こんにちは!
今回は、イギリス軍のパイロットスーツを分析します。
何処かで見たことのあるカラーと材質ですが、デザインは独特です。
おそらく見た目のカッコ良さを追求したのでは?
…でも、このスーツをカッコ良いと思うか、思わないかは、貴方次第です!
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目次
- 1 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)とは?
- 2 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)全体及び細部写真
- 3 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)の特徴とは?
- 4 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)製造とサイズのデータ
- 5 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)まとめ
1 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)とは?
第二次大戦初期のいわゆる「バトル・オブ・ブリテン」で、数に勝るドイツ空軍の進撃を食い止めたイギリス空軍(RAF)。
しかし、その後のドイツ本土爆撃では、爆撃機の被害を恐れて夜間爆撃のみを実施。
(昼間爆撃は、アメリカ軍が担当)
しかも、わざわざ避難民で溢れている都市を選んで爆撃するなど、英国人のずる賢さと残忍さを代表する空軍になってしまいました。
戦後は、イギリスが航空業界の拡張に失敗、それに続くポンコツ軍用機の量産などにより、イギリスとイギリス空軍は世界の趨勢から取り残されていきます。
イギリス空軍に何があったのでしょうね?
現在もなお、戦闘機の国産開発はできておらず、トーネードもタイフーン(?機名が悪い?)もヨーロッパ諸国との共同開発に甘んじています。
(ただし航空機用エンジンの開発は世界でもトップクラスですね。)
そんなイギリス空軍のパイロット装備は、アメリカ軍の合理的な装備を見慣れた日本のマニアには、奇異に感じる物が多いですね。
被ると重くて自由に顔の向きを変えられないヘルメット、第二次大戦中のレザージャケットのデザインを基にしたフライトジャケット等々…。
なんかよくわからないです。
今回のパイロットスーツも、必要性の有無を考えざるを得ないデザインや装備がありますよ。
さて、どんなパイロットスーツなのでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)全体及び細部写真
前面全体
前面上半身
前面下半身
背面全体
背面上半身
背面下半身
前面裏側上半身
前面裏側下半身
背面裏側上半身
背面裏側下半身
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襟は一般のスーツやブレザーみたいなデザインです。
チンストラップやタブはなくて、どうやら開襟のまま使用するようですね。
エポレットはスクエアタイプでマジックテープで開閉します。
ジッパーはDPMスモックにも使用されていいる「NZ」製
前身頃には6個の ダットファスナーが設けられています。
用途は?
胸ポケットは角度が付いていて、ジッパーで開閉
腰のスラッシュポケット
膝のパッチポケット
ふくらはぎのマチ付きパッチポケット
前合わせは、上下から開くダブルジッパーです。
腰のスラッシュポケットには、 マジックテープで開放するスリットがあります。
そn部分にはホワイトのコットンで力布が準備されています。
膝ポケットはとても複雑で、上部が マジックテープで開閉(一番下のコンパートメント)
膝内側もマジックテープで開閉(一番上のコンパートメントです。)
地図や書類を入れるためでしょうか?開放されています。
外側には2本のペンポケットも!
下部もマジックテープで開閉(真ん中のコンパートメント)
用途不明のマジックテープが中にあります。
都合、この膝ポケットはペンポケットも含めると5個のポケット集合体になります。
裾のパッチポケットもマジックテープで開閉
フルレンジでとても強力です。
足首はジッパーで開閉できます。
ダメ押しで、 マジックテープのタブも付属
左袖のペンポケット
袖口はマジックテープで開閉・調整
ウエストにもサイズ調整タブがありますが、調整量は少ないです。
襟裏にはステンシルで何か記入されていました。
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3 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)の特徴とは?
生地はODのノーメックス(難燃ナイロン)で、アメリカ軍のCVCカバーオールやジャケットに酷似しています。
何か情報共有とか、生地をアメリカに注文したとかいう経緯があったのでしょうか?
薄くて通気性が抜群です。
各ジッパーの裏側にはちゃんと当て布がありますね。
(これでジッパーが熱くなっても安心です。)
デザインは、イギリス軍独特のスーツのような襟を持つタイプで、下半身にポケットを集中させています。
特に膝前面のポケットは、とても凝った造りで、ここまでする必要性があるのか疑問ですね。
おそらく長らく空軍を保有しているので、独特のノウハウというか、技術の蓄積があるのでしょう!
(形式番号が、Mk–14というのもイギリス軍らしいですね。つまり14番目のパイロットスーツなのでしょうか?)
4 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1981年
・製造場所 イギリス
・契約会社 イギリス
・製造会社 〃
・材質 ノーメックス
(難燃ナイロン)
・表記サイズ 3
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約142センチ
肩幅 約49センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約56センチ
ウエスト 約44センチ
股下 約63センチ
裾幅 約21センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 イギリス空軍パイロットスーツ(Mk–14A)まとめ
今回のモデルで、どうしてもわからないのは、襟の処理です。
何故この襟を採用したのか?
サバイバルベストやライフプリサーバーなどから首を守るためのものでしょうか?
少なくとも防寒目的ではなさそうですね。
襟に疑問は残りますが、その他に関しては変わったデザインではなく、普通に使えそうです。
実際に着てみた印象は、肌触りなどはCVCカバーオールに似ていますよ。
通気性は良いですが、一種のナイロンですので繊維に吸湿性がないのも同じですね。
真夏のツーリング、サバイバルゲーム 、キャンプなどに使えそうです。
特に膝ポケットは、(おそらくパイロットもそうだと思いますが)地図などを入れてたまま見ることができるので、応用すれば意外と使い道があるかもしれません。
さて、このパイロットスーツですが、いくつかタイプがあるようですね。
最近では、もっとグリーン系カラーのモデルも見たことがあります。
まだまだ新しいスーツですので、今でも極上品が入手可能ですよ。
ただ、やはりパイロット装備なので、プレミア価格で販売しているSHOPもあります。
注意してください。
今回は、イギリス空軍のちょっと前のパイロットスーツを分析しました。
次回は、パイロットスーツつながりでアメリカのパイロットスーツを分析します。
お楽しみに!
参考:他のイギリス軍パイロット装備はこちらです。⬇︎
その他の国のパイロットスーツはこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
天気予報によると、本日は寒気の影響で全国的にまとまった雪が降ると予想されています。
雪に慣れていない所は、大渋滞になるかもしれませんね。
早め早めの行動を心がけて、時間に余裕を持つようにしましょう。
落ち着いて出勤できれば、不必要な事故を起こす確率も減ります。
私は…徒歩通勤なので無問題です。
会社に着く頃は、身体も温まって、すぐに除雪できそうです。
頑張るぞ!
読んでいただき、ありがとうございました。
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