こんにちは!
今回は、中国人民解放軍の古い迷彩スモックを分析します。
おそらく中国初の量産されたオリジナル迷彩服ではないでしょうか?
このアイテムも東京のN商店が大々的に取り扱っていましたね。
今回もデッドストックですよ!
目次
- 1 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックとは?
- 2 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックの全体及び細部写真
- 3 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックの特徴とは?
- 4 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックの製造とサイズのデータ
- 5 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックまとめ
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1 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックとは?
私が初めて今回のスモックを認識したのは、伝説のミリタリー雑誌「PXマガジン」内の記事でした。
いやー驚きました。
何故なら、初めて見たその迷彩服が、とても複雑なパターンで効果的な迷彩だったからです。
当時の人民解放軍は、お世辞にも効果的とは言い難いグリーン単色の人民服を戦闘服としていました。
(旧ソ連から供与された迷彩服も僅かにあったようですが、あまり使用されなかったようです。)
それが、いきなり物凄い迷彩服が出現したのですから大変です。
しかも、購入できるということでさらに驚きました。
(都合二着をGETしましたよ。…独身時代に!)
果たして入手した迷彩服は、仕立ては中国スタンダードでしたが、迷彩は予想以上に素晴らしい物でした。
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
今回は、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックの全体及び細部写真
ジャケット
春夏側前面
複雑な迷彩ですね。
着丈が短い、旧東側のデザインですね。
春夏側背面
なんとなくイギリス軍のDPMに似たパターンもあります。
秋冬側前面
一転単純な迷彩ですね。
秋冬側背面
前合わせはボタンのみです。
タグ
上部が縫い付けられていますが「2」と読めます。
他のデータスタンプやタグは見当たりませんでした。
春夏側胸ポケット
ループとボタンで開閉
袖
袖口はボタンで開閉
袖ポケット
こちらもループとボタンで開閉
裾左右にはゴムを内蔵
秋冬側襟周りのレイアウト
迷彩の効果で、よくわかりませんね。
秋冬側胸ポケット
うなじにはライニングがあって、なんとフードが内蔵されていました。
フードもしっかりリバーシブルですね。
フード縁のドローコードは迷彩生地でできています。
ボタン
アメリカ軍型でブラウンのプラスティック製
春夏側迷彩パターン
トラウザース
春夏側前面
春夏側背面
秋冬側前面
秋冬側背面
前合わせはボタンのみです。
右側面レイアウト
腰のスラントポケット、膝のパッチポケット
膝ポケット
ボタンで開閉
膝には秋冬側に補強生地が縫い付けられています。
股間にも補強生地が。
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3 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックの特徴とは?
迷彩は、春夏側がタンをベースに濃淡4色のグリーンを用いて、刷毛で小さく丸く塗ったようなパターンを描いています。
何処かで見たことがあるパターンだと思ったら、部分的にイギリス軍のDPMに似ていますね。
勿論使用色、色調、パターンの多くは別物ですが、参考にしたのは間違いないようです。
(だから効果的なのですね。)
各色の重なり合っている部分は、別の色調に変化していて、都合6色の複雑な迷彩に見えますね。
一方秋冬型はタンをベースに、濃淡2色のグリーン、ブラウンで斑点を描いています。
春夏側と比べると、シンプルな迷彩と言えます。
時代的に品質管理がおおらかで、両面とも大きく色調の違うモデルも存在しますよ。
生地は薄いコットンの平織りで、ソ連/ロシア軍のスモックなどとよく似た生地です。
デザインは、リバーシブルですが胸や袖のボタンは、春夏側メインで縫い付けられているので、秋冬側を使用する場合はコツが必要です。
構成は、ジャケットが胸ポケット×2、袖ポケットですが、秋冬側に袖ポケットはありません。
トラウザースは、腰スラントポケット×2、膝ポケット×2ですが、秋冬側に膝ポケットはありません。
リバーシブルとは言え、セミリバーシブルですね。
全体的な縫製は、中国スタンダードで必要最小限といった感じですが、スモックなどの簡易衣料品だと考えると、こんなもので良いのかもしれませんね。
4 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 中国
・契約会社 中国
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 2
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約70センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約55センチ
袖丈 約62センチ
トラウザース
着丈 約103センチ
ウエスト 約37センチ
股上 約35センチ
股下 約70センチ
裾幅 約21センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 中国人民解放軍陸軍81式リバーシブル迷彩スモックまとめ
上述の「PXマガジン」の生地には、モデルさんが今回のスモックを着用して、木々の中に居る写真がありました。
(おそらく日本で撮影)
それを見る限りには、迷彩効果が高そうでしたね。
使える迷彩服かもしれません。
ただ、生地が薄く縫製も簡易ですので、衣類としての耐久性には少々疑問です。
元々、人民服の上に着用する迷彩や偽装が目的の簡易衣類ですので、こんなものなのでしょうか?
用途は、日本ではほぼオールマイティと言っていいでしょう!
ただ、ひと頃市中に溢れていたこのスモックも、最近ではめっきり見かけなくなりました。
もしかしたら、もう絶滅危惧種の仲間入りしているのかもしれませんね。
今でももしN商店にあれば、比較的安価に入手できますよ。
(ただし、主に小さいサイズが残っていると思われます。)
また、時々ネットオークションやフリマで見かけます。
予算と相談して入札や購入してみましょう。
進化著しい人民解放軍最初の迷彩服を、あなたもぜひ入手してみてください!
今回は、中国人民解放軍陸軍の古い迷彩服を分析しました。
次回は、アメリカ軍海兵隊の作業服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他の中国人民解放軍装備はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
Twitterでまた危険な記事を見つけました。
⚠️危険⚠️注意⚠️
— まる🐤ハル🐤…🐤🐤..🐣 (@maruharu511) 2020年8月8日
7月末にAmazonで購入した中国製の携帯扇風機ですが…
充電中、大きな音とともに発火🔥
火の粉が飛び散り、本体は溶け
、床は焦げて危うく火事になるところでした😱😭
人気の携帯扇風機、危険な事故が
無いように取り扱いに注意です💦#携帯扇風機 #小型扇風機 #ハンディファン pic.twitter.com/CZOeFqxOsF
ある種ブームの携帯扇風機ですが、この型に限らず中華製は要注意ですね。
あなたの扇風機も気をつけて!
読んでいただき、ありがとうございました。
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