こんにちは!
今回は、イタリア空軍のフィールドジャケットを分析します。
「陸軍のフィールドジャケットと色が違うだけ?」
…などという、鋭いご質問は「なし」でお願いします…ね♡
目次
- 1 イタリア空軍フィールドジャケットとは?
- 2 イタリア空軍フィールドジャケットの全体及び細部写真
- 3 イタリア空軍フィールドジャケットの特徴とは?
- 4 イタリア空軍フィールドジャケットの製造とサイズのデータ
- 5 イタリア空軍フィールドジャケットまとめ
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1 イタリア空軍フィールドジャケットとは?
あまり知られていませんが、第一次大戦後いち早く航空機の有用性を認め、制空権確保や航空攻撃の重要性を説いたのは、イタリア空軍のドゥーエ将軍でした。
当時はとても先進的な考えを持っていた空軍だったのですね。
でも思想と、実際の装備は別物でした。
イタリア空軍は第二次大戦において、なんと複葉機を主力として臨みました。
時代錯誤も甚だしいですね。
(因みに後にドイツから高出力エンジンの供給を受けて、高性能航空機の開発に成功してましたよ。素地はできていたのですね。)
そんなイタリア空軍ですが、戦後はさらに航空産業に力を入れて、世界でも有数の空軍になっています。
ところで、ヨーロッパの軍隊は空軍のシンボルカラーをグレイにしている国が多いですね。
イギリス、ドイツ、イタリアとも、第一次大戦から空軍が独立していたので、我々にはわからない「共通認識」があるのかもしれません。
さて今回のモデルは、そんなイタリア空軍のフィールドジャケットです。
何処かで見たジャケットですが、早速確認していきましょう!
2 イタリア空軍フィールドジャケットの全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
(ライナー付き)
背面裏側
前合わせはジッパーと一番下にダットファスナー1個です。
襟は通常タイプ
胸ポケットは角度が付いていてジッパーで開閉
腰ポケットも同様です。
袖はマジックテープで開閉・調整
ジッパー差込口金具の刻印
脇の通気孔
ウエストにはゴムが内蔵されています。
前見頃一番下のダットファスナー
前面裏側
(ライナーなし。)
背面裏側
背中のライニングは、下部が縫い付けられていません。
タグは残念ながら払い下げ時に切り取られていました。
イタリアにしては厳格?
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3 イタリア空軍フィールドジャケットの特徴とは?
シェルのカラーは、やや青みがかったグレイです。
生地は一般的なコットンツイルで、陸軍のフィールドジャケットと変わりません。
デザインも陸軍モデルと同様ですね。
専用のライナーも共通しているようです。
(おそらく、タグは替えていると思いますが。)
今回のモデルには破損がなかったですが、ライナーも含めてタグが全部外されていました。
イタリアにしては、珍しい処置ですね。
4 イタリア空軍フィールドジャケットの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 イタリア
・契約会社 イタリア
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 不明
(日本人のM〜L)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約72センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約56センチ
袖丈 約63センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 イタリア空軍フィールドジャケットまとめ
やはりイタリア軍の被服には、デザインに「カッコよさ」が取り入れられているように思います。
だからでしょうか?
陸軍のフィールドジャケット同様、このジャケットも素敵ですね。
シェルがグレイなのは、好みの分かれるところです。
でもボトムを合わせて、上手くアレンジすると、個性的な着こなしができそうです。
陸軍モデルに比べ、圧倒的に数の少ない空軍モデル。
稀少品ですが、これからの寒くなる季節にいかがですか?
(ライナー付きは暖かいですよ!)
今回は、珍しいイタリア空軍のフィールドジャケットを分析しました。
次回は、フランス軍の新しい迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のイタリア軍装備品の記事はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com ✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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