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【旧東ドイツの軍服】陸軍空挺迷彩ユニフォーム(レインドロップパターン)とは? 0476 DDR ミリタリー

東ドイツ国旗

今回は、1950年代の旧東ドイツ軍の空挺迷彩服を分析します。

一頃、世界中に氾濫していた東ドイツ軍装備。

でも、空挺関連品は当初から極端に少なかったですね。

とても貴重なものですが、このアイテムもデッドストックですよ!

   目次

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1  旧東ドイツ陸軍空挺迷彩ユニフォーム(レインドロップパターン)とは?

戦争時に、前線(敵と味方が拮抗している地帯)のはるか後方敵地にパラシュートで降り立ち、破壊工作や戦闘を行う空挺部隊。

 

大々的に組織したのは、何とソ連軍で1931年くらいからだとの説がありますね。

 

その後各国で空挺部隊が組織されました。

 

空挺部隊は、軍内でも精鋭が集められて、特別な装備を支給されるのが常識とされていますね。

 

今回のモデルは、そんな空挺部隊に対し、旧東ドイツ軍が支給した迷彩服になります。

 

通常の戦闘服と違って大きく違っている点がありますよ。

 

さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?

 

今回は、旧東ドイツ軍マニアのみならず、将来のことを考えているあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  空挺迷彩ユニフォーム(レインドロップパターン)の全体及び細部写真

ジャケット

前面

胴体にポケットがありません。

他に例を見ない珍しいデザインですね。

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背面

襟、袖にはニットを装備
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前面裏側

左胸の内ポケットに注意

隠しポケットで、表側からは見えませんでした。

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背面裏側
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前合わせはボタンですが…
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こんなふうに3枚重なっています。

防風対策は万全ですね。

大戦中のドイツ国防軍防寒アノラックにも似た処理ですね。
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襟周り

グレイのニット
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サイズタグ
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製造諸元スタンプ

1958年度契約品です。
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左胸裏側には、ホルスターも兼ねた隠し内ポケットが。

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内ポケットの生地は、2本のストラップでジャケットに連結されています。
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ニット付きですが、襟とは材質や織り方の違うニットですね。
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左腕の謎のループ

ボタンで開閉します。
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その下の袖ポケット

2個のボタンで開閉

中央にも謎のループが!
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肘の補強生地

パットが内蔵されています。

(おそらく不織布(フェルト?)では?)
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右袖ポケット

こちらも2個のボタンで開閉
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中には中央に小ポケットがありました。

ペン用でしょうか?
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ウエストのドローコード

右脇腹にあります。

片持ち式ですね。
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すそは、ボタンホールの開いたゴムテープで絞れます。
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ウエストのドローコードはナイロン生地のガイドあり。
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胸の上部や背面には、意味不明のループが。

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トラウザーズ

前面
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背面
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前面裏側
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背面裏側
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前合わせはボタンとホックです。
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サイズタグ

左のDリングは、サスペンダー用
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製造諸元スタンプ
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腰スラントポケット

ループとボタンで開閉
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膝ポケット

こちらは2個のボタンで開閉
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右臀部のポケット

ボタンとループで開閉
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右太腿のストラップ

用途は何でしょう?
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ボタンはパンツァーグラウのプラスティック製
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膝の補強生地

肘と同様に、パットを内蔵

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裾にはコードが縫い付けられていました。
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3  その特徴とは?

迷彩は、専門誌によりますと1970年代に採用されている通称「レインドロップ」と呼ばれるものです。

でも、今回のモデルのスタンプをみると、「1958」という数字が印字されています?

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これはどういうことなのでしょうか?

(もしかしたら、製造または契約年度ではない…のでしょうか?あるいは、空挺部隊のみ遥か以前からこの迷彩服が支給されていたのでしょうか?)

 

パターンは、カーキーグレイの生地に、ブラウンでやや長い破線を描いています。

 

他国の迷彩に比べて、地味でメリハリもなく、効果的ではないという評価もありますね。

 

でも、実際にサバイバルゲームで使用していた後輩に聞くと、フィールドでは効果ありとの報告があります。

 

生地は一般的なツイルで、おそらくコットン製です。

 

目が細かく、防風性能が高そうです。

(肌触りも良いですよ。)

 

デザインは、ジャケットの胴体外側に全くポケットがありません。

 

これは、空挺部隊専用のベストがユニフォームとペアで支給されるためです。

 

しかし、袖ポケット×2、そしてホルスター(拳銃入れ)を兼ねた、隠し内ポケットがあります。

 

トラウザーズは、スラントポケット×2、膝ポケット×2、臀部ポケットで、ウエストにはサスペンダー用のDリングが3個あります。

 

裾にはコードが縫い付けられていて、絞ることができますよ。

 

また、襟や袖はニットになっています。

 

やはり、ある程度の高度からパラシュート降下するために寒気の侵入防止と、パラシュートライン(紐)の引っ掛かり防止のデザインですね。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1958年(?)

・製造場所     旧東ドイツ

・契約会社     旧東ドイツ

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    52

         (日本人のL〜XL)

・各部のサイズ(平置)

           ジャケット

          着丈 約75センチ

          肩幅 約50センチ

          身幅 約62センチ

          袖丈 約65センチ

           トラウザーズ

        ウエスト 約50センチ

          着丈 約111センチ

          股上 約34センチ

          股下 約79センチ

          裾幅 約17センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手場所     愛知県の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

本来なら、専用のベストも同時に分析するべき所ですが、現在特別外出(?)しているようでした。 

 

見つけ次第、追記したいと思います。

 

さて、今回のモデルは迷彩効果はともかく、単体で着用する分には少々使いづらいですね。

ジャケットにポケットが少ないのは致命的です。

 

しかし、逆に市販されているウェブベストやチェストリグが使用できる…と考えると途端に用途が広がりそうですね。

 

ましてやサイドアーム用のホルスターも内ポケットになってることを考えると、これは逆に使える迷彩服なのかもしれませんね。

 

そこで問題になってくるのが、入手です。

 

ただでさえ少ない空挺装備、しかも国が亡くなって約30年…もはや絶滅危惧種になっていますね。

(ユニフォームに加えて専用ベストも少ないですよ。)

 

コアな東ドイツ軍マニア以外は、実用を考えないでコレクションとして大切に保管しておくのが良いかもしれませんね。

 

また将来のことを考えてらっしゃる方は、見つけたら最後のチャンスだと思って入手しておきましょう。

 

将来きっと助けてくれると思いますよ。 

 

今回は、貴重な旧東ドイツ軍の空挺迷彩服を分析しました。

次回は、ドイツつながりで、大戦中の武装親衛隊の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

(20210908更新)

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参考:他の旧東ドイツ軍装備はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com     ✳︎     ✳︎     ✳︎

またまた恐ろしいTwitterを発見しました。

 アルミホイールが変な壊れ方していますね。

ホイールのマークを見ればわかりますが、ヒュンダイ(韓国メーカー)の純正品だそうです。

本体の強度が十分ではなかったのでしょうか?

こんな壊れ方は見たことがありませんね。

これで人身事故に発展したそうです。

 

日本で履いている方は少ない(殆ど居ない?)と思います。

しかしこのホイールを履いた車(ヒュンダイ製車全般も含む)を見つけたら距離をとったりする必要があるかもしれませんね。

 

あなたも気をつけて!

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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