こんにちは!
今回は、グリーンリーフ迷彩の後継として採用されたアメリカ軍のブラウンリーフ迷彩服を分析します。
ウッドランド迷彩に繋がるモデルですよ。
目次
- 1 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)とは?
- 2 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)の特徴とは?
- 4 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)の製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)まとめ
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1 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)とは?
ベトナム戦争中に採用された画期的かつ効果的なグリーンリーフ迷彩でしたが、あまりにもジャングルに特化した迷彩であったため、ベトナム等の森林以外の地域においては逆に違和感を感じる迷彩でした。
ベトナム戦争当時のグリーンリーフ迷彩服の記事はこちらです。⬇︎
そこでアメリカ軍は、既存のグリーンリーフ迷彩で使用されているカラーの一部を変更したモデルを採用しました。
それがいわゆるブラウンリーフ迷彩と呼ばれているモデルになります。
初期型こそグリーンリーフの色違いでしたが、後期型は迷彩パターンも若干変更しました。
今回のモデルは後期型でグリーンリーフとの差がより顕著に出ています。
どう違うのでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)の全体及び細部写真
前面
後期型なので迷彩各色の境界が、ハッキリしています。
背面
一番明るい迷彩色はカーキです。
前面裏側
裏地はライトグリーンですね。
背面裏側
迷彩は少し透けています。
タグ(サイズ部分)
タグ2(ランドリーデータ部分)
胸ポケット
2個のボタンで開閉
腰ポケット
同様に2個のボタンで開閉
左胸ポケットフラップ付け根にはスリットがあって、ペンが差せます。
ポケット内部には専用の小さいポケットが。
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3 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)の特徴とは?
迷彩は、グリーンリーフ迷彩で一番明るいカラーであったライトグリーンを初期型ではライトブラウンに変更。
後期型ではカーキに変更されました。
また後期型は、各迷彩色の境界がハッキリしていて、グリーンリーフや初期型ブラウンリーフに施されていたボカシが省略されています。
これによって、全体的に茶色味を持った迷彩になり、全く違う印象になりました。
生地やデザインは、以前分析したベトナム戦後モデルと同じです。
過去のベトナム戦後モデルの記事はこちらです。⬇︎
4 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1981年
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ M–L
・各部のサイズ(平置)
着丈 約80センチ
肩幅 約45センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約61センチ
・状態 中古並品
・官民区分 官給品
・入手方法 愛知県の専門店
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5 アメリカ陸軍迷彩ジャケット(ブラウンリーフ後期型)まとめ
ベトナム戦争後に新しく採用されたブラウンリーフ迷彩ですが、使用期間は短かったです。
その間、グリーンリーフとブラウンリーフのハイブリッド迷彩服なんかも製造され、一部で混乱が起きていた様です。
その後アメリカ軍は、さらにブラウンリーフを改良してウッドランド迷彩を完成させます。
アメリカ全軍が採用することになる有名な迷彩ですが、ルーツは今回のブラウンリーフでした。
迷彩服マニアによっては、この後期ブラウンリーフ迷彩こそが、最良の迷彩と信じて疑わない方もいらっしゃるほど人気の迷彩服です。
(私はグリーンリーフが好きなのですが。)
使用期間、製造期間が短いせいもあってか、現時点では品薄が続いています。
でも、じっくり探せば見つかりますので、諦めず探してみましょう。
購入の際は、バリバリに糊付けされていて、破損等がよくわからない場合があります。
損傷や修理を念入りに確認して購入しましょう。
今回は、アメリカ軍のブラウンリーフ迷彩の戦闘服を分析しました。
次回は、宿敵(?)ロシア軍の迷彩服を分析します。前回の続きになります。
お楽しみに!
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参考:同じ生地をもちいたモデル品M65はこちらです。⬇︎
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北海道でヒグマが民家にも出没して、住民に被害が出ているというニュースを観ました。
日本で唯一と言ってよいほどの猛獣です。
遭遇して襲われると、人間なんてひとたまりもないので恐ろしいですね。
クマさんの種類は違いますが、最近は日本全国で多くの市街地に出没しているようです。
でも、そもそもクマさんは、なんで人間界へ来るのでしょうね?
たまたま山々に食料が少なかったからでしょうか?
昔はこんなに多くなかった気がするのですが…。
私はクマさんに襲われた事はないので、偉そうな事は言えません。
でも、発見したら直ちに撃ち殺す…これが正しい事なのでしょうか?
我々人間には、もっともっと、他にできることがあるように思えてなりません。
同じ日本に、同じ地球に住む仲間同志なのですから、もっと優しく接するべきではないでしょうか?
(イルカさんの「いつか冷たい雨が」という唄を思い出しました。)
どうかクマさんと地域の人々に、これ以上の犠牲が出ませんように。
読んでいただき、ありがとうございました。
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