こんにちは!
今回は、航空自衛隊と海上自衛隊のサバイバルナイフを分析します。
おそらく1960年代くらいのものだと思われます…が不明な点も多いですね。
造りも時代を反映する仕上がりになっていますよ。
今回のアイテムは、もしかしたら稀少品かもしれませんね?
目次
- 1 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)とは?
- 2 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)の全体及び細部写真
- 3 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)の特徴とは?
- 4 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)の製造とサイズのデータ
- 5 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)まとめ
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1 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)とは?
最近、とあるキャンプアニメの影響で、ゆるいキャンプを始める方が増えたみたいですね。
(勿論現在では、567の影響で家でキャンプする「家キャン」がメインと聞いていますが…。)
でもキャンプなどの非日常を普段から経験しておくことは、災害時でも余裕を持って行動できることが多いので必要なことかもしれませんね。
ところでキャンプの必需品といえば「衣・食・住」で分けられますが、それらを繋げる重要な装備としてナイフは欠かせませんよね。
キャンプなどの野外活動は勿論、緊急時のサバイバル活動において、ナイフの有無は生存性に直結する問題でもあります。
特に行動そのものがサバイバル活動とも言える軍隊においては、常備されるべき装備の一つですね。
それは自衛隊においても同様です。
昨今では、諸外国で製造されたナイフを使用することが多いですが、かつては国産のナイフを官給品として調達していた時期があったようですね。
今回のモデルは、航空自衛隊と海上自衛隊が装備した、国産官給品ナイフになります。
日本のアウトドアメーカーのナイフにも似た造りでなかなか重厚ですが、一昔前のデザインになっていますね。
現在は官給品を外れていて、普段見かける機会のないアイテムですよ!
さてさて、それはどんなサバイバルナイフなのでしょうか?
今回は、自衛隊装備マニアのみならずナイフコレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)の全体及び細部写真
右側面
上:航空自衛隊モデル
下:海上自衛隊モデル
外観はほぼ同じですね。
左側面
上面
下面
ハンドル
左右側面
ハンドルの断面は、スクエアです。
各刻印
(航空自衛隊の刻印が見辛いですね。)
シース上部
2本のループで固定するタイプですが、下のループは刃側にあるので取り扱いには要注意ですね。
ループは ダットファスナーで開閉
(刃でループが傷つく恐れがあります。)
シース刻印
何故か海上自衛隊モデルはブラウンの ダットファスナーです。
(航空自衛隊モデルは、ブルーイング(黒染め)?)
シース下部
航空自衛隊のモデルは破損していますが、両方ともリベット留めされたレザーのループ付き
海上自衛隊モデルは白いコード付き
(オリジナルかどうかは不明)
シースに格納状態左側面
シースは、航空自衛隊モデルはブラウンに、海上自衛隊モデルはネイビーブルーに染められています。
シースに格納状態右側
実用新案特許(?)と意匠登録(?)番号
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3 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)の特徴とは?
全体的なデザインは、エバニューのNo.7ナイフに似ています。
(同じメーカーでしょうか?)
ブレードはブーイタイプで、材質はカーボンスティールとステンレスのようです。
切れ味と耐久性(整備性も)を向上させていますね。
おそらくナロータングと呼ばれるブレードからハンドルまで一本の構造で、とても頑丈そうですよ。
クロスガードはブラス(真鍮)製で独特の形状ですね。
(あまり見掛けないデザインです。)
ハンドルは断面がスクエアタイプで左右両面にスタッグ(鹿角)が取り付けられています。
ポンメル(ハンドルの一番後ろ)にはバルジがあって、ナイフを振り下ろした時にも手から離れにくい構造にしていますね。
シース(鞘)は、おそらくステアハイド(牛革)で、航空自衛隊モデルはブラウンに、海上自衛隊モデルはネイビーブルーに染められていますよ。
ベルトなどに通せるようにシース上端は大きなループになっています。
また、ハンドル付近とクロスガード部分にはループがあって、激しい動きでもナイフが抜けないような工夫がなされています。
しかしクロスガードの部分は刃側にあるので、雑に取り扱うとループを傷つけてしまいそうで怖いですね。
シース先端にもリベット留めのループがあって、コード(紐)を通せるようになっています。
(これは、シースを太ももに固定するためのものですね。)
全体的な造りは、ナイフ、シースとも良く言えばワイルド、悪く言えば雑で、昨今の丁寧な仕上げのナイフとは雲泥の差がありますね。
「そんな時代の製品だよ!」と言ってしまえばそれまでですが、単にSPEC通りに作るのではなく、ちゃんとユーザー目線を持って製造して欲しいと感じました。
4 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1960年代
・製造場所 日本
・契約会社 日本
・製造会社 〃
・材質 カーボンスティール
ステンレススティール
ブラス
鹿角
・各部のサイズ
全長 約270ミリ
ブレード長 約140ミリ
ブレード厚 約6ミリ
ハンドル長 約120ミリ
ハンドル厚 約20ミリ
クロスガード長 約70ミリ
クロスガード厚 約10ミリ
・状態 中古並品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 航空自衛隊・海上自衛隊サバイバルナイフ(国産)まとめ
今回のモデルは、ブレードも厚くちゃんとシャープニング(研ぎ)すれば、長く使えそうなナイフですね。
(おすすめはできませんが、鉈のような使い方もできるかもしれません。)
しかし、この仕上げ&使い勝手の悪さには閉口してしまいます。
特にハンドルが短く、断面がスクエアなのはとても使い辛いですね。
(私が慣れていないだけかもしれませんが。)
勿論、元々のSPEC(規格)がそうだから仕方ないのかもしれませんが…。
もうちょっとなんとかして欲しかったところです。
ただ、このナイフを今から実用で使おうとは考えていません。
大切に保管して、「こんな装備もあったんだよ!」って後世に伝えていきたいです。
あなたが探しているなら、おそらく有名ミリタリーSHOPよりネットオークションを覗いてみた方が発見できる確率が高いでしょう。
またレアケースですが街の「骨董市」や骨董品屋に、旧日本軍物として販売されている場合もあります。
気長に、そして詳細に探してみましょう!
今回は、珍しい航空自衛隊・海上自衛隊のサバイバルナイフを分析しました。
次回は、通常路線に戻って、旧南アフリカホームランドとして存在したトランスカイの迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のサバイバル装備はこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com
www.military-spec-an.com
✳︎ ✳︎ ✳︎
Twitterで見つけました!
今日はカメの甲羅磨き🐢✨
— PIP@小笠原海洋センター非公式 (@mt_seaturtle) 2020年11月17日
カメちゃん、気持ちよさそうだ( ´ ▽ ` )ヨカタ pic.twitter.com/kDpj8nnGrB
亀くん気持ち良さそう💕
海亀は見たり触ったことがありますが、甲羅磨き…初めてみました!
私もお手伝いしたいです💕
読んでいただき、ありがとうございました。
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