こんにちは!
今回は、ロシア軍のトロピカル迷彩ユニフォームを分析します。
迷彩服の底なし沼と言われるロシア物の中でも、とても珍しいモデルですね。
入手するまで、こんなデザインの迷彩服があることを知りませんでした。
それはともかく、今回のアイテムもデッドストックですよ!
目次
- 1 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)とは?
- 2 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)の全体及び細部写真
- 3 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)の特徴とは?
- 4 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)の製造とサイズのデータ
- 5 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)まとめ
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1 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)とは?
旧ソ連時代もそうだったと思いますが、同盟国は必ずしも寒冷地にあるわけではないのですね。
例えば、かつてのベトナム。
ベトナム戦争時代は、旧北ベトナムに旧ソ連の軍事顧問が駐留していたことは、今では周知の事実ですよね。
(勿論旧南ベトナムにはアメリカ軍の軍事顧問が駐留していました。)
ベトナムみたいな熱帯では、シベリアで使用している軍装そのままでは、かなり不都合がありますね。
そのため、当然ですが現地に適応した装備が必要になるんですね。
今回のモデルは、ロシア軍が熱帯のどこかの国で使用(?)するために開発した、専用の迷彩ユニフォームになります。
でも、驚くことに迷彩パターンは第二次大戦中のソ連時代に開発されたものの改良版でしたよ!
現代に復活した迷彩と言えそうですね。
さてさて、それはどんな迷彩ユニフォームなのでしょうか?
今回は、ロシア軍マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)の全体及び細部写真
ジャケット
前面
ロシア軍もので半袖は珍しいですね。
背面
前面裏側
内ポケットはありません。
背面裏側
生地が薄いので、迷彩がやや透けていますね。
タグ表裏
前身頃裏側に会った手書きタグ
エポレット
階級章用の生地付きです。
ボタンで開閉
胸ポケット
ボタンで開閉
ポケット本体にはプリーツ付き
(現時点ではボタンホールが小さすぎてボタンが掛けられませんでした。😞)
珍しく半袖です。
しかも短いですね。
裾は人民服タイプで、裾までボタンあり。
裾左右にゴムを内蔵
トラウザーズ
前面
ロシア軍としては珍しく、膝ポケットがありませんね。
背面
左右非対称デザインです。
前面裏側
背面裏側
タグ
右側面レイアウト
ウエスト左右にはゴムを内蔵
腰スラッシュポケット
ヒップポケット
ボタンで開閉
前面にはアイロンを当てなくてもシュっとするように、細くライン状に縫われています。
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3 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)の特徴とは?
迷彩は、ダークイエローに濃淡2色のグリーンで、輪郭が階段状の雲型を描き、所々にマホガニーブラウンで同じようなパターンを小さく描いています。
これは第二次大戦中のソ連軍が、一部の職種(狙撃兵とか)に支給した迷彩と、とてもよく似ています。
1940年代旧ソ連軍狙撃兵用スモックと戦闘服
Dennis Desmond著「CAMOUFLAGE UNIFORMS OF SOVIET UNION AND RUSSIA」より引用
大戦中のモデルの構成色は、ダークイエイローにグリーンとブラックグリーンでしたが、今回のモデルはグリーンの色調が明るく、ブラウンが足されていますね。
色調の鮮やかさが、なんとなく熱帯を連想させますよ。
生地は、コットンとポリエステルの混紡で、軽量で通気性があり、肌触りも良好ですよ。
(サラサラです。)
デザインは、ジャケットがこれも旧ソ連の人民服半袖版といった印象です。
一方、トラウザーズはとてもシンプルで、ロシア本国で使用しているものとは全くデザインが違いますね。
構成は、ジャケットがエポレット付き、胸ポケット×2で袖にはボタンとタブが付いていますが、調整はできません。
トラウザーズは、左右腰スラッシュポケット×2、ヒップポケット×1で膝ポケットはありません。
全体的な縫製は、やや雑なところもあって、強度も足りないところがあるようです。
いろんな意味で、ロシアスタンダードですね。
4 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年代
・製造場所 ロシア
・契約会社 ロシア
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 50
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約70センチ
肩幅 約43センチ
身幅 約59センチ
袖丈 約24センチ
トラウザース
ウエスト 約37センチ
股上 約33センチ
股下 約82センチ
裾幅 約24センチ
着丈 約111センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 大阪の専門店
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5 ロシア陸軍トロピカル迷彩ユニフォーム(旧ソ連大戦パターン改)まとめ
少々疑問に思ったのは、半袖であるというところです。
薄い生地、鮮やかな迷彩で、熱帯雨林などでの使用を考慮していると思われるのですが、半袖なら害虫の侵入や攻撃を受けるのでは?
(ベトナム戦争時のアメリカ軍では、ジャングルファーティーグ袖の切り取りに罰金がありましたね。…それでも改造する者が後を絶たなかったとか😎)
それに、ジャングル戦を想定するなら皮膚が露出して、せっかくの効果的な迷彩が台無しのような気がします。
優秀なロシア軍なので、何か代替手段があるのかもしれませんね。
さて、今回のモデルですが、やはり全く見かけませんね。
ロシア軍専門店(…があるのかどうかはわかりませんが、その方面に強いお店)にはあるかもしれませんが、おそらく高価でしょう。
国内オークションやフリマでも、まず見掛けません。
(出品されるや否や、瞬時に売れている可能性もあります。)
探しているあなたは、海外のオークションを覗いてみましょう。
もしかしたら、出品されているかもしれませんよ。
私は、長袖(ロングスリーブ)と、存在しないとは思いますが、フィールドジャケットを探してみたいと思います。
今回は、とても珍しいロシア軍のトロピカル迷彩ユニフォームを分析しました。
次回は、アメリカ軍のフィールドジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:他のロシア軍装備はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
Twitterで見つけました!
ドライブしてたら隕石みたいなの落ちてきて、死んだと思った。
— nanae (@nanaria___778) 2020年11月28日
📍徳島県 板野インター付近 南東の空 pic.twitter.com/gIvaxjFGCP
比較的近くのように見えますね。
(被害のニュースはありません。)
隕石拾ってみたいですね。
(火球すら見たことがないです😞)
読んでいただき、ありがとうございました。
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