いつだってミリタリアン!

軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーグッズのブログです。集めたミリタリーグッズを豊富な写真でゆっくり公開中!初心者コレクターの疑問点を解消します!

本サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

冬用です!【ブルガリアの軍服】陸軍防寒空挺迷彩ジャケット(ライナー付)とは?0019 🇧🇬ミリタリー

f:id:akmuzifal6489:20211105063622p:plain

今回は、1980年代のブルガリア陸軍防寒空挺迷彩ジャケットを分析します。

ブルガリア軍伝統の迷彩パターンが魅力ですね。

また、独特のライナーも付属していました。

中古品ですが、程度は良好ですよ!

   目次

スポンサーリンク

 

 

 

スポンサーリンク

1  ブルガリア陸軍防寒空挺迷彩ジャケット(ライナー付)とは?

特殊な装備を支給されることの多い空挺部隊。

 

ブルガリア軍も各国と同様、独特の装備を支給していますね。

 

今回のモデルは、その中でも空挺部隊専用の防寒迷彩ジャケットになります。

 

必要最小限の装備で敵陣に降り立ち、各種作戦を遂行するための、特殊なデザインなのが、とても興味深い一品です。

 

面白いことに伝統の迷彩パターンを採用しながらも、色調がグリーンベースになっていますよ。

 

冬用装備としては珍しい配色ですね。

 

さてさて、それはどんな防寒空挺迷彩ジャケットなのでしょうか?

 

今回は、ブルガリア軍装備マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  空挺迷彩ジャケットの全体及び細部写真

前面  

パラウイングパッチに空挺のプライドを感じますね。  

でも、野戦では目立ちそうです…😓

襟はフランス等のスモックのようにスタンドカラーです。

f:id:akmuzifal6489:20190416104809j:image

 

背面  

腰にゴムが内臓されていますよ。

(東欧軍の装備に多いデザインですね。)
f:id:akmuzifal6489:20190416104939j:image

 

前面裏側  

前合わせは、ダットファスナーとジッパーです。

(中央の胸内ポケットに注意)
f:id:akmuzifal6489:20190416104757j:image

 

背面裏側  

ほぼ全面にライニングが用意されています。  

英軍風に言うとフルラインでしょうか?
f:id:akmuzifal6489:20190416104903j:image

 

裏側からの袖口
f:id:akmuzifal6489:20190416105001j:image

 

内ポケット

ジッパーで開閉
f:id:akmuzifal6489:20190416104844j:image

 

タグ表側

このマークを覚えておきましょう。
f:id:akmuzifal6489:20190416104926j:image

 

タグ裏側  

うーん読めません。

不勉強で申し訳ありません。
f:id:akmuzifal6489:20190416104800j:image

 

ジッパープルタブ

刻印等はありません。

ジッパー生地と共にダークブラウンですね。
f:id:akmuzifal6489:20190416104907j:image

 

パラウイングと右胸ポケット  

フラップ付きのスラッシュポケット

ダットファスナーで開閉

f:id:akmuzifal6489:20190416104953j:image

 

左胸ポケットと袖ポケット

胸ポケットは、AK系のマガジンパウチ(弾倉入れ)でしょうか?  

マジックテープで開閉

袖ポケットはジッパーで開閉

(表面にペンポケット付き)
f:id:akmuzifal6489:20190416104916j:imagef:id:akmuzifal6489:20190416104836j:image

 

腰のスラッシュポケット  

使いやすい場所にありますよ。

角度も計算されてますね。
f:id:akmuzifal6489:20190416104936j:image

 

腰背面ポケット  

ジッパーで開閉

プルタブがヒョウタンみたいになっていますよ。

(各ポケットもそうですね。なんか可愛いです。)
f:id:akmuzifal6489:20190416104747j:imagef:id:akmuzifal6489:20190416104932j:image

 

こんな風に左右に入口があって、中は通じています。

珍しいデザインです。
f:id:akmuzifal6489:20190416104945j:image

 

裾にはドローコードを装備

ヨーロッパ物の定番ですね。

f:id:akmuzifal6489:20190417152213j:image

 

左袖にも小さなポケットあり。

ファーストエイドドレッシング入れでしょうか?  

マジックテープで開閉

袖口はマチ付きで、ダットファスナーとジッパーで開閉
f:id:akmuzifal6489:20190416104911j:imagef:id:akmuzifal6489:20190416104840j:image

 

エポレット  

短いタイプです
f:id:akmuzifal6489:20190416104822j:image

 

襟の後部にジッパーがあり、中にダークブルーグレイの簡易フード装備  

ナイロン製
f:id:akmuzifal6489:20190416104813j:image

 

一応フード用ドローコードもあります。  

ここは同じ迷彩のフードが良かったのでは?

(使うことは無いのかもしれませんが…。)
f:id:akmuzifal6489:20190416104949j:image

 

ライナー

分厚いですが、軽量です。

ちゃんと襟とジッパーがついていて、単体でも着用可能!
f:id:akmuzifal6489:20190416104818j:image

 

側面にはマホガニーブラウンのニットを装備  体にフィットします。
f:id:akmuzifal6489:20190416104921j:image

 

プラスティックのジッパー  

複雑な挿入口
f:id:akmuzifal6489:20190416104828j:image

 

ライナー装着時  

もこもこです。
f:id:akmuzifal6489:20190416104804j:image

 

ライナーの襟は折り返すことで、タートルネックになります。

これで寒い冬でも安心!
f:id:akmuzifal6489:20190416104957j:image

 

勿論、立てることもできます。

今回のライナーは、奇跡的にジャケットと迷彩色調が同じです。
f:id:akmuzifal6489:20190416104855j:image

 

ライナーに縫い付けられたタグ

本来支給されたら外すものでしょうか?

手書きのシリアルナンバー的表記
f:id:akmuzifal6489:20190416104850j:image

スポンサーリンク 

 

 

 

スポンサーリンク

3  そ特徴とは?

f:id:akmuzifal6489:20211105063901p:plain

迷彩は、ライトグリーンをベースに、マホガニーブラウン、ダークグリーンを用いて、破片(スプリンター)のようなパターンを描いています。

 

しかもベース色の部分には、ダークグリーンの縦波線を描いていますね。

 

これはブルガリア軍伝統の迷彩で、原型は第二次大戦中のドイツ空軍空挺迷彩スモックとされています。

 

ただし、以前紹介した同じくブルガリア軍の迷彩シャツと比べると、ベースとなる色調が全く違っていました。

 

前回分析した迷彩シャツ

ブルガリア軍迷彩シャツ(ライトグレイグリーンベース)

 

今回のモデル

ブルガリア軍空挺防寒迷彩ジャケット(ライトグリーンベース)

これだけで迷彩の印象が全く変わりますね。

 

また、迷彩生地はコットンと化繊の混紡で、独特の防風織されていますね。

 

分厚いライナーと合わせることによって、高い防寒性能を発揮します。

 

デザインは、胸ポケット×3、腰ポケット×2、背面裾大型ポケット、袖ポケット×2、内ポケットで、左胸ポケットはマガジンパウチを、右袖ポケットはファーストエイドドレッシング入れのようです。

 

面白いのは、背面裾の大型ポケットで、左右の腰にジッパーがあり、開くと一つの大きなポケットになっています。

(ローデシア軍でも同じような装備がありましたね。)

 

腰にはゴムは内臓、ドローコードはありません。

 

全体的な縫製は、正確かつ丁寧で、上質な仕立てです。

4  製造とサイズのデータ

f:id:akmuzifal6489:20211105064221p:plain

・製造又は契約年度 1980年代

・製造場所     ブルガリア

・契約会社     ブルガリア

・製造会社      〃

・材  質     コットン

          アクリル(推定)

          ナイロン

・表記サイズ    不明

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約84センチ

          肩幅 約47センチ

          身幅 約56センチ

          袖丈 約60センチ

・状  態     中古極上品

・官民区分     官給品

・入手方法     ヤフオク

・入手難易度    3(困難)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

5  まとめ

f:id:akmuzifal6489:20211105063806p:plain

写真を撮ったり着てみたりすると、このジャケットが本当に兵士の為に作られていることがよくわかります。

 

ベースの色調が暗くなったのでフィールドでどんな見え方をするのでしょう?

 

これも日本のフィールドで効果を確かめたいですね。

 

冬場の無雪地帯におけるサバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測、キャンプなどに使用できそうですね。

 

この色目なら、ファッションアイテムとしても使えそうですよ。

(個性的な迷彩なので、映えるかもしれませんね。)

 

ただし、ライナーを装着して着用すると、モコモコになって動きづらいです。

(あとシルエットが丸くなります。)

 

残念ながら日本でも数少ないブルガリア軍装備。

 

その中でもさらに少ない空挺装備なので、このモデルも入手困難品と言えます。

 

やはり大手ショップよりはオークション(できれば海外の)やネットショップで見掛けることが多いですね。

 

探しているあなたは、ぜひネット系を覗いてみてください。

 

今回は、ブルガリアの珍しい空挺防寒迷彩ジャケットを分析しました。

 

いやー軍装品って本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20211107更新)

スポンサーリンク

 

 

 

スポンサーリンク

参考:その他のブルガリア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎

🇧🇬ブルガリア(Bulgaria) カテゴリーの記事一覧

www.military-spec-an.com

ブルガリア軍スプリンター迷彩の原型となった迷彩に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

     ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

(この記事は、2019年4月に掲載したものに、加筆・修正を加えたものです。)

スポンサーリンク


古着 ブルガリア軍実品 迷彩柄 ミリタリー フィールドコート メンズXL /eaa193261 【中古】 【211017】


古着 ブルガリア軍実品 迷彩柄 ミリタリー フィールドパンツ トラウザー メンズM /eaa201729 【中古】 【211023】

スポンサーリンク

Binary Star

Binary Star

  • SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
remember

remember

  • Uru
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes