、どこも綻びていません。
4 スイス陸軍デニムジャケット製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 スイス
・契約会社 スイス
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 48
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約72センチ
肩幅 約46センチ
身幅 約57センチ
袖丈 約60センチ
・状態 デッドストック
(ホームクリーニング済)
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
5 スイス陸軍デニムジャケットまとめ
世界的に見ると、つい最近まで軍装はOD(オリーブドラブ)またはOG(オリーブグリーン)系のカラーが主体でした。
(このブログのカテゴリー「単色服」を参照願います。)
それに対してスイス軍は、昔からグレイが基調ですね。
今回のモデルもグレイ系です。
しかもデニムなので、軍物に抵抗のある方でも着用できそうですね。
スイス本国では廃止された衣類ですが、その後民間に払い下げられて日本にも沢山入荷しています。
1990年くらいから見かけるようになりましたよ。
当初珍しさもあって高価でしたが、現在はとても安価になっていますね。
ただ、サイズは圧倒的に「48」が多いのが残念ですね。
(しかしデッドストックが入手可能です!)
さて現在の日本は、まだ気温が高いところが多いです。
でもこれから涼しくなっていくことを考えると、これからの季節に丁度良いジャケットと言えますね。
しっかり織られたデニムですので、下にセーターを着込むと、初冬くらいまでなら耐えられそうですよ!
日常的な、ユーティリティ(汎用)ジャケットとして一着いかがでしょうか?
これからの季節におすすめです!
今回は、小粋なスイス軍のデニムジャケットを分析しました。
次回は、ロシア軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
参考:他のスイス軍衣類はこちらです。⬇︎
スポンサーリンク
新品◆実物 スイス軍 1970年代 デニム素材 パトロールジャケット ミリタリー ヴィンテージ Gジャン軍服
スポンサーリンク