こんにちは!
今回は、1980年代の南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカーを分析します。
この迷彩も他に類を見ない色調ですね。
市街地における戦闘に特化した迷彩ということでしたが、どうでしょう?
今回のアイテムは、残念ポイントもありますが、程度は良好ですよ!
目次
- 1 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)とは?
- 2 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)の全体及び細部写真
- 3 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)の特徴とは?
- 4 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)の製造とサイズのデータ
- 5 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)まとめ
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1 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)とは?
市街戦における戦闘で、最も考慮しなければならないことは、観光客や市民などの民間人がいることですね。
敵味方が対峙する前線と違って、多くの場合敵と味方の兵士に加え、市民が同じ場所にいることが多いので大変です。
しかも雑多に入り乱れているところでの戦闘を余儀なくされるので、通常の会戦より難しいことは想像できます。
(通常の会戦でもかなり難しいのですが…。)
そこで必要になってくるのは、敵と味方、そして市民を識別することと、友軍相撃を防ぐことですね。
(そのため警察の特殊部隊などでは、かつて黒装束が多かったですね。)
今回のモデルは、そんな難しい市街戦のために南アフリカが開発したアーバンカモフラージュ(都市迷彩)生地で製造されていますよ!
さてさて、それはどんな迷彩フィールドパーカーなのでしょうか?
今回は、南アフリカ軍装備マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者や野鳥観測マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)の全体及び細部写真
前面
配色が独特ですね。
背面
パターンはDPMの色違いです。
前面裏側
ライニングもシェルと同じ生地が用いられています。
背面裏側
前合わせはジッパーとダットファスナーです。
タグ
南アフリカ官給品ではよく見るメーカーですね。
エポレット
テーパーなしの幅広クサビ型です。
胸ポケット
ボタンで開閉
腰ポケット
こちらもボタンで開閉
袖
肘より下にテーパーが付いています。
袖口はマチなしでマジックテープで開閉
フード左右
腰のドローコード
表出しタイプで付け根は皮革で補強されています。
ジッパーはグレイの「YKK」
ダットファスナーは薄く黒染めされています。
(殆ど無塗装に見えます。)
ボタンの中央部は艶消し加工。
裾は短い折り返しで縫い付けられています。
最初からこうなのでしょうか?
今夏のモデルの縫製ミス
フード部
右腰ポケットフラップ上部
いずれも生地が足りなかったところを強引に縫製したようです。
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3 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)の特徴とは?
迷彩はパープルグレイにブラックを用いて、刷毛で小さく丸く塗ったようなパターンを描いています。
パターンの細部を見ると、どうやらイギリス軍などが装備していたDPMの一部をブラックで表現しているようです。
(南アフリカ運はDPMを採用していないのですが…。)
この迷彩も、一種凄みがありますね。
生地はコットンのツイルで、ライニングもシェルと同じ生地です。
これは、南アフリカ軍特殊部隊のフィールドジャケットと同じ造りですね。
デザインは、フード&エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2の標準的なフィールドパーカーですね。
面白いのは、ウエストのドローコード付け根に皮革で補強を加えてあるところです。
(通常迷彩のジャケットにはありませんでした。)
全体的な縫製は、かなり雑で縫製ミスも多いです。
最も閉口したのは、生地の面積や長さが足りないのに無理やり縫製しているところですね。
その生でしょうか?所々解れがありますね。
(いつか修正したいです。😞)
サイズ表記は「M」ですが、日本人のLサイズで、アメリカ軍M65のMRまたはMS程度のサイズ感です。
4 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 南アフリカ
・契約会社 南アフリカ
・製造会社 〃
・表記サイズ M
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約77センチ
肩幅 約49センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約59センチ
・状態 中古良品
・官民区分 官給品
・入手場所 愛知の専門店
・入手難易度 4(極めて困難)
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5 南アフリカ軍特殊部隊用迷彩フィールドパーカー(アーバンカモフラージュ)まとめ
面白いことに、この迷彩生地を使用した衣類は、パーカー以外見たことがありません。
もしかしたらBDUがあるのでは?…と探してみましたが、見つかりませんでした。
(もう少し探してみます。)
確かにこの迷彩なら、昼間においては識別が容易ですね。
(夜間もそれなりに効果がありそうな迷彩です。でも各種暗視装置ではどう見えるのでしょう?)
反面、陽の当たる野山では、色調が特殊なだけに少々目立ってしまいそうです。
(ただ、野生動物にはどんな見え方をするのか確認したいですね。)
効果は不明ながら、サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測などに使用して見るのも面白いかもしれませんね。
残念ながらこの迷彩フィールドパーカーも、もう殆ど流通していないようです。
しかし、人気が大きく分かれる迷彩ですので、あるいは国内外のオークションなどに出品されるかもしれません。
出会いを信じて、気長に待ちましょう!
今回は、南アフリカ軍都市迷彩フィールドパーカーを分析しました。
次回は、アメリカ軍の防寒トラウザースを分析します。
お楽しみに!
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参考:他の南アフリカ装備はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com ✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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