今回は、1990年代のアメリカ軍のセーターを分析します。
アメリカ軍伝統のデザインが魅力ですね。
これからの季節に重宝しそうですよ!
勿論、デッドストックですよ!
目次
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1 アメリカ陸軍5ボタンセーター(アクリルバージョン)とは?
どこの組織でも「えっ、これまだ使ってるの?」と思わず声を上げてしまう装備品があります。
例えば、1980年代の陸上自衛隊。
教育隊では、旧軍のタコ足背のう(14年式背嚢?)の類似品を使用していました。
(材質と色は違いましたが、祖父の形見の背のうとそっくりで愕然とした覚えがあります。)
また、当時の74式戦車(日本のMBTでした!)は、砲塔内部の後方にM3短機関銃(通称グリースガン(45口径!))が自衛用に置いてありましたね!
発見した瞬間、思わずその場で固まってしまいました…。
今回のモデルは、そんな伝統的とも言えるアメリカ軍「古(いにしえ)」の装備品です。
じつは第二次大戦中に採用されたデザインなんですね。
以来、材質を変更しながら現在も使用されて(?)いますよ。
さてさて、それはどんなセーターでしょうか?
今回は、アメリカ軍防寒装備マニアのみならず、自衛隊装備品マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはボタンです。名前の由来ですね。
タグ
表側です。
新しい時代のタグは、印字が滲んで見えるのが気になりますね。
1994年度契約品です。
タグ
裏面です。
ランドリーデータですね。
袖口
袖と一体成型ですね。
裾のニット
こちらも一体成型ですが、左右で縫い合わせています。
襟後面から肩の処理
脇にはヘリンボーン生地で補強が!
肩も補強されています。
前合わせの部分 結構厚みがあります。
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3 その特徴とは?
一番の特徴は、その名前の由来ともなった5つのボタンですね。
それと襟です。
通常の状態でスタンドカラーになります。
第二次大戦当時のデザインを今もしっかり踏襲していますね。
品名にODとあります。
確かに大戦中はODでしたが、今回のモデルは濃いブラウンですね。
軍用セーターに共通する、各パーツを縫い合わせて一着を仕立てていますよ。
材質は珍しくアクリルです。
歩兵等の地上部隊用だとすると、アクリルは戦闘に向いていないのでは?
…なんて思ってしまいますね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1994年
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 アクリル
表記サイズ M
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約66cm
肩幅 約50cm
身幅 約49cm
袖丈 約58cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 浜松の専門店
入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
実際に着用すると、ウールに負けず劣らず暖かいです。
ウールと違って、洗濯機で洗えるのも魅力ですね。
襟に関しては賛否両論です。
材質がアクリルなので、首元が敏感な方は、痒くなったりするかもしれませんね。
印象的には、通常のクルーネックとタートルネックの中間くらいな感じです
デザインから、ファッションというよりは実用もしくはヒストリカルゲーム(コスプレ)向けかもしれません。
あまり知られていませんが、同じデザインで濃いグリーン(濃緑色?)のセーターが陸上自衛隊のPX(駐屯地内売店)で販売されていました。
また、陸上自衛隊、航空自衛隊でもパイロット用として、今回のモデルとよく似たセーターが採用されていますね。
ところで、今回のモデルは中古品なら大手通販サイトで、とても安価に入手できます。
(勿論、デッドストックも入手可能です。嬉しい時代になりました。)
ただ火を使うキャンプとかでの使用はやめましょう。
アクリルはとても燃えやすいので、思わぬ事故が発生するかもしれません。
もし使用する場合は、十分に注意して使用しましょう。
今回は、アメリカ軍の古いデザインを継承しているセーターを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240116更新)
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参考:他国のセーターに関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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