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このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、オークション、ファッションの参考になります。

旧西ドイツの軍服…ではないですが、国境警備隊(BGS)迷彩ジャケットとは? 0111 🇩🇪

こんにちは!

今回は、旧西ドイツ国境警備隊の迷彩服を分析します。

警察装備ですが、迷彩服を装備していました。

これも残念ポイントがありますが、デッドストックですよ。

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   目次

1  旧西ドイツ国境警備隊迷彩ジャケットとは?

国境が他国と陸続きで接している国は、国境の管理に重きを置いていますね。

ドイツも例外ではなく、警察組織に属しながらも、独特の装備を保有しています。

特に個人装備は、驚くことに大戦中のドイツ国防軍の流れを汲んだものを主体としていて、ヘルメット、迷彩服に顕著です。

先の大戦で敗北したドイツ国防軍が、最終的には旧国防軍装備と決別したのとは対照的で面白いですね。

旧西ドイツ陸軍が装備した初期の迷彩服はこちらです⬇︎

www.military-spec-an.com

今回のジャケットは、そんな旧国防軍の面影の残る迷彩服です。

どんな迷彩服でしょうか?早速確認していきましょう!

2  ジャケットの全体及び細部写真

前面  デッドストックなので、各カラーが鮮やかですね。

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背面  独特の迷彩パターンに歴史を感じます。
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前面裏側   迷彩は、殆ど透けてませんね。
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背面裏側
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前合わせはボタンのみです。
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タグ
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肩の階級章用ループ  金属製のボタンがありませんね。
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胸のパッチポケット  ボタン2個で開閉
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腰のスラッシュポケット  2個のボタンで開閉
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肘の補強生地  面積の大きな楕円形
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左袖ペン差し  

フラップが切り取られています。

じつはここに国境警備隊の紋章(パッチ)が縫い付けられていました。

放出時に剥がすのが面倒だったので、フラップごと切り取ったようです。
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袖口  2個のボタンで開閉、調整
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脇の通気口
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襟裏と鎖骨付近の謎のスリット  スリット内の白い部分は鹿革です。雨対策?
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背面にも謎のスリットが!
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インナーサスペンダーとウエスト調整タブ
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臀部の雑嚢取り付け用の力布
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内ポケット  胸ポケットの裏側にあります。
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前面裏側裾付近にある小ポケット  ファーストエイドキット用のポケットでしょうか?
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袖口裏側  縫製に妥協がありません。さすがドイツ製
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袖の付け根は別生地で補強されています。ヨーロッパものに多い処理ですね。
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ウエスト付近の小穴縦に並んでいることインナーサスペンダーにも同じような穴が空いていることから、旧ドイツ国防軍のM36などに見られる、ジャケットの上に着用するベルトを任意の場所に維持する金具用でしょうか?
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雑嚢取り付け用Dリングとループ
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前面ポケット上には空間があってジャケット内部とスリットで通じています。
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背面も同様です。謎のスリットは、通気用でしょうか?
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3  気になる特徴とは?

迷彩は、タンをベースにカーキドラブでスプリンターパターンを描きつつつ、境界をボカしています。

加えて所々レッドブラウンを配置、全体にODで縦方向にレインドロップ(破線)を描いています。

この迷彩は、第二次大戦中のドイツ国防軍が採用した、通称ウォーターパターン迷彩に似ていますね。

西ドイツ国境警備隊は、ジャケットの他、防寒パーカー、キャップなども統一してこの迷彩でした。

生地はとても厚くてゴワゴワです。

一部防水加工もされているようです。

デザインは、4ポケットの戦闘服ですが、胴体上部は生地が二枚で雨対策がされています。

また前面裾裏側には、小さいポケットがあります。

全体的にはヘビーデューティな印象ですよ。

4  製造とサイズのデータ

 ・製造年又は契約年度     1970年代

 ・製造場所                       旧西ドイツ

 ・契約会社                       旧西ドイツ

 ・製造会社                            〃

 ・材質                              コットン

 ・表記サイズ                   52

 ・各部のサイズ(平置) 

                                     着丈  約79センチ

                                     肩幅  約50センチ

                                     身幅  約62センチ

                                     袖丈  約66センチ                             

 ・状態                             中古良品

 ・官民区分                      官給品

 ・入手方法                      ヤフオク

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5  まとめ

このジャケットを入手したのは1980年代の中頃でした。

今から思えば、東西冷戦真っ盛りで、まさか数年後にドイツが統一されるなんて夢にも思わなかった時代です。

でも今回のモデルがデッドストックで払い出されたというのは、ドイツ統一以前に何か大きな変革が国境警備隊であったのでしょうか?

このジャケットに使用されている生地は厚く、風にも強うそうですし、雨対策もされているようなので冬のジャケットに良いかもしれませんね。

ただ重量もありますので、サバイバルゲームで着て走るのには煩わしいかもしれません。

(冬ならちょうど良いでしょうか?)

でもこのパターンは、日本の秋にマッチしてそうです。

見え方を確かめたいですね。

じつは、このジャケットも絶滅危惧種です。

見つけたら、ジャケットの程度と資金とを検討して、積極的に保護してあげましょう。

今回は、旧西ドイツ国境警備隊の歴史ある迷彩服を分析しました。

次回は、アメリカが威信をかけて開発した迷彩服を分析します。

お楽しみに!

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読んでいただき、ありがとうございました。