こんにちは!
今回は、 ロシア軍の「裏山」迷彩服を分析します。
勿論、今回の迷彩服も開発における経緯は不明です。
でも、とても魅力的な迷彩服ですよ!
目次
- 1 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)とは?
- 2 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)の全体及び細部写真
- 3 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)の特徴とは?
- 4 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)製造とサイズのデータ
- 5 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)まとめ
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1 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)とは?
旧ソ連時代末期からそんな雰囲気がありましたが、現在のロシア軍は多種多様な迷彩服を採用、運用しています。
いろんな役所が軍隊を持っていたりするので、差別化を図っているのでしょうか?
でも同じ作戦に従事している部隊でも、数種類の迷彩服を着用している場合があります。
まさに「混沌」ですね
そんな中、1994年9月にロシア北オセチアで発生したベスラン学校占拠事件がありました。
そのニュースを見ていたとき、事件を鎮圧するため出動したロシア軍兵士が着用していた迷彩服に衝撃を受けました。
それは、とても見覚えのある迷彩服だったからです。
今回のモデルは、その迷彩服になります。
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
今回は、ロシア軍マニアのみならず、ドイツ武装親衛隊マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)の全体及び細部写真
ジャケット
前面
背面
前面裏側
背面裏側
胸ポケット
ボタンで開閉
ボタンは全て小さいカナディアンタイプです。
タグ なんと表形式です。斬新ですね。
ポケットの中の生地も同じ迷彩です。
腰ポケット
胸ポケット同様、ボタンで開閉
袖口にはゴムを内蔵
指に掛けるループがありました。
肘の補強生地 大面積です。
偽装用ループも各所に付いています。
フードにもループが沢山あります。
裏面 同じ迷彩生地でドローテープが作られています。
各ボタンの周辺にはスリットがあって、ボタンを裏側に移動させることができます。
これはナイスアイデアですね。
ポケット内の生地は、全て迷彩生地です。
トラウザース(オーバーパンツ)
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはボタンとホックです。
ウエストのドローコードも表裏に出せます。
左のループは、サスペンダー用です。
腰のスラッシュポケット
ボタンで開閉
膝スラッシュポケット
こちらもボタンで開閉
膝の補強生地
臀部のポケット
ボタンで開閉
ウエストにはゴムを内蔵 ベルトループ、ドローコードも準備されています。
臀部の補強生地
大面積です。
トラウザースにも偽装用ループがありました!
裾は、表側の生地が裏側まで回り込んでいます。
ジャケットは完全リバーシブルですが、トラウザースは違いました。
前合わせのボタンとホックは、裏側で使用する場合、使いづらそうですね。
所々、プリントがずれて白い生地が見えているのが、泣けてきますね。
(嬉し泣き!)
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3 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)の特徴とは?
迷彩パターンは、まるで武装親衛隊スモックと同じ!…と言って良いほど似ています。
(正確には、僅かにパターンや色調が変わっていますね。)
しかも白色生地の両面に違うパターンを描くというのも、同様ですね。
これは渋い迷彩です。
デザインこそ、通常の4ポケット(トラウザースは6ポケット)ですが、随所に独自の工夫が見られます。
特筆すべきはボタンで、全てカナディアンタイプですが、殆どのボタンが裏側に移動できます。
これにより、両面に同じボタンを装備する必要はなくなりました。
この発想はなかったです。
4 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 ロシア
・契約会社 ロシア
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 170/48–50
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約77センチ
肩幅 約58センチ
身幅 約70センチ
袖丈 約65センチ
トラウザース
ウエスト 約34〜44センチ
股上 約37センチ
股下 約75センチ
着丈 約106センチ
裾幅 約15〜22センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 ロシア陸軍リバーシブル迷彩ユニフォーム(武装親衛隊類似迷彩タイプ)まとめ
アメリカには、第二次大戦中にドイツで実際に武装親衛隊のスモックを製造していた人がいるそうですね。
もしかしてロシアにもいて、迷彩服の製造に携わっているのでしょうか?
そんな印象があります。
(まず、あり得ないですけどね。。)
まさに、現代に蘇った武装親衛隊スモック!
あるいは、武装親衛隊の亡霊…とも言えそうです。
でも憎っくきドイツ軍に祖国を蹂躙されたロシアが、この迷彩服を採用するなんて…。
意外な気がしますが、「良い物は何でも採用する」という方針だったのかもしれませんね。
もし、その考えが今も生きているなら、ロシア軍…やはり侮れません。
それはともかく、この迷彩は日本のフィールドでも効果がありそうです。
今回のモデルは、上下揃っているというのが嬉しいですよね。
サバイバルゲームではアンブッシュに。
(フード付きなので、本来はスナイパー用の迷彩服かもしれませんね。)
野鳥観察では、迷彩のハットを入手したら完璧です。
さすがの鳥さんも、「何か居るけど、何だろう?」なんて思うかも。
この迷彩服も防寒性能は殆どありませんので使用する季節には要注意です。
残念ながら、現在市中に出回っている数は少なく、とても高価です。
でも、中古品なら比較的安価に入手できますよ。
気長に探しましょう!
今回は、世界的に有名な迷彩パターンを採用した、ロシア軍の迷彩服を分析しました。
次回は、伝統あるアメリカ軍の防寒着を分析します。
お楽しみに。
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参考:武装親衛隊の迷彩スモック(いずれもモデル品)記事はこちらです。
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武装親衛隊の迷彩に影響を受けたと思われる迷彩服の記事はこちらです。
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読んでいただき、ありがとうございました。
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