今回は、1970年代のローデシア陸軍迷彩スモックを分析します。
ローデシア軍物としては有名なメーカーの製品ですね。
着用できる大きいサイズはとても貴重ですね!
残念ながら中古品で欠品がありますが、程度は良好です!
目次
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1 ローデシア陸軍迷彩スモック(Statesman社製)とは?
世に多くのコレクターが存在しますが、それが切手であれ、ビックリマン・シールであれ、共通している傾向があります。
それは「手に入らない物ほど高価で取引される」です。
何らかの原因で、製造数が少なかったり、正規品ながらエラーが発生しているものなど、「手に入らない理由」の種類は千差万別ですね。
ミリタリーコレクションの世界でも同様で、採用期間の短かったもの、試作品などが手に入らないものの代表になります。
多くの場合、これらのアイテムは、とんでもない価格で取引される場合が多いですね。
中でも既に存在しない国の装備品は、年々価格が上昇していますよ。
今回のモデルも「ローデシア」という既に亡くなってしまった国の装備品で、勿論もう製造されていません。
また、ローデシア軍が伝説的であったこと、とても魅力的な迷彩であったことなどから、現在も世界中で大人気ですね。
(1980年代から、品薄状態が続いていますよ。)
では、その世界中のミリタリーコレクターを魅了した迷彩服とは、どんな迷彩なのでしょうか?
ローデシアの国としての盛衰は他に譲るとして、今回は迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
いつ見ても素敵かつ素晴らしい迷彩ですね。
これぞまさに芸術品です
背面
背面にマップポケットのない後期型です。
前面裏側
一部にライトブラウンのライニングが付いています。
背面裏側
背面のライニングは面積が多いですね。
ライナーは装着できません。
タグ
超有名なメーカー製ですね。
サイズ表記はインチのようです。
エポレット
テーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
2個のボタンで開閉
腰ポケット
胸ポケットと同様2個のボタンで開閉
ポケット口にゴムを内蔵していますね。
左袖ペンポケット
4本入ります。
ポケット口の斜めカットが秀逸ですね。
袖
肘には補強生地
袖口は、マチなしのボタンで開閉
袖付け根は補強されています。
ヨーロッパ製衣料に多い処理ですね。
ウエストのドローコードは入手当初から欠品でした。😭
コードの通る部分はボタンホールタイプです。
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3 その特徴とは?
迷彩は、ダークイエローの生地に、グリーンとブラウンを用いて、刷毛で大まかに塗りたくったようなパターンを描いています。
その刷毛さばきが大胆かつ独特で、使用されているカラーも手伝って、とても美しい迷彩になっていますよ。
メーカーによって、迷彩の色調に僅かに誤差があるのも特徴です。
生地は、一般的なコットンツイルで、やや厚めですね。
デザインは、イギリス軍P–60スモックの構成にも似たもので、胸と腰に2個のポケット、左袖にペンポケットがあります。
今回のモデルは、背面裾にポケットのない後期型ですね。
全体的な縫製は、正確かつ丁寧で、確かな技術を用いて仕立てられています。
印象としては、乾燥した地域での使用を考慮した被服と言えます。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1970年代
製造場所 ローデシア
契約会社 ローデシア
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 40
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約76cm
肩幅 約49cm
身幅 約62cm
袖丈 約59cm
状 態 中古上品
官民区分 官給品?
入手場所 東京の専門店
入手難易度 4(極めて困難)
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ブラボー6 35208 1/35 現用 ローデシア軍 FN FAL自動小銃(4個入)
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5 まとめ
独特の迷彩は、現役時代の官舎の主婦さん曰く「えっ?それ迷彩服?…迷彩とは思わなかったワ😃」と見慣れない方には、迷彩と認識されないくらい洗練(?)されたものですね。
(昔の話です…って普段から着て歩いとったんかい!)
実際に着用してみると、真夏は少々蒸しますが、春秋は丁度良い通気性ですね。
初冬も着込めば大丈夫そうですよ。
…とは言え、稀少なものなので着用せず保管しておいた方が良いようです。
品薄とは言え、いくつかネットオークションに出品されていることがありますね。
でも、やはり結構な価格で出品されていますよ。
そこからの入札なので、最終的にいくらくらいになるのでしょうか?
(欲しいけど資金がないので、いつも高みの見物!)
そんな世界的な品薄状態に商機を見出した国内外のメーカーから、この迷彩服のモデル品が発売されていますよ。
特に現在発売されている国産のモデル品は高品質なので、実用にはこちらがおすすめです。
初心者の方もまずはモデル品から初めてみましょう。
(現代のモデル品は、ちゃんとメーカーのスタンプを押してあって。サイズ表記もSML表示なので良心的ですね。)
将来の事を考えている方は、ぜひ当時の官給品、それもフルパッチ(ワッペン)付きのモデル入手を追求してみてください。
その場合も、日本人のLサイズ以上を選ぶのがコツのようです。
そうそう、後に南アフリカの特殊部隊が、よく似た迷彩パターンの装備を採用したり、旧ローデシア付近の国々が、粗悪なモデル品を発売しているようです。
また、パキスタン軍のスモックもよく似たパターンですね。
それらを、正々堂々ローデシア軍物として、高値で販売している悪徳業者が存在します。
呉々も、「ローデシア詐欺」には注意してくださいね!
今回は、世界的にも貴重なローデシア陸軍の迷彩スモックを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240301更新)
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参考:他のローデシア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他のアフリカ系の迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
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ところで皆さんはお気に入りのアニメ…ってありますか?
私は「夏目友人帳」がお気に入りです。
奥(神)様からの紹介で観はじめたのですが、すっかりハマってしましました。
人と人でない物の関係は、何かに似ている気がしましたよ。
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読んでいただき、ありがとうございました。
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