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どこかで見た迷彩です!【国籍不明】雲型迷彩パーカーとは? 0188 Unknown nationality ミリタリー UNKNOWN NATIONALITY CLOUD CAMO PARKA

今回は、国籍不明の迷彩パーカーを分析します。

前のオーナーからは、ベルギー軍迷彩服ということで入手しました。

でも、違うような気がしますね。

(ご存知の方、ご教示お願いします。)

   目次

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1  国籍不明軍雲型迷彩パーカーとは?

f:id:akmuzifal6489:20190920132914j:image

ミリタリーコレクションを進めていくうちに、いくつか製造国のわからないアイテムに出会すことがあります。

 

それは時に、現地で製造されたローカルメイド品だったり、兵士が持ち込んだ私物だったりします。

 

あるいは、特殊な作戦専用に製造されたものもありますね。

 

今回のモデルは、迷彩パターンはフランスに使用例が見られます。

(あくまでよく似てるというレベルですが…。)

 

でもその他の特徴は、フランスらしさがなく、悩ましいアイテムと言えます。

 

こんな製品が見つかるのも、永いコレクションならでは…のことですね。

 

さてさて、それはどんな迷彩パーカーなのでしょうか?

 

今回は、迷彩服コレクションベテランのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

前面
色調がなんとなく自衛隊の1型迷彩(通称:熊笹迷彩)に似ていますね。f:id:akmuzifal6489:20190920132914j:image

 

背面
パターンは、雲型ですが、垂直に流れるのは珍しいです。
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前面裏側
上部にベージュのライニングがあります。
f:id:akmuzifal6489:20190920132846j:image

 

背面裏側
f:id:akmuzifal6489:20190920132840j:image

 

前合わせはジッパーとダットファスナーです。
f:id:akmuzifal6489:20190920132906j:image

 

エポレットはテーパー無しの短いクサビ型です。
珍しいタイプでねす。
f:id:akmuzifal6489:20190920132852j:image

 

胸ポケット
ボタンで開閉
ポケットフラップにはODの裏地が。
そこには数字が記入されていました。これの意味するところは?f:id:akmuzifal6489:20190920132843j:imagef:id:akmuzifal6489:20190920132924j:image

 

腰ポケットも同様です。
f:id:akmuzifal6489:20190920132926j:imagef:id:akmuzifal6489:20190920132835j:image

 

ポケットはいずれも下端がカットされているタイプです。
f:id:akmuzifal6489:20190920132911j:image

 

ライニングは、裏側がピンク色のゴムでコーティングしてありました。
これなら少々の雨でも大丈夫です。
f:id:akmuzifal6489:20190920132849j:image

 

ジッパー差込口やスライダーのプルタブは、イタリア軍物に似た刻印です。
(ジッパーの歯が噛み合ってないですね。)f:id:akmuzifal6489:20190920132929j:imagef:id:akmuzifal6489:20190920132917j:image

 

ダットファスナー裏側の刻印は英語?
f:id:akmuzifal6489:20190920132920j:imagef:id:akmuzifal6489:20190920132900j:image

 

ボタンは、パンツァーグラウ(!)のプラスティック製です。
f:id:akmuzifal6489:20190920132854j:image

 

袖のタブ
調整機能はなくて、ただの飾りです。
航空自衛隊の雨衣みたいですね。
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フード
シンプルです。f:id:akmuzifal6489:20191006182953j:image

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3  その特徴とは?

まず迷彩ですが、ライトグレイグリーン(明灰緑色?)をベースに、レッドブラウン、ディープグリーン(濃緑色?)とブラックで雲型を描いています。

 

通常この迷彩は、横に流れる場合が多い(ベルギーのジグソーパターン参照)のですが、縦に流れていますよ。

(ベトナム戦争当時のタイガーストライプや、それをコピーした東京老舗SHOPの迷彩服に僅かな例がありますね。)

 

でもこの縦迷彩は、着用しての移動間にはむしろ目立つという説があります。

 

生地は、ごく普通の薄手コットンですが、やや緻密に織られています。

 

デザインは、4ポケットでフード付のコートタイプ。

 

特筆すべきは肩から胸そして背中上部まで、防水のライニングがあることです。

 

屋外で機能的に使えるパーカーという印象を持ちました。

 

しかし、タグやスタンプは一切ありません。

 

全体的な縫製は、丁寧な部分と雑な部分が混在する面白い仕立てです。

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 不明

製造場所    不明

契約会社    不明

製造会社     〃

材  質    コットン

        ポリエステル

表記サイズ   不明

(サイズ感は日本人のL)

各部のサイズ(平置)  

       着丈 約74cm

       肩幅 約48cm

       身幅 約61cm

       袖丈 約55cm

状  態   中古上品

官民区分   不明

入手場所   ヤフオク

入手難易度  4(極めて困難) 

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5  まとめ

細部を見ると、ますますわからなってきましたね。

 

どこの国の特徴も見当たりません。

 

これは…とても面白いです!

 

あるいは民生品の狩猟用パーカーしれません。

 

でも、それならしっかりしたタグがあったりしますよね。

(今回のモデルには、タグを取り去った跡もないです!)

 

私が過去に見たこのパターンの迷彩服は、1970年代のフランス軍で、バイクの乗った兵士が着用していたものです。

 

ナイロン製の防寒パーカーでした。

(これはトライアル(試験)パターンということでしたが…。)

 

またこのパターンを横にしたものは、クロアチアの兵士が着ていたとの記憶があります。

 

謎が謎を呼び、解明できないままではありますが、これからも調査を続けたいと思います。

 

今回は、国籍不明の迷彩パーカーを分析しました。

(皆々様からの情報をお待ちしております。

いやー軍装品って、本当に面白いですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20231223更新)

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参考:他の国籍不明迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

  *     *     *

読んでいただき、ありがとうございました。

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