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パイロットの必需品!【アメリカ軍装備品】パイロット用フライトナビゲーションコンピューター(CPU–26A/P・5414F) とは?0832 🇺🇸 ミリタリー

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今回は、1970年代のアメリカ軍フライトナビゲーションコンピューター(CPU–26A/P)を分析します。

かつてはパイロット必需品でしたね。

多くの機能があるようです。

かなりの使用感がありますが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  アメリカ陸軍航空隊パイロット用フライトナビゲーションコンピューター(CPU–26A/P・5414F)とは?

1903年にライト兄弟が初めて空を飛んでから、航空機の発達はめざましいものがありますね。

 

現代では超音速巡航も可能になりつつあります。

 

しかし航空機の発達にともない、別の問題も出てきました。

 

自動車と同じくらいの速度で、地形地物を見ながら低空をのんびり飛行していた複葉機時代なら問題はありませんでした。

(天気が悪かったら飛びませんでしたしね。)

 

しかしレーダーによる全天候飛行能力が付加され、より高高度を高速で飛行する現代の航空機は、自機の位置や正確に目的地へ向かうという、いわゆる「航法」がより難しくなりました。

 

勿論、現代の機体には優秀な航法装置を搭載しているほか、航法施設も従実し、GPSも装備されていますね。

 

でも、それらが機械である以上、故障したり必要な電波が届かない場合もります。

 

そこで必要なのが、パイロットが自ら航法のための計算を行う術です。

 

今回のモデルは、パイロットのためにアメリカ軍が開発した航法用のフライトコンピューターです。

 

一種の計算尺的なものですね。

 

古くは1950年代から開発・支給されていましたが、今回のモデルはその中でも7番目のモデルになります。

 

さてさて、それはどんなフライトナビゲーションコンピューターなのでしょうか?

 

今回は、アメリカ軍パイロット装備マニアのみならず、大空に想いを馳せるあなたと一緒に、確認していきましょう! 

2  フライトナビゲーションコンピューターの全体及び細部写真

全体前面

勿論右側のブラウンの物体は専用ケースです。

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全体裏面
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コンピューター本体前面

右の黒いプラスティック製ループは、紛失・不時落下防止の紐を取り付けるためのもの。
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前面上部のデータ

このプレートは上下にスライドできます。
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前面中央のディスク部

いくつかのディスクは稼働します。

小さな窓もいくつかありますね。
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前面下部のデータ

かなり使用されたのか、一部の印字データが擦り切れています。
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ディスクのメモリを見ると、間隔が左右で違っていますよ。

(対数目盛?)

製造は難しいのかも。
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裏側

勿論表側とは別の計算機能があります。
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方位が示されていますね。

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 中央のディスク部分

◯の部分の数値を読み取るのでしょうか?

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計算式がありますね。

偏流を計算するのでしょうか?

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側面

複雑な構造です。

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裏面ディスクには透明のプラ板があってマーキング「◯」が。

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ケースに記載された説明文
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3  その特徴とは?

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本体の材質はアルミ合金で、7075系より少し粘り気があるような感じです。

 

4枚のディスクに1枚のスライドプレートで構成されていて、一部のディスクやプレートは可動しますよ。

 

ディスクには窓や基準点があって、ディスクやプレートを動かして各種航法に関する諸元を求めることができます。

 

面白いのは、本体にプラスティック製のループがあって、紛失や不時落下防止対策が採られているところです。

 

確かに薄く頑丈なものなので、コクピットやエプロン(駐機場)に落としたら大変ですよね。

 

今回のモデルは奇跡的に専用のナイロンケースが付属していました。

(これが少ないですね。)

 

全体的な作りは、ある意味アメリカの「高い技術力」を表しているもので、正確、精密そして確実に使用できる素晴らしいものです。

4  製造とサイズのデータ

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・製造又は契約年度 1970年代

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社      〃

・材  質     アルミニウム合金

          プラスティック

          ステンレス

・各部のサイズ   全長 約190ミリ

          全幅 約82ミリ

          厚さ 約8ミリ

・状  態     中古良品

・官民区分     官給品

・入手場所     愛知の専門店 

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

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勿論現在では、一部のパイロット教育を除いて、このモデルのようなアナログのフライトナビゲーションコンピューターは殆ど使用しないようですね。

 

また、現在ではより簡単に使用できるデジタルフライトコンピューターも開発されていますし、GPSもあるので必要性も無くなっているようです。

 

いやー時代ですね。

 

ところで今回のモデルは、使用にともない目盛やデータの消失が見受けられます。

 

どうやらパイロットによって頻繁に使用されていたようですね。

(お気に入り…だったのかも?)

 

残念ながらこのコンピューターの使い方はよくわかりませんが、 パイロットが実際に使用していたという雰囲気を味わえるのは、感慨深いものがありますね。

(使い方…勉強して覚えたいですね。)

 

実は、現在でもこの種のフライトコンピューターは、パイロット向けに多くのメーカーが製造して市販されています。

 

でも、今回のモデルはアメリカ軍の官給品というところが一味違っていますね。

 

大手ミリタリーショップでも、なかなか目にすることはありませんが、軍用機や軍パイロット装備マニアのあなたは、ぜひコレクションしてみてください。

 

私は、朝鮮戦争やベトナム戦争当時のモデルを探してみます。

 

今回は、ちょっと古いパイロット用フライトナビへーションコンピューターを分析しました。

次回は、サウジアラビア軍の防寒着を分析します。

お楽しみに!

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読んでいただき、ありがとうございました。

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