こんにちは!
今回も、イタリア軍の迷彩服を分析します。
精強で有名な、サン・マルコ海兵団専用の迷彩服ですよ。
(よく似た名前のカフェとは、全く関係ないようです!)
目次
- 1 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットとは?
- 2 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットの全体及び細部写真
- 3 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットの特徴とは?
- 4 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットの製造とサイズのデータ
- 5 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットまとめ
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1 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットとは?
最近陸上自衛隊にも「水陸機動団」が新編されましたが、他国では以前から「海兵隊」という部隊がありました。
真先に敵地に乗り込んで戦う厳しい任務からか、並大抵の兵士では務まらないとされています。
そんな海兵隊には、兵士の士気を上げるために、独特の装備を支給する場合があります。
イタリア軍も同様で、サン・マルコ海兵団のみで使用する装備を支給しています。
今回のモデルは、そんなサン・マルコ専用の迷彩服になります。
さて、どんな迷彩服なのでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットの全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
表側は日射による退色がないので、色調が濃いですね。
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
タグ
半分消失しています。
イタリア語…勉強しておきます。
襟の星がイタリア軍を主張していますね。
胸ポケット
2本のハの字にタックが入っています。
ボタンで開閉
ポケットの外側隅には水抜き穴が。
前身頃のランクスライド(階級章用タブ)
右胸ポケット
右側にペンポケットがあります。
ポケットフラップには、翼を持ったライオンのパッチ(ワッペン)が!
左袖ポケット
ポケットフラップなしで、内部の マジックテープで開閉
袖口
ボタンで開閉・調整
裾は再度は生地が追加されて補強されています。
襟はチンストラップでスタンドカラーになります。
でも、三角形の隙間ができます。
何とアクションプリーツが、身体の内側に向いています。
これなら、引っかかって破損する確率が下がりますね。
ウエストには、調整用タブがあります。
肘の補強布
面積が広いです。
肩から鎖骨付近までの裁断が変わっています。
補強も兼ねているようです。
脇には放射状にボタンホールが!
通気孔のようです。
裏側からのプリーツは、当然外に向けて開いています。
珍しく左ポケット裏側内ポケットがあります。
中のマジックテープで開閉
袖の裏側には、袖をロールアップした時に留めるストラップあり。
ヨーロッパ物には多い装備ですね。
3 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットの特徴とは?
迷彩は、ライトレッドブラウンをベースに、ダークイエロー、グリーン、ホワイト、ブラックの雲型を不規則に描いています。
また、各カラーの境界がボカされていますね。
まるで、エアブラシで迷彩を塗装したようなイメージです。
(初めて見たとき、ペンキ屋さんの作業つなぎを連想しました。)
全体的に赤みが強いのも、イタリア軍迷彩の特色ですね。
生地は薄く軽量ですが、緻密に織られたもので、ギャバジンに近いです。
(高級そうです!)
デザインは、一般的な2ポケット+袖ポケットのシャツタイプですが、細部は独特です。
肩や肘には大面積の補強生地が縫い付けられています。
かつてのようなゴムパットは内蔵されていません。
ポケットには二本のタックがあって、、いつもシワが寄ってるように見えます。
特筆すべきはプリーツで、通常身体の外側に開いている場合が多いのですが、このジャケットは内側に開いています。
これで機材や施設に引っ掛けて、破損するなどの確率が減りますね。
4 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年代
・製造場所 イタリア
・契約会社 イタリア
・製造会社 〃
・材質 コットン
難燃繊維(?)
・表記サイズ 不明(印字消失)
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約79センチ
肩幅 約52センチ
身幅 約64センチ
袖丈 約62センチ
・状態 中古並品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
5 イタリア陸軍サン・マルコ海兵団迷彩ジャケットまとめ
この迷彩服も、近くで見たらインパクトがあります。
着用してみると身体にフィットしていて、動きやすいです。
見た目違和感のある背中のアクションプリーツも、腕の動きに連動していますよ。
レベルの高い、戦闘服と言えそうです。
見た目のカッコ良さを重視してきたイタリア軍も、本質に目覚めたのでしょうか?
好感の持てるモデルに仕上がっていますね。
ただ、迷彩は日本のフィールドでは、少々浮いてしまうかもしれませんね。
サバイバルゲームでは、使用場所や季節が限定されそうです。
(イタリア軍のウェポンや装備が少ないのが難点ですね。)
一方野鳥観測では、比較的小さなパターンで構成されている迷彩ですので、効果がありそうです。
(私見)
残念なのは、現在払い下げられて支柱に出回っているモデルの程度です。
払い出されるものは使用感がたっぷりな、悪く言えはボロボロのものが多く、特にトラウザースはほぼ全滅ですね。
未使用品が欲しいです。
本国ではモデルチェンジされたという情報もありますので、本当ならそのうち入荷するかもしれません。
欲しい方は寝て待ちましょう!
今回は、イタリア海軍所属サン・マルコ海兵団専用迷彩服を分析しました。
次回は、アメリカ軍のフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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