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忠実再現?【イタリア軍装備品】陸軍迷彩バックパック(アメリカ軍ジャングルパックコピー品)とは? 0739 🇮🇹 ミリタリー

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今回は、1970年代のイタリア軍迷彩バックパックを分析します。

現代風の縦長なデザインですが、じつは先例がありましたね!

迷彩生地は違いましたが…。

今回もデッドストックですよ!

   目次

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1  イタリア陸軍迷彩バックパック(アメリカ軍ジャングルパックコピー品)とは?

陸軍の主に歩兵は、多くの場合大量の荷物を持って、長距離を歩いたり車両で移動したりします。

 

その際に使用されるのがバックパック(背嚢:はいのう)です。

 

昔は小さく四角いデザインで、パックの周りにテントや毛布などを縛るタイプが多くの軍隊に採用されていました。

(またヨーロッパの山岳地帯では、大きな袋に蓋の付いたリュックサックが普及していましたね。)

 

バックパックの性質上、重いものはなるべく身体に近く、かつ上部に格納するのが身体に負担が少ないとされていますね。

 

そのせいか比較的小さいパックが多かったようです。

 

ところがアメリカ軍は、第二次大戦中に画期的なバックパックを開発します。

 

ジャングルパックという名称で、縦に長いそのパックは容量が大きく、でもバランスに優れ使い勝手が良いものでした。

 

アメリカ軍ジャングルパック 

One of the coolest packs in history. The 1942 jungle pack, this one in U.S.M.C. frog skin camo. | Wwii collectibles, Camo gear, Usmc

pin.it

 

ジャングルパックに関する分析は後日記事にしますが、今回のモデルはそのジャングルパックをイタリア軍がフルコピーしたものです。

 

戦時中に日本とドイツを裏切り、連合軍へ寝返ったイタリア。

 

戦後の装備はアメリカ式をメインに採用していたようですね。

 

でもまさかそっくりそのままコピーしていたとは…。

 

さてさて、それはどんなバックパックなのでしょうか?

 

今回は、イタリア軍装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  イタリア陸軍迷彩バックパックの全体及び細部写真

前面

ショルダーストラップは二本に分かれていて、両末端にはフックがあります。

ショルダーストラップ上部の付け根はしっかり縫い付けられていますね。

背中の部分にフックやバックルがあって、担ぐと痛そうです。

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背面

今風の縦長デザインですね。

(相変わらず迷彩が派手です。)

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右側面
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左側面
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上面

トップには汎用のループがあります。
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底面

パック本体は円柱形です。

上蓋のストラップは、グルっと本体下部を包むようなデザイン。

重量物も運べる?
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上蓋のポケット

開口部は背面に向いています。

意外に容量があります。
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ジッパー

刻印は「PRENTICE」

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上蓋の後部と左側面に付いているアクセサリータブ

バヨネット、水筒、エントレンチングツール(携帯エンピ)などが装着できます。
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パック本体の開口部にはドローコードがあります。

(白いものはクッション材です。)
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ショルダーストラップの付け根はリベットで補強されています。

かなり頑丈ですよ。
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上蓋を制御するストラップ

端末に金具が取り付けられています。
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パック本体左右のコンプレッションベルトと汎用ループ
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ショルダーストラップの取り付け部

バックルで調整可能

しかもフックなので外すこともできます。
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もう一方のストラップ

こちらをピストルベルト(弾帯)に付けます。
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前面のストラップ、バックルとフック

なぜここに必要なのでしょう?
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3  その特徴とは?

 迷彩生地は、コットン平織で同じ頃のイタリア軍迷彩服と同じです。

www.military-spec-an.com

この迷彩は、第二次大戦中に開発されたパターンですが、色調やパターンをやや替えたものですね。

 

配色は、レッドブラウン、ライトグリーン、グリーンを用いて雲型を描いています。

(色調に何種類かあるのが特徴ですね。)

 

一方各種ストラップはライトカーキの厚いコットン製です。

 

パック本体は円柱形ですが、四角いポケット付きの上蓋があります。

 

各ストラップの先端にはフックがあって、本体のDリングに連結するようになっていますね。

 

わからないのは、背中の当たる部分にもストラップ、バックル、フックがあるところです。

(このままでは背中に当たって苦痛ですよね?これはオリジナルのジャングルパックにもありました。)

 

全体的な縫製は正確で、強度も十分ですね。

 

でもストラップ先端の金具は、あるいは無い方が取り扱いはより簡単に、そしてスピーディにできそうです。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1970年代

・製造場所     イタリア

・契約会社     イタリア

・製造会社      〃

・材  質     コットン

          スチール、銅合金

・各部のサイズ   縦 約90センチ

          幅 約40センチ

        奥行き 約30センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手場所     東京の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  イタリア陸軍迷彩バックパック(アメリカ軍ジャングルパックコピー品)まとめ

縦に長いパックは、現在では主流になっていますね。

 

パッキングには工夫が必要ですが、バランスが良く狭いところでもあまり気にせずに行動できます。

 

第二次大戦中にこのパックをデザインしたアメリカ軍は、先見の明がありますね。

(ウエストのベルトも欲しかったです。)

 

それをそのままコピーしたこ今回のモデルも、そのまま使えるパックと言えそうです。

 

ただ容量は、さほど大きくはないですね。

 

もっとも本格的な縦走登山などに使用するものではないので、ちょうど良いか容量なのかもしれません。

 

材質が天然素材というのも、昨今のナイロン製パックに比べて趣がありますよ。

 (ナイロン製より生地が弱いので、重く尖ったものを入れるのは不向きです。)

 

さて今回のモデルですが、ひと頃東京の専門店で良く置いてあったのですが、何故か最近は見掛けなくなりました。

 

それでも、たまにオークションなどに出品されている場合があります。

 

探しているあなたは、諦めずネットを中心に探してみましょう!

(同じ容量の現代登山用バックパックより安いかもしれません。)

 

今回は、イタリア軍の珍しいバックパックを分析しました。

次回は、イギリス軍の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

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参考:他国のミリタリーバッグはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com     ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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