今回は、1960年代のハンガリー陸軍迷彩スモックを紹介します。
春を感じさせる迷彩(?)が魅力的ですね。
デザインはどこかで見たことがあります。🤔
残念ポイントもありますが、程度は良好ですよ!
目次
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1 ハンガリー陸軍迷彩スモック(フラワーガーデンパターン)とは?
世界の迷彩服の中には時として、「何故これを採用したの?」と考えざるを得ないものが存在します。
古くは、ドイツ軍のライバーマスター、旧チェコスロバキアの「ゼットン」迷彩等々、枚挙にいとまがないですね。
勿論、各国としては真面目に検討して採用したことはいうまでもありません。
ですが、どうしても納得のいかないものがあるのも事実。
今となっては採用の根拠は知る由もありませんが、後世に大きな謎を残したのは事実のようですね。
今回紹介する迷彩服もその一種です。
第二次大戦で枢軸国側にならざるを得なかったハンガリー。
軍装でも一部のデザインはドイツの影響を受けているようですね。
今回のモデルは、一見デザインがかつてのドイツ武装親衛隊の迷彩スモックに似ています。
でも迷彩パターンは、春を感じさせる独特の色調になっていますね。
さてさて、それはどんな迷彩スモックなのでしょうか?
今回は、ハンガリー軍装備マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
前合わせ葉ボタンのみです。
背面
前面裏側
背面裏側
裏側には殆ど透けていません。
腰ポケット
ボタンで開閉
ウエストはゴムを内臓
右袖の修理跡
唯一のタグ
袖は二重袖で、内側袖はゴムを内臓
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3 その特徴とは?
迷彩はとても鮮やかで、ダークイエローの生地に2色のグリーンとブラウンでギザギザの葉のようなパターンを描いています。
ダークイエローが塗り残されているため、花のように見えるのが特徴です。
暖かい感じがする素晴らしい迷彩ですね。
まるで、菜の花畑で効果を発揮するように作られた…と思えるほどです。
生地も独特の織り方で、ブルガリアの空挺迷彩スモックによく似ています。
(いわゆる防風織でしょうか?)
デザインは、旧ドイツ軍の武装親衛隊や国防軍のスモックを思い起こさせますが、前合わせはボタンで全開できます。
そして珍しくフードが付いてますよ。
変わった所では、袖先が二重になっていて、内側には風の侵入を防ぐためにゴムが内臓されています。
外側にはストラップがあって、折り返すことで手首部分を絞ることができます。
今回のモデルは一部に破損がありましたが、丁寧に補修されていました。
全体的な縫製は、さすがハンガリー製で、とても丁寧かつ正確な仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1960年代
製造場所 ハンガリー
契約会社 ハンガリー
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 2
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約72cm
肩幅 約56cm
身幅 約70cm
袖丈 約58cm
状 態 中古並品
官民区分 官給品
入手方法 ヤフオク
入手難易度 4(極めて困難)
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5 まとめ
迷彩は鮮やかですが、それなりに分裂効果があるのではないでしょうか?
この迷彩も、日本のフィールドでどう見えるのか、試してみたいですね。
サバイバルゲームでは、思わぬ注目を浴びそうです!
…逆に標的になるかも。
(誰もどこの国の装備かわからないでしょうね!)
細かい迷彩ですので、狩猟や野鳥観察には向いているかもしれません。
残念ながらファッションには向かないモデルで、かなりの上級者でもアレンジに手こずるでしょう。
(でも、女性なら上手に使ってもらえるかもしれませんね。)
ハンガリー本国では、おそらく既に廃止されているであろう今回のモデル。
そのせいか、日本でも数が極端に少ないですね。
もし見つけたら、少々程度が悪くても、積極的に保護してあげましょう!
(勿論、絶滅危惧種ですよ!)
今回は、鮮やかな色調で春を感じさせるハンガリー軍迷彩スモックを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240925更新)
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参考:その他のハンガリー軍のアイテム関連記事はこちらです。⬇︎
世界の迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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