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希少品です!【ロシアの軍服】迷彩ユニフォーム(ウッドランドパターン)とは? 0474 🇷🇺 ミリタリー RUSSIAN ARMY CAMO UNIFORM(WOODLAMD PATTERN)WITH CAMO FIELD CAP 1990S

今回は、1990年代のロシア軍迷彩ユニフォームを分析します。

その迷彩から、アメリカ軍のウッドランドにも似ていますね。

同じ迷彩生地を用いた、別デザインのモデルもあるようですよ。

中古品で破損もありますが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  ロシア軍迷彩ユニフォーム(ウッドランドパターン)とは?

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このモデルを初めて観たときには、まさかロシア軍のものとは思えませんでした。

 

それまでにも全く存在しない系統の迷彩パターンだったからです。

 

でも部署(例えば内務省とか)や下手をすれば同じ部隊内でも、各人が違う迷彩服を着用するロシア軍。

 

こういう迷彩も採用していたのかな…と軽い気持ちで購入しておきました。

(因みに独身時代のことですよ…って誰に言ってるの?)

 

果たして、後にソ連/ロシア軍の迷彩服専門誌を池袋の洋書専門店で立ち読み(!)したときに、同じ迷彩パターンの衣類の写真があって、やはりロシア軍のものであったと安堵した状況です。

 

今回、こうやって分析できることができて。本当に良かったです。

 

旧東側を観ても、類似パターンの迷彩はなかったですね。

 

さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?

 

今回は、ソ連/ロシア軍マニアのみならず、迷彩服コレクター初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

ジャケット
前面f:id:akmuzifal6489:20200802164727j:image

 

背面
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前面裏側
上部のみライニングがあります。
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背面裏側

迷彩は意外に裏側まで透けています。
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前合わせはボタンのみです。
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タグ
ロシア軍としては珍しい表記方法ですね。
民生品でしょうか?
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襟周りのレイアウト
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胸ポケット
マジックテープで開閉
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袖ポケット
左右にあります。
マジックテープで開閉
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袖は余裕のある造り
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肘の補強生地は大きな面積f:id:akmuzifal6489:20200802171940j:image

 

右腕のみ手首付近に細長く小さいポケットが。
ナイフ入れでしょうか?
…とするなら、空挺用なのかもしれませんね。
マジックテープで開閉f:id:akmuzifal6489:20200802160108j:imagef:id:akmuzifal6489:20200802164639j:image

 

袖口はボタンで開閉
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内ポケット
ナイロン製です。
ボタンで開閉
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ライニングは起毛した生地で暖かそうです。
でも面積が少ないですね。
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右裾にはゴムの付いたテープで絞れます。
ロシア/ソ連装備に多い片持ち式ですね。
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トラウザーズ

前面
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背面
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前面裏側
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背面裏側
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前合わせはボタンのみです。
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膝ポケット
側面ではなく、前面にあります。f:id:akmuzifal6489:20200802164837j:imagef:id:akmuzifal6489:20200802164613j:image

 

膝の補強生地
その下部は…
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マジックテープで開閉できました。
そして中には?
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厚いナイロンの袋があって、中に不織布(フェルト?)のパットが。
でも、これだけでも衝撃が幾分緩和されますね。
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裾は二重になっていて、外側の裾にはゴムが内蔵されています。
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内側の裾にはドローコードも完備。
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内側裾はスリット付き
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右腰には、細長い何かを入れるポケットが。
これもソ連時代からの伝統ですね。
ポケットはダットファスナーで開閉しますが、一部のファスナーが紛失
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臀部のポケット
こちらもマジックテープで開閉
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左腰にも細長い何かを入れるポケットがあります。
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コンパートメントが分かれているかと思ったら、2個のポケットが縫い付けられていました。
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おまけ

同じ迷彩生地で製造されたフィールドキャップ
左側面f:id:akmuzifal6489:20210403001726j:plain

 

右側面f:id:akmuzifal6489:20210403001838j:plain

 

内側には耳当てが織り込まれていました。f:id:akmuzifal6489:20210403001950j:plain

 

上面f:id:akmuzifal6489:20210403002012j:plain

 

下面f:id:akmuzifal6489:20210403002116j:plain

 

サイズ表記f:id:akmuzifal6489:20210403002159j:plain

 

耳当ては生地がニ枚あわせなのですが、折り曲げやすいように付け根は一枚でした。f:id:akmuzifal6489:20210403002402j:plain

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3  その特徴とは?

迷彩は、ライトグリーンの生地に、レッドブラウン、ダークグリーン、マホガニーブラウンで雲やアメーバのようなパターンを描いています。

 

メリハリの効いた迷彩ですが、少々ライトグリーンの面積が多いせいか、目に刺激のある印象です。

(なんとなく、大戦中のドイツ軍が開発したライバーマスター迷彩やアメリカ軍ウッドランド迷彩の雰囲気もありますね。)

 

生地は、やや厚くて粗末なコットンツイルで、旧ソ連時代によく用いられていた生地に似ていますよ。

(少々肌触りが悪いですね。)

 

一部にあるライニングは起毛された生地が使用されていますよ。

 

デザインは、ジャケットがエポレットなし、胸ポケット×2、袖ポケット×2の丈がやや短い人民服タイプ。

 

トラウザーズは、膝ポケット×2、臀部ポケット、右太腿に細長いポケット、左太腿に細く短いポケット×2で変則的です。

 

面白いのは、右袖の小ポケットと、左右太腿のポケットです。

 

何を入れることを想定しているのでしょうか?

 

珍しいところでは、膝に不織布のパットが内蔵されていましたよ。

(取り外し可)

 

もしかしたら、空挺装備品なのかもしれませんね。

 

現時点では中古品なので、ほとんどのマジックテープが解れ気味です。

(マジックテープの癒着力(?)が半端なく強いので、なんと取り付けてある縫い目が解れています。)

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1990年代

製造場所    ロシア

契約会社    ロシア

製造会社     〃

材  質    コットン

表記サイズ   不明

      (日本人のL)

各部のサイズ(平置)

        ジャケット

       着丈 約66cm

       肩幅 約51cm

       身幅 約62cm

       袖丈 約59cm

        トラウザーズ

       着丈 約101cm

     ウエスト 約42cm

       股上 約33cm

       股下 約73cm

       裾幅 約17cm

状  態   中古上品

官民区分   官給品

入手場所   ヤフオク

入手難易度  4(極めて困難)

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5  まとめ

写真を撮ってると、段々派手な迷彩に思えてきました。

 

移動間(動いている場合)はともかく、停止間(じっとしている場合)は、かなりの効果を発揮しそうです。

(この迷彩も実際のフィールドで効果を確認してみたいですね。)

 

用途はサバイバルゲーム、野鳥観測、狩猟など、オールマイティに使えそうです。

(膝パットもありがたい装備ですよね。)

 

ただし起毛のライニングでもわかるように、どうやら春秋用のようです。

生地も厚いので、真夏はきついかもしれませんね。

 

残念ながら、この迷彩服も現時点では品薄です。

(旧ソ連、初期ロシアの装備は、全般的にそうなのですが…。)

 

見つけたら、サイズや程度を確認して、良かったら取り敢えず購入しておきましょう。

 

私は、色違いのモデルやデザインの違うモデルを探してみたいと思います。

  

今回は、ロシア軍の珍しい迷彩服を分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20231220更新)

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参考:他のロシア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

  ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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