こんにちは!
今回は、平年ならこの時期でも使用できる、フランスの砂漠用迷彩服を紹介します。
目次
1 フランスの軍服 陸軍迷彩半袖シャツ(デザートパターン)とは?
迷彩服の着用を、外人部隊の一部に限定していたフランス軍ですが、世界的に波及している個人用迷彩服装備の波には勝てず、順次迷彩服を開発、試験しました。
そして1990年代(諸説あります。)に独自の迷彩服を支給開始しました。
最新の迷彩は、2色で大まかな帯状パターンを描くというものです。
今回のモデルは、そのうち乾燥地帯で使用される夏用のシャツになります。
日本ではチャドシャツとして有名で、元々はオリーブグレイの生地で作られていたものを、デザートパターンに変えただけのものです。
因みに迷彩は、一般用の迷彩の色違いですよ。(多くの国がそうしていますね。)
2 シャツの全体及び細部写真
前面
後面
前面裏側
背面裏側
マチ付き胸ポケット ボタンで開閉 ネーム及び階級章装着用のマジックテープに注意
エポレット テーパー付き
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3 気になる特徴は?
迷彩パターンは、肌色に近いタンをベースに、濃淡2色のブラウンで帯状迷彩を描いています。
フランス軍の想定した乾燥地帯は、どこだったのでしょうね?
第二次大戦中の北アフリカで「行方不明になった米軍B−24の発見」事件以来、デザートの基本色は「ピンク」になってしまいましたね。もっとも現在では、「ピングがかったタン」が主に使用されていますが。
今回のモデルも、そのカラーをしっかり踏襲していますよ。
デザインは、そのままチャドシャツなので、使い勝手は同じです。
今回のモデルは、ネームタグやタンクを装着させるマジックテープがODですが、タンのモデルも存在します。
4 製造とサイズのデータ
・製造年又は契約年度 1990年代
・製造場所 フランス
・契約会社 フランス
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 43/44
・各部のサイズ(平置)
着丈 約72センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約63センチ
袖丈 約24センチ
・状態 中古良品
・官民区分 官給品
・入手方法 愛知県の専門店
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5 まとめ
ショートスリーブ(半袖)なので、フィールドでの使用は限定的になりそうです。
また、一般的な迷彩に見えないことから、逆にシティユースには向いているかもしれませんね。
オリーブグリーンのチャドシャツは、生地がヘリンボーンだったと記憶していますが、このモデルは普通のコットンツイルでした。なので、水濡れでは少し乾燥が早い気がします。
また汗染みが目立たないのも助かりますね。
じつはこの迷彩の通常服を、まだ入手できていません。最近見かけなくなりました。どうしましょう?
今回は、フランスのデザート迷彩服を紹介しました。
次回は、多くの誤解とともに忘れ去られた悲劇のフライトジャケットを紹介します。お楽しみに!
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ところで、GWはここ数年仕事で休めていません。
特に今年度は、元号が「令和」に変わるので、ちょっと忙しいですね。
でも、良いこともあります。
じつはこの時期、通勤路には「ハマダイコン」の花が沢山咲いてて癒されるのです。
可愛いですよね、ハマダイコン❤️ ダイコンというだけあって食べられるのだとか。
でも花を見てるだけで、もう満足です。(桜のあとの楽しみです。)
皆さんは、しっかりGWを楽しんでくださいね。
読んでいただき、ありがとうございました。