今回は、 1970年代のクワクワ軍の迷彩服を分析します。
聴き慣れない国ですが、すでに存在していないようですね。
それはともかく、どこかで見た仕立てです。
中古品ですが程度は良好ですよ!
目次
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1 クワクワ陸軍迷彩ジャケットとは?
ところで皆さんは、クワクワ…という国をご存知ですか?
おそらく日本人でこの国の存在を知ってらっしゃる方は、ミリタリーマニアくらいではないでしょうか?
クワクワは、南アフリカ国内にあった「バントゥースタン(英名ホームランド)」の小国でした。
バントゥースタンとは、南アフリカ政府がアパルトヘイト(人種差別政策)に対する世界的な非難をかわすため南アフリカに造られた、地方自治国のことをいいます。
1970年代に沢山の国ができました。
(トランスカイやシスカイが有名ですね。)
そして、それぞれの国が独自の軍隊や装備を持っていましたよ。
今回は、その中でもマイナーなクワクワ陸軍の迷彩ジャケットになります。
なんとなくDPMやローデシア系迷彩の面影がありますね。
さてさて、それはどんな迷彩ジャケットなのでしょうか?
ワクワクしてきましたね。(クワクワだけに?)
今回は、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
メリハリの効いた迷彩です。
背面
短い間隔で迷彩が繰り返されていますね。
前面裏側
ライニング(裏地)は前面下部のみです。
背面裏側
迷彩は、僅かに裏側へ透けています。
前合わせはボタンのみです。
タグ
襟の内側
ライナー用のボタン
珍しく、開襟のフィールドジャケットです。
ボタンはライナー用。
エポレット
僅かにテーパーの付いたクサビ型です。
胸ポケット
ボタンで開閉
両胸ポケットは二重になっていてボタンで開閉します。
腰ポケット
こちらもボタンで開閉
袖口
ボタンとタブで調整
肘の補強生地はぐるっと一周まわっています。
脇の裁断
ボタンはリードグリーン(?)のイギリス軍皿型です。
ウエストのドローコード
ブラウンのナイロン製
裾のドローコード
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3 その特徴とは?
まず迷彩ですが、タンの生地に、グリーン、オリーブグリーン、レッドブラウンで葉のようなパターンをプリントしています。
なんとなく、南アフリカ特殊部隊の迷彩服を参考(?)にしているイメージがありますね。
生地は、コットンとポリエステルの混紡で、南アフリカ警察迷彩服の生地に酷似していますね。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×4、腰ポケット×2で、胸ポケットは二重になっているのが面白いですね。
しかも開襟ですよ。
南アフリカは寒い時期もあると聞いていますが、別に防寒装備があるのでしょうか?
全体的な縫製は、やや雑で強度も足りないようです。
使用や洗濯には要注意ですね。
そうそう、気のせいかもしれませんが、全体的な仕立てから、韓国製のような印象を持ちましたよ。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1970年代
製造場所 不明
契約会社 南アフリカ?
製造会社 不明
材 質 コットン
ポリエステル
表記サイズ S
(日本人のM〜L)
各部のサイズ(平置)
着丈 約79cm
肩幅 約44cm
身幅 約55cm
袖丈 約63cm
状 態 中古上品
官民区分 官給品
入手場所 大阪の専門店
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
今から約35年前に、大阪の専門店で初めてこの迷彩服に遭遇(?)したのですが、その頃は知識もなくどこの国の物か見当もつきませんでした。
(それでも購入するところが、我ながら…無茶をしていると思います。😅)
でもコレクションを続けていくと、わかってくるものなのですね。
(ブログも頑張るぞ。←全く関係なし!)
ところでこの迷彩服は、その色彩から乾燥地帯で効果を発揮するように想定されているようです。
日本では、秋から冬にかけて使えそうですね。
サバイバルゲームや野鳥観察は勿論のこと、なんとかトラウザース、ウェブ等の装備を入手して、ヒストリカルゲームに使いたいですね。
ところが数が極端に少ないです。
その他の装備(ハット、戦闘服上下など)は、見たことがありません。
(南アフリカ軍で代用可能かもしれませんが…。)
先進国などに比べて、知名度がないのも災いしているようです。
…ですので、見つけたらとりあえず保護してあげましょう。
(使用方法は、後で考えるとして…)
今回は、白人に苦しめられた小国クワクワ陸軍の迷彩ジャケットを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240729更新)
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参考:南アフリカ関連の迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
南アフリカ隣国、ローデシアの迷彩服はこちらです。⬇︎
* * *
読んでいただき、ありがとうございました。
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