こんにちは!
今回は、ブルガリア軍の迷彩服を分析します。
珍しいコートタイプになります。
陸上自衛隊で言うところの「防寒戦闘服外衣」又は「防寒外被」でしょうか?
あまり見かけない装備ですよ!
目次
- 1 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)とは?
- 2 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)の全体及び細部写真
- 3 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)の特徴とは?
- 4 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)の製造とサイズのデータ
- 5 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)まとめ
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1 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)とは?
昨今、日本へはブルガリア軍のパジャマ、シャツ、アノラック、ブランケット、単色ジャケットなど、ありとあらゆる物が輸入されていますね。
文化的な違いから違和感あったり、とても高価なものもありますが、多くは安価で使い勝手の良い物が多いですね。
かくいう私も、密かに(?)ブルガリア軍のブランケット(毛布)を購入して、普段使用していたりします。
(自宅では神(奥)様に捨てられたりするので、単身赴任ならではの楽しみ方ですね。)
しかし迷彩関連の装備となると、入荷量が極端に少ないですね。
また、少なからずブルガリア軍マニアもいるので、入荷しても瞬時に売れてしまう傾向にあるようです。
今回は、そんな状況をかい潜り、偶然入手した迷彩フィールドコートになります。
(恥ずかしながら私はこのコートの存在を知りませんでした。)
さて、どんなコートなのでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)の全体及び細部写真
シェル
前面
今回のモデルは襟にニットが縫い付けられています。
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーとマジックテープです。
タグ
182 100でしょうか?
エポレット
テーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
ブルガリア軍物のアウターとしては、珍しくポケットフラップがあります。
マジックテープで開閉
腰ポケット
角度が付いていて使いやすいですね。
胸ポケットと同様ですが、ポケットフラップは左右非対称です。
袖
シンプルです。
袖口はマジックテープで開閉
ウエスト左右には、ピストルベルト(弾帯)用のループがあります。
背中には、アクションプリーツあり。
背面にはゴムが縫い付けられています。
そのため、ウエストのドローコードはありません。
襟付近から前身頃には、ライナー用のボタンホールがあります。
袖口内側には、ライナー用のナイロン製ループが。
ウエストのゴムはテンション強めです。
ライナー
前面
胴体部分はキルティングですね。
背面
袖口のボタンに注意
前面裏側
背面裏側
前身頃の取付用ボタン
袖は本来二重で、内側の袖には先端にゴムが内蔵されていますが、現在カットされています。
ライナーのタグ
印字が不鮮明になっていて読めません。
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3 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)の特徴とは?
迷彩は、カーキーグリーンをベースにダークブラウンとダークグリーン(濃緑色?)で破片を描いています。
今回のモデルは、グリーンとブラウンが接触していないタイプですね。
また、カーキグリーンの部分には、ダークグリーンの波破線を描いています。
今回の迷彩も、やや暗いタイプです。
生地は、空挺ジャケットとよく似た独特の防風織りです。
デザインは、4ポケットのコートタイプで、着丈がとても長いですね。
ほぼ全面にライニングがあり、専用のライナーが装着できます。
また、今回のモデルはゴムが切られていましたが、本来は袖が二重になっていて防風、防寒対策は万全ですよ。
4 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 ブルガリア
・契約会社 ブルガリア
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 182 100
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約89センチ
肩幅 約49センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約63センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 ブルガリア陸軍迷彩防寒フィールドコート(その2)まとめ
実際に着用してみると、とても暖かいコートですね。
生地も風を通しませんし、ライニングとライナーで保温力もあります。
ただ、着丈には少々違和感を感じます。
普段比較的短いジャケット着用しているためでしょうか?
とても長い印象で、煩わしく感じます。
特にバイクでの使用は、裾のバタつきも含めて使い辛かったですね。
(普通はコート着てバイク乗らんでしょ!しかもオフロードバイク!…と神(奥)様からの鋭い突っ込みが…。)
同じ理由で、走り回るサバイバルゲームにも向いていないようです。
しかし野鳥観察や狩猟には普通に使えそうです。
アウターなので普段着でフィールドまで行き、実際に活動するときのみに着用するという柔軟な使い方もできそうですね。
迷彩パターンは、日本のフィールドでも効果が期待できます。
今年は暖冬傾向で、私の住んでいる地方も例年になく雪が降っていないことから、これからも野生動物の観察に使えそうですね。
(山大好き中年!)
惜しいのは、出回っている絶対数が少ないことです。
でも新しい迷彩服なので、インターネットを中心に網を張って、出てくるのを待ちましょう!
今回は、ブルガリア軍のフィールドコートを分析しました。
次回は、オーストリア軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のブルガリア軍装備はこちらです⬇︎
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陸上自衛隊空挺団の降下訓練はじめに河野防衛大臣が参加していました。
防寒戦闘服外衣の新型を着用していましたよ。
羨ましいですね。
実際にハーネスつけて飛び降りる模擬訓練もやっていました。
自衛隊の最高指揮官がこうやって隊員と一緒に訓練してくれるのは嬉しいですね。
今までにあまり居ない大臣のようです。
もしかしたら、自衛隊を大きく変えてくれるかもしれませんね。
期待しましょう!
読んでいただき、ありがとうございました。
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