こんにちは!
今回は、トルコ陸軍の迷彩服を分析します。
入手するまでは、デジタル迷彩の一種かな?…なんて思っていましたが、違っていました。
さすがトルコ軍ですね!
目次
- 1 トルコ陸軍迷彩防寒コートとは?
- 2 トルコ陸軍迷彩防寒コートの全体及び細部写真
- 3 トルコ陸軍迷彩防寒コートの特徴とは?
- 4 トルコ陸軍迷彩防寒コートの製造とサイズのデータ
- 5 トルコ陸軍迷彩防寒コートまとめ
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1 トルコ陸軍迷彩防寒コートとは?
過去にこのブログでも、トルコ軍のとても魅力的な迷彩トラウザースを分析しました。
ターコイズブルーの斑点迷彩は、衝撃的でしたね。
でも、その後トルコ陸軍は、アメリカ軍のウッドランドに似た迷彩を採用します。
今回のモデルは、その次に採用された迷彩服になります。
どんな迷彩服なのでしょうか?
早速確認していきましょう!
2 トルコ陸軍迷彩防寒コートの全体及び細部写真
前面
典型的な4ポケットタイプで、各ポケットにプリーツあり。
着丈の長いコートタイプです。でも…
背面
ターコイズダックハンターともウッドランドとも全く違う色調ですね。
前面裏側
なんと腕はキルトのライニングを装備
これは取り外せません。
背面裏側
アクションプリーツがあって、背中のライニングからゴムテープで引っ張っています。
前合わせは、ボタンとジッパーです。
ボタンは、珍しくカナディアンタイプですよ!
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胸ポケット
2個のボタンで開閉…っと、変わったボタンホールです。
左右に分かれていますね。
腰ポケット
胸ポケットと同じように2個のボタンで開閉
腰ポケットには、ジッパーで開閉するハンドウォーマーポケットが!
肘の補強布 4/5周あります。
袖口
マチ付きでオーソドックスです。ボタンで開閉
襟の後ろ付け根にジッパーが!これはもしかして…
やはりフード内蔵でした! って、背面裏側の写真でも一部見えてましたね。
フードもシェルと同じ生地です。
襟はジッパーを上げると、スタンドカラーに。
フードは前面でボタン留めします。
アクションプリーツのヒダの部分には通気口が!
アクションプリーツのゴムテープは短いものが二本です。
アメリカ軍のCWU36P、45P初期型などとは全く違う処置ですね。
脇の下にはジッパーで大きく開く通気口が!
アメリカ軍のECWCSパーカーを連想させます。
ウエストのドローコードとロック
ゴム紐です。
ライナー前面
ライナー ディープグリーンと言うよりは、濃緑色!
カマボコ型のものは内ポケット。
ライナーに内ポケットが付いているのは珍しいですね。
ライナー背面
前の持ち主が、裾を殆ど切り取っています。
ライナー前面裏側
面白いのは、ジッパーとボタンでジャケットに取り付けますが、ライナー単体でも着用できるように工夫してあります。
これは斬新ですね。
ライナー背面裏側
ライナーのドローコードホール
内ポケットもライナーと同じ生地
なんと脇はメッシュに!
ベストタイプなので袖はないですが、しっかり端末処理されていますね。
内ポケットはジッパーで開閉
元の持ち主が裾を単純な方法で詰めてカスタム化していました。
(裾の違和感は、これが原因でした。)
トルコ軍では、こんな改造は「アリのでしょうね。
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3 トルコ陸軍迷彩防寒コートの特徴とは?
まず迷彩ですが、タンにライトレッドブラウンをまばらに配置し、カーキグリーンで縁取っています。
遠くから見るとデジタル迷彩のように思えますが、よく見ると四角いダットではないですね。
特筆すべきは、リップストップ生地なのですが、そのうち一本の織糸の色調をタンからカーキグリーンに変えて、碁盤の目のようにしているところです。
しかも迷彩の上に、意図的に描いています。
(どうやって生地を作るのでしょうか?)
この処理にはどんな効果があるのでしょうね。
生地は薄いながらも、防風性能が高いです。
デザインはとても凝っていて、トルコ軍の並々ならぬ意欲が感じられます。
特にハンドウォーマーは、嬉しい装備ですね。
4 トルコ陸軍迷彩防寒コートの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年代
・製造場所 トルコ
・契約会社 トルコ
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
アクリル(推定)
・表記サイズ 51–C
・各部のサイズ(平置)
着丈 約81センチ
肩幅 約52センチ
身幅 約63センチ
袖丈 約66センチ
・状態 中古良品
・官民区分 官給品
・入手方法 ヤフオク
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5 トルコ陸軍迷彩防寒コートまとめ
トルコ陸軍の迷彩服が、ターコイズブルーからウッドランドに変わった時も感じましたが、この迷彩を見たときに、ちょっと寂しい気持ちになりましたね。
(個人的にはターコイズブルーの迷彩服を進化させて欲しかったですね。)
でも、いかにも乾燥した(?)トルコの風景にマッチした迷彩です。
日本では、限られた場所でしか活用できませんが、なかなかステキな迷彩です。
欲を言えば、ブラックグレイの部分も欲しいような気がします。
コートですので、真冬限定使用とするなら、袖のキルトも無問題です。
こうなってくると、シャツやトラウザースも欲しいですね。
まだ新しい迷彩なので、これからも入手は可能です。
空軍用の迷彩服は、また違ったパターンらしいので、入手できたら分析したいです。
今回は、トルコ陸軍の新しい迷彩服を分析しました。
次回は、フランス軍の空挺スモックを分析します。
お楽しみに!
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参考:かつてのターコイズブルー迷彩服の記事はこちらです。⬇︎
トルコ空軍用の迷彩服を入手しました。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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