こんにちは!
今回は、スペイン軍の迷彩服を分析します。
以前にも分析しましたが、同じ迷彩パターンで生地の違う少し前のモデルになります。
ところで右袖のパッチ(ワッペン)に戦車が描かれていますが、車種は何だと思いますか?
私は…
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目次
- 1 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)とは?
- 2 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)の全体及び細部写真
- 3 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)その特徴とは?
- 4 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)の製造とサイズのデータ
- 5 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)まとめ
1 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)とは?
第二次大戦前に、スペイン内乱で各国の兵器実験場と化したスペイン。
最終的にはフランコ将軍率いる親枢軸国派が実権を握りましたね。
その一連の戦いでスペインが目の当たりにしたのは、やはりドイツとソ連製兵器の優秀さでした。
(とは言え、当時はどれも然程ではなかったのですが…将来が見えていたのでしょうか?)
以降スペインは、ドイツ系の装備に傾倒していきます。
戦車、戦闘機は言うに及ばず、個人装備の迷彩服や消火器まで影響を受けていましたよ。
しかし、近年では一部アメリカの影響を受け始めているようです。
今回のモデルの迷彩パターンも、アメリカ軍のある迷彩によく似ていますよ!
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
今回は、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)の全体及び細部写真
前面
こうしてみると、左袖上部に縫い付けられている国籍マークが目立ちますね。
背面
迷彩は、アメリカ軍のERDL(ブラウンリーフ)に似ていますね。
前面裏側
生地が厚いので、迷彩は裏側に透けていません。
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
ボタンは襟元の一個を除き、隠しボタンです。
カッコいいですね。
おそらくサイズや製造会社を表記してあるスタンプ
不明瞭で殆ど読めません。😞
エポレット
テーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
ポケット口は、ちゃんと折り返されていて1個のボタンで開閉
袖
補強生地が縫い付けられています。
袖口はマチ付きでボタンで開閉
タグは、二枚あって一枚目(サイズ表記)は印字が喪失😞
辛うじて二枚目の印字(ランドリーデータ)が残っていました。
シルクのような生地
襟には何かの紀章を取り付けるプラスティックの部品が。
(写真は右襟表裏)
部隊(?)パッチ①?
部隊パッチ②
戦車が描かれています。
ネームタグ用マジックテープ
国籍マークのパッチ
サブデュード(低視認化)しないのでしょうか?
官給品ボタン
ピカピカですね。
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3 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)その特徴とは?
迷彩は、色調及びパターンともアメリカ軍がベトナム戦争後に採用したブラウンリーフ迷彩に似ています。
でもそっくり真似たものではなくて、僅かに違ったスペイン軍独自の迷彩ですね。
(アメリカ軍のリーフパターン迷彩も、ドイツ軍のライバーマスターが原型でした。ある意味今回のモデルもドイツ系と言えなくもないですね。)
配色とパターンは、ライトカーキをベースに、ブラウン、ダークグリーン、ブラックで雲、葉、霞などのパターンを描いています。
今回のモデルは、生地がやや厚めのコットンツイルでした。
(リップストップのモデルに比べて、やや通気性が悪そうです。)
デザインはエポレット付き、胸ポケット×2のシャツタイプで、今風ですね。
汎用性が高そうです。
特筆すべきは襟の円形プラスティック製の部品です。
何かの紀章を取り付ける部品でしょうか?
面白いですね。
今回のモデルは、右袖に戦車を描いたパッチ(ワッペン)が縫い付けられていました。
戦車部隊の迷彩服だったようです。
4 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 スペイン
・契約会社 スペイン
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 不明
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約75センチ
肩幅 約49センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約63センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 スペイン陸軍迷彩ジャケット(その3)まとめ
前回分析したリップストップ生地のモデルは、迷彩の色調がメリハリのある鮮やかなものでした。
でも今回のモデルは、中古品ということもあって落ち着いた雰囲気ですね。
これならサバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測のみならず、ファッションにも使えそうです。
生地が厚いので、工夫すれば春や秋でも着られそうですよ。
(こうなってくると、トラウザースが欲しくなってきました。)
じつは、スペイン軍の迷彩装備は品薄です。
また見つかっても程度が今ひとつの場合が多いですね。
コレクター初心者の貴方は、もう少し経験を積んで良品の判断ができるようになってから購入するのが良いでしょう。
比較的新しい迷彩服なので、今後も入手できるチャンスはありそうですよ。
一方、コアなスペイン軍マニアの方は、ぜひ程度にかかわら見つけたら購入しておきましょう。
(程度の悪いものは、修理用の部品採りに使えるかもしれません。)
ところで、右袖のパッチに描かれている戦車ですが、私には第二次大戦中にドイツが開発した4号戦車に見えます。
(アニメ「ガールズアンドパンツァー」で主人公が搭乗していた戦車ですね。)
スペイン軍も偶然入手した4号戦車を運用していました。
もしそうだとしたら、現代では希少なパッチと言えそうですよ!
今回は、スペイン軍の迷彩服を分析しました。
次回は、中国人民解放陸軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のスペイン軍迷彩服はこちらです。⬇︎
おそらくスペイン軍が迷彩の参考にしたと思われるアメリカ軍の迷彩服はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com ✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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