こんにちは!
今回は、アメリカ軍のパイロットスーツを分析します。
以前もデザートカラーのモデルを分析しましたが、今回はセージグリーンの、しかも特殊なモデルになります。
ちょっと残念ポイントもありますが、程度は良好です!
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目次
- 1 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)とは?
- 2 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)全体及び細部写真
- 3 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)その特徴とは?
- 4 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)まとめ
1 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)とは?
ベトナム戦争中に、前作コットン製K–2Bの後継モデルとして、新しい難燃繊維で製造されたCWU–27P。
アメリカ軍が誇る、傑作パイロットスーツですね。
現在では、海、空軍と海兵隊のパイロットに使用されていますよ。
日本でも定番になりつつありますが、マニアの間で「変な–27Pがある!」という噂が立っていました。
私も半信半疑だったのですが、たまたま行った愛知県の専門店で見かけたモデルが、まさにその「噂」のモデルでした。
そこの店員さん(店長)によると、「軍でも高位の将官クラス専用のモデル」ということでしたが…。
正確なところは不明です。
さてさて、それはどんなCWU–27Pなのでしょうか?
アメリカ軍パイロット装備コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)全体及び細部写真
前面全体
前面上半身
前面下半身
背面全体
背面上半身
背面下半身
前面上半身裏側
前面下半身裏側
背面上半身裏側
背面下半身裏側
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1989年度契約品です。
SPECを調べてみると、何かわかるかもしれませんね。
(末尾のAが気になります。)
肩にはエポレットが!
後付けではなく、最初から付いていたようです。
でも、大部分が本体に縫い付けられていました…😞
胸ポケット
ジッパーで開閉
ウエストのサイズ調整用テープ
マジックテープで開閉
腰のスリット
(ポケットではありません。)
ジッパーで開閉
メインの前身頃ジッパーは、上下から開くダブルジッパーです。
右ふくらはぎのポケット
ジッパーで開閉
右側のみペンポケットあり。
足首のジッパーは、通常より高い位置まで開放できます。
左ふくらはぎポケット
ジッパーで開閉
袖シガレットポケット
ジッパーで開閉
袖口
マジックテープで開閉・調整
脇の通気孔
4個で刺繍です。
下半身前面には、ミシンで細く縫われています。
これで、見た目が「シュッ」としますね。
肩には補強生地が。
背中にはアクションプリールがあります。
上:背面
下:背面裏側
ウエストのテープは、背面にカバーが付いています。
正面裏側のストームフラップは、途中まで。
襟を開放することを前提で製造か?
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3 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)その特徴とは?
生地は薄い一般的なノーメックスで、カラーはセージグリーンです。
デザインは、肩にエポレットがあり、一般的なモデルより下半身のポケット数が少ないですね。
特に膝ポケット(左内側のナイフポケットを含む)関係が全て省略されています。
代わりに下半身前面には、上下に細く長いステッチがあって、何もしなくてもアイロンを当てたように見えます。
勿論最初からです。
肩のエポレットは、金属製の階級章(将官用)を取り付けるため。
そして下半身前面のステッチは、見た目を重視しているとすると、確かに将官クラス用と言えなくもないですね。
(または儀式用?)
将官なので、実際に単座戦闘機などは、まず操縦しないことを考えると、ナイフポケットなども必要ないですね。
全体的には実戦を想定したモデルではないという印象です。
4 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1977年
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
ナイロン
・表記サイズ M–R
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約155センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約50センチ
袖丈 約55センチ
ウエスト 約43センチ
股下 約78センチ
裾幅 約20センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 アメリカ空軍パイロットスーツCWU–27P(将官クラス用?)まとめ
今回のモデルが、本当に将官用なのかどうか…という確たる証拠はありません。
でも通常のモデルをカスタム化した物では無いようですね。
同好の戦士たち(?)に情報共有すると、日本にも数十着の内一着くらいは入荷するそうです。
でも珍しいモデルなので、店員さんがすぐに買い取ってしまい、市場に出回ることが少ないとか。
(ブラウンリーフ迷彩のM65フィールドジャケットのようですね。)
面白いモデルです。
ただ実用では、膝ポケットが省略されている分、少々不便な場面があるかもしれませんね。
今回のモデルは、実際には着用して楽しむのではなく、保管しておこうと思います。
そして同時にさらなる調査をしてみたいですね。
実際にこのモデルを目にする事は少ないですが、見つけたら購入しておいても損はないと思います。
ましてや、2スター、3スターのフルパッチ(ワッペン)なら、将来にも期待できますね!
注意点としては、ノーメックスですので、太陽や蛍光灯の紫外線で容赦なく褪色(変色)してしまいます。
保管は暗所がベストです。
(ナイロン系なので、ちゃんと洗濯(家庭用洗濯機でも可)しておけば、カビは心配ありません。)
今回は、アメリカ海軍のちょっと特殊なパイロットスーツを分析しました。
次回は、パイロットスーツつながりで、今回のモデルの一つ前のモデルを分析します。
お楽しみに!
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参考:デザート(砂漠)カラーのCWU–27Pはこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.comアメリカ軍の他のパイロットスーツはこちらです。⬇︎
各国軍のパイロットスーツはこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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