今回は、1990年代のアメリカ空軍F-15Eストライク・イーグル用コントロールグリップ(操縦桿グリップ)を分析します。
それまでの殆ど各機種共通だったモデルとはデザインが大きく違っていますね。
(海軍のFA-18も、よく似たデザインのコントロールグリップだったような気がします。)
攻撃機に適したデザインなのでしょうか?
中古品ですが程度は良好ですよ!
目次
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1 アメリカ空軍F-15Eストライク・イーグル用コントロールグリップ(操縦桿)とは?
実戦における被撃墜数がゼロのF-15イーグル。
まったく凄い戦闘機ですね。
まだフライ・バイ・ワイヤーすら実用化できていなかった時代に、卓越した運動性能、スピード、航続距離、操縦性そして安全性を高いレベルで融合させた機体でした。
F-15イーグルに関する詳細はこちらを参照願います。⬇︎
https://ja.wikipedia.org/wiki/F-15_(戦闘機)
そんなF-15ですが、派生型として攻撃能力を高めたF−15Eストライク・イーグルというのがありますね。
(ストリーク・イーグルではありませんよ!)
今回のモデルは、そのF-15Eのコントロールグリップ(おそらく前席?)です。
航空自衛隊のF-15Jイーグルは、以前分析した航空自衛隊F–4操縦桿グリップと同様のデザインのコントロールグリップでしたが、今回のモデルは大きく違っていました。
おそらく、より多機能に対応した、より複雑な操作が必要だったため、進化していったのでしょうね。
さてさて、それはどんなコントロール・グリップなのでしょうか?
今回は、F-15イーグルマニアのみならず、現用航空機モデラーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
全体形
トリガーの上部がとても大きいですね。
前面
背面
スタンダードなタイプに比べ中央のスイッチが追加されていますね。
左側面
右側面
上面
下面
コネクターは36ピンですね。
データプレート
大切な部分が削られていますね。
不滅インクを用いたスタンプも押されていました。
トリガー部分
入手当初は不動でしたが、現在は渋いもののなんとか動くようになりました。
(それでも動きは渋いですが…😅)
下部左のスイッチ
前後に倒したり、押し込むことができます。
おそらくステアリングのスイッチ。
これは押し込むのみ。
トップのスイッチ類
赤いスイッチ以外は前後左右に傾けたり、押し込むことができます。
やはり右のスイッチはトリム用でしょうか?
グリップ部サイドのチェッカリング。
なんとなく拳銃のグリップを連想させますね。
FA-18はこのスイッチが垂直についていますが、このモデルは従来どおりですね。
コネクターのキャップ
フェイスブックにあった関連記事です。
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3 その特徴とは?
それまでの標準的なコントロールグリップに比べて、上部構造が大きく違っていますね。
これはそれまでのトリムスイッチと赤いスイッチ意外に、中央に特殊なスイッチが追加されているからですね。
また親指付近のスイッチも、従来モデルよりも機能を追加したものになっていますよ!
形状比較
今回のモデル
従来の標準的なモデル
(航空自衛隊F-4EJ)
本体はおそらく強化プラスティック製でいくつかのパーツを繋ぎ合わせて造られています。
全体的な造りは、やや荒削りな印象があり、パーツの隙間・ヤスリの削り跡・未処理のパーティングラインなどが散見されます。
(ここは日本人ならもっと丁寧に作るところですね。)
でも手が触れる部分やコネクターは、驚くほど丁寧に仕上げられていますよ。
実施に握ってみればわかりますが、手に馴染んで全てのスイッチが操作可能ですね。
おそらく人間工学に基づいて設計されている…はずなのですが、手の小さな私には少々スイッチ類が遠く、グリップを持ち替えないと操作しづらい場面がありました。
4 製造とサイズのデータ
製造・契約年度 1990年代
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 強化プラス
ティック
ベークライト
アルミ
ステンレス
ブラス
各部のサイズ 全高 約22cm
全幅 約10cm
奥行 約8cm
状 態 中古良品
官民区分 官給品
入手場所 愛知の専門店
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
コントロールグリップ(及びスロットルレバー)に、スイッチを沢山装備するという考え方は「HOTAS(ハンズ・オン・スロットル・アンド・スティック)」と呼ばれていますね。
パイロットが操縦桿やスロットルレバーから手を離さなくても、アビオニクス(航空機用電子機器)などを操作できるようにとの配慮から開発されました。
(旧ソ連系軍用機は特に顕著ですね。思えばバイクにもその概念があるのかも?🤔)
F-15Eストライクイーグルは、各種空対空ミサイルは勿論、攻撃機なので数種類の爆弾も同時に携行して作戦に参加します。
そのため従来のコントロールグリップでは、各種機能を制御することが困難であったため、「HOTAS」を取り入れたコントロールグリップになったのでしょうね。
(ただし必要最小限ですが…。)
それはともかく、一般的な戦闘機のコントロールグリップすら入手困難な現在、有名とはいえF-15Eストライク・イーグルのコントロールグリップの日本での入手は、さらに困難といえそうです。
それでも海外のオークションでは、時々見かけることがありますよ。
そういえば、隣国はF-15Eストライク・イーグルを標準装備していますね。
(事故と共食い整備で、稼働機が少ないとの噂もあります。)
あるいは彼の国のショップには入荷するタイミングがありかもしれません。
(未使用品があったりして。理由はもうお判りですよね?)
いずれにせよF15イーグルマニアのあなたは、もし見つけて程度が良ければ、とりあえず購入しておきましょう!
お部屋のオブジェにピッタリですよ!
(おそらく高価なお品になるので、今から資金を貯めておきましょう!)
またモデラーのあなたは、パイロットスーツやフライトジャケットとともに、F-15Eストライクイーグルの完成品、そして今回のモデルを一緒に撮影してインスタ映えを狙ってみてはいかがでしょうか?
(勿論、パイロッとスーツやフライトジャケットの選定には、当ブログを活用してくださいね。)
私は、できればF-15イーグルスロットルASSYの入手を試みたいと思います。
今回は、とても珍しいアメリカ空軍F-15Eストライクイーグルのコントロールグリップを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20231106更新)
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参考:航空自衛隊F-4EJ戦闘機のコントロールグリップに関する記事はこちらです。⬇︎
他の航空機装備品に関する記事はこちらです。⬇︎
他のアメリカ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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