今回は、1990年代のスウェーデン軍防寒(サーマル)シャツを分析します。
昨日分析した、フランス軍の防寒シャツと同じ立ち位置の装備ですね。
でも、国によってこんなに違うんですね!
勿論デッドストックですよ!
目次
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1 スウェーデン陸軍防寒シャツとは?
その独特の考え方や個性的な装備で日本でも大人気のスウェーデン。
個人被服も独特ですね。
このブログでも、スプリンター(破片)迷彩の戦闘服(モデル品)を分析しました。
今回は、その戦闘服の下に着るべく開発された防寒シャツです。
よく似たシャツは、ヨーロッパを中心に数多くの軍で開発・支給されていますね。
その中でも今回のモデルは、言わばスウェーデン軍の回答ともいえるモデルです。
さてさて、それはどんなシャツなのでしょうか?
今回はスウェーデン軍マニアのみならず、暖かいシャツを探しているあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
タイトですが、伸縮性があります。
サイズの割にメタボの私でも着用可能ですよ。
背面
(白い斑点は、手や膝をついた跡です。カ◯ではありませんよ!)
前面裏側
背面裏側
タグ(表面)
タグ(裏面)
ジッパー
(メーカーはOPTI)
襟はジップアップでタートルネックに。
裾は後ろ側が長くなっています。
これなら腰を曲げても背中が見えることが無さそうですね。
袖は、同じ生地でできたシンプルなものです。
生地のアップ
セーター見たいな織り方
(糸が細くてより目が細かいですが。)
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3 その特徴とは?
まずその色調ですが、スウェーデン軍物の単色衣料に共通する「グリーン」です。
そうです!
OD(オリーブドラブ)でもOG(オリーブグリーン)でもなく、グリーンです。
しかも、一つ前の航空自衛隊作業服より明るいですね。(←誰もわからない!)
さすがスウェーデン!単色衣料も独特ですね。
生地は、コットン、ポリエステルに加えて、ポリクラールという難燃繊維も織り込まれていますよ。
これは凄いですね。
また、コマンドセーターのような織り方がされていて、保温力がありそうです。
薄く、しなやかで、伸縮力もあります。
袖はラグランスリーブで、袖口にボタン等はありません。
また、裾が後ろ側を長くしています。
しゃがんだりした場合に、背中が露出しないような工夫ですね。
これなら、女性も安心です。
実寸は小さいですが、伸縮するのでアメリカ軍のMまたは40インチを着用する私でも普通に着用可能です。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1992年
製造場所 スウェーデン
契約会社 スウェーデン
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
ポリクラール
(難燃繊維)
表記サイズ 5
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約75cm
肩幅 約45cm
身幅 約46cm
袖丈 約64cm
状 態 デッドストック
官民区分 官給品
入手場所 ヤフオク
入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
実際にこのシャツを着用してみると、身体にフィットして、とても暖かいですね。
(薄いのにイギリス軍やフランス軍の防寒シャツより暖かいですよ!)
生地が薄いので、このシャツを一番下に着ても、その上にまだまだ重ね着ができそうです。
各種セーターやジャケットと合わせると着膨れすることなく、防寒対策ができそうですね。
(こうなってくると、スウェーデン軍のフルジッパーセーターを入手して、合わせて着てみたいです!)
前回のフランス軍防寒シャツよりも生地が薄いので、より汎用性が高いモデルと言えそうです。
このモデルも、あらゆるシーンに使用可能ですよ。
でも、生地の色調に違和感を感じる方がいらっしゃるかもしれませんね。
私もDPMやウッドランドなど、各種迷彩服なら問題なかったのですが、ブラック、OG、ODなどの単色服では、少々違和感を感じました。
(女性の衣料品によく見られるカラーなので、女性には違和感無く使用できるかも。)
とは言え、このモデルも使える暖かいシャツですので、これからの季節にはおすすめですよ。
サバイバルゲーム、野鳥観察、狩猟にどんどん使用してみてくださいね。
今回は、スウェーデン軍の薄くて暖かい防寒シャツを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240304更新)
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参考:他のスウェーデン軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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