こんにちは!
今回は、 クワクワ軍の迷彩服を分析します。
聴き慣れない国ですが、すでに存在していないようですね。
今回も、亡国シリーズですよ。
目次
- 1 クワクワ陸軍迷彩ジャケットとは?
- 2 クワクワ陸軍迷彩ジャケットの全体及び細部写真
- 3 クワクワ陸軍迷彩ジャケットの特徴とは?
- 4 クワクワ陸軍迷彩ジャケットの製造とサイズのデータ
- 5 クワクワ陸軍迷彩ジャケットまとめ
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1 クワクワ陸軍迷彩ジャケットとは?
ところで皆さんは、クワクワ…という国をご存知ですか?
おそらく日本人でこの国の存在を知ってらっしゃる方は、ミリタリーマニアくらいではないでしょうか?
クワクワは、南アフリカ国内にあった「バントゥースタン(英名ホームランド)」の小国でした。
バントゥースタンとは、南アフリカ政府がアパルトヘイト(人種差別政策)に対する世界的な非難をかわすため南アフリカに造られた、地方自治国のことをいいます。
1970年代に沢山の国ができました。
(トランスカイやシスカイが有名ですね。)
そして、それぞれの国が独自の軍隊や装備を持っていましたよ。
今回は、その中でもマイナーなクワクワ軍の装備品になります。
どんな迷彩服なのでしょうか?
ワクワクしてきましたね。(クワクワだけに?)
早速、確認していきましょう!
2 クワクワ陸軍迷彩ジャケットの全体及び細部写真
前面
メリハリの効いた迷彩です。
背面
短い間隔で迷彩が繰り返されていますね。
前面裏側
ライニング(裏地)は前面下部のみです。
背面裏側
迷彩は、僅かに透けています。
前合わせはボタンのみです。
タグ
襟の内側
ライナー用のボタン
珍しく、開襟のフィールドジャケットです。
エポレットは、
僅かにテーパーの付いたクサビ型です。
胸ポケット
ボタンで開閉
腰ポケット
こちらもボタンで開閉
袖口
ボタンで調整
肘の補強生地はぐるっと一周まわっています。
脇の裁断
ボタンはリードグリーン(?)のイギリス軍皿型です。
ウエストのドローコード
ブラウンのナイロン製
裾のドローコード
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3 クワクワ陸軍迷彩ジャケットの特徴とは?
まず迷彩ですが、タンをベースに、グリーン、オリーブグリーン、レッドブラウンで葉のようなパターンを描いています。
なんとなく、南アフリカ特殊部隊の迷彩服を参考(?)にしているイメージがあります。
生地は、コットンとポリエステルの混紡で、南アフリカ警察迷彩服の生地に酷似していますね。
デザインは、エポレット付き4パッチポケットの典型的なフィールドジャケットタイプです。
でも開襟ですよ。珍しいですね。
南アフリカは寒い時期もあると聞いていますが、別に防寒装備があるのでしょうか?
4 クワクワ陸軍迷彩ジャケットの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1970年代
・製造場所 南アフリカ
・契約会社 南アフリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ S
(日本人のM〜L)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約79センチ
肩幅 約44センチ
身幅 約55センチ
袖丈 約63センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 大阪の専門店
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5 クワクワ陸軍迷彩ジャケットまとめ
今から約35年前に、大阪の専門店で初めてこの迷彩服に遭遇(?)したのですが、その頃は知識もなくどこの国の物か見当もつきませんでした。
(それでも購入するところが、我ながら…無茶していると思います。)
でもコレクションを続けていくと、わかってくるものなのですね。
(ブログも頑張るぞ。←全く関係なし!)
ところでこの迷彩服は、その色彩から乾燥地帯で効果を発揮するように想定されているようです。
日本では、秋から冬にかけて使えそうですね。
サバイバルゲームや野鳥観察は勿論のこと、なんとかトラウザース、ウェブ等の装備を入手して、ヒストリカルゲームに使いたいですね。
ところが数が少ないです。
その他の装備は、見たことがありません。
(南アフリカ軍で代用可能かもしれません。)
ドイツやイギリスなどに比べて、知名度がないのも災いしているようです。
ですので、見つけたらとりあえず保護してあげましょう。
(使用方法は、後で考えるとして…)
今回は、白人に苦しめられた小国クワクワの迷彩服を分析しました。
次回は、フィリピンの迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:南アフリカ関連の迷彩服はこちらです。⬇︎
南アフリカ隣国、ローデシアの迷彩服はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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