こんにちは!
今回は、イギリス軍のパイロットスーツを分析します。
以前にもイギリス軍パイロットスーツを分析しましたが、今回のモデルは比較的、近年のモデルなります。
どこかで見た生地のスーツですが、何か関係があるのでしょうか?
それはともかく、今回のアイテムもデッドストックですよ!
目次
- 1 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)とは?
- 2 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)の全体及び細部写真
- 3 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)の特徴とは?
- 4 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)の製造とサイズのデータ
- 5 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)まとめ
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1 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)とは?
このブログでは、これまで
・Mk11
というイギリス軍のパイロットスーツを分析してきました。
一見同じようなスーツでしたが、細部が大きく違っていましたね。
今回のモデルは、その形式番号から、Mk–14の後継モデルだと思われます。
Mk–1から始まっているとすると、もう15種類ものパイロットスーツが開発されたことになりますね。
パイロットのための細かい仕様変更なのでしょうか?
それとも他に理由があるのでしょうか?
イギリス軍もよくわかりませんね。
今回のモデルも、とても上質なパイロットスーツになっていますよ。
さてさて、それはどんなパイロットスーツなのでしょうか?
今回は、イギリス軍パイロット装備マニアのみならず、バイカーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)の全体及び細部写真
全体前面
前面上半身
前面下半身
全体背面
背面上半身
背面下半身
前面裏側上半身
前面裏側下半身
背面裏側上半身
背面裏側下半身
タグ
1990年度契約品です。
襟周りレイアウト
襟の形状がエレガントですね。
うなじにある用途不明の3本ループ
このモデルにもありました!
エポレット
長方形でマジックテープで開閉
胸ポケットと用途不明のDリング
腰スラッシュポケット
ポケット内部には、マジックテープで開閉するスリットがあります。
右膝ポケット
とても複雑な形状です。
まず上側が開きます。
下側にもフラップ付きのポケットが。
(上側ポケットとは別物です。)
そして向かって左側開いて、データプレートなどを入れます。
開閉は全てマジックテープでした。
しかも向かっって左側にはペンポケットが。
ペンは互い違いに入るようになっています。
左膝ポケットも同じペンポケットがあります。
ふくらはぎポケット
マジックテープで開閉
足首はジッパーで開閉
マチはありません。
左袖ポケット
ペン専用でしょうか?
袖
立体裁断+テーパー付きです。
袖口はマジックテープで調整
ウエストのサイズ調整タブ
短くて身体の後ろ側で調整
珍しいデザインですね。
足首ジッパーには、スタンプが押してありました。
ジッパーは無刻印
今回のモデルはデッドストックでしたが、撮影のために開封しました。
でも、本来はこんなパッケージに入っています。
(予備品)
パッケージのラベル
着用例
ハリアーかっこいい〜
— しの (@shinoshino_1105) 2013年12月5日
パイロットもイケメン(・ω・)ノ pic.twitter.com/QbY44Cey9W
RAFパイロット、ヘルメットのバイザーカバーがいいよね pic.twitter.com/er5MogOt7u
— ま き の んwithしんまちペンぎん (@39nonikam) 2019年12月1日
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3 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)の特徴とは?
生地はOD(オリーブドラブ)のノーメックス(ナイロン系難燃繊維)製で、とても落ち着いた雰囲気です。
アメリカ軍のヘリクルー、CVC関連の装備に使用されているものとよく似ています。
この生地は、かのフォークランド戦争当時(1981年)には既に使用されていたので、登場時期も合致していますね。
(今度機会があったら、直接比較してみたいです。)
デザインは、イギリス軍オリジナルですが、部分的にアメリカ軍パイロットスーツの影響を受けているようです。
構成は、エポレット付き、胸ポケット×2、膝ポケット×8、腰スラッシュポケット×2、ふくらはぎポケット×2、袖ポケットです。
(腰のスラッシュポケット内には、マジックテープで開閉するスリットあり。ここにスリットがあるのはアメリカ軍風ですね。)
他には、裾にジッパー、ウエストや手首はマジックテープで開閉・調整できます。
特筆すべきは、襟が一般的なスーツのような形状で、かつ開襟になっているところです。
(イギリス軍パイロットスーツの一大特徴ですね。)
よく首にスカーフを巻くことが多いのは、首の部分が開放されているからでしょうか?
(この襟の形…このモデルとも共通点があるでしょうか?)
また、胸のDリングは、相変わらず用途不明です。
全体的な縫製は、正確かつ丁寧で、とても上質な仕立てになっています。
またサイズ感は、表記から比べるとややゆったりしているようです。
4 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年
・製造場所 イギリス
・契約会社 イギリス
・製造会社 〃
・材質 ノーメックス
・表記サイズ 5
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約151センチ
肩幅 約44センチ
身幅 約54センチ
袖丈 約60センチ
ウエスト 約48センチ
股下 約70センチ
裾幅 約23センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 民生品
・入手場所 海外オークション
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5 イギリス軍パイロットスーツ(Mk15)まとめ
これまでに分析したMk11とは、生地の厚さ(より厚くなっています。)、各部のデザインが大きく違っていますね。
またMk14とは流石に形式番号が近いせいか、大きく変わっていない感じです。
(Mk14にあった足首のストラップが省略されていますね。)
もしかしたら、固定翼機と回転翼機とで分けられているのでしょうか?
詳細は不明ですが、やはり謎の多いパイロットスーツですね。
(だから面白い!)
今回のモデルは、言わば標準的なモデルなので、おそらく暖候期向けでしょう。
ノーメックス製なので火気にに強いことから夏のキャンプやバイクに向いてそうですね。
迷彩スモックなどと合わせると、サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測などに使用できそうです。
(冬は中に着込んだり、上に羽織ったりしないと寒そうですよ。)
また、アメリカ軍ものが氾濫している日本では、イギリス軍装備は珍しいので、ファッションで使用するのも面白いかもしれませんね。
日本ではあまり人気がないので、目にする機会は少ないですが、まだ新しいパイロットスーツですので、入手は可能です。
何故か実店舗よりは、ネットSHOPなどが取り扱っている場合が多いようですよ。
オークションにもたまに出品されますので、チェックしてみましょう!
今回は、イギリス軍の比較的新しいパイロットスーツを分析しました。
次回は、アメリカの防寒着のモデル品を分析します。
お楽しみに!
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参考:イギリス軍パイロット装備はこちらです。⬇︎
今回のモデルとよく似た生地を使用した他国の装備はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
Twitterで見つけました。
鹿さんがコロラドの店に入ってきたので、店主はチョコレートチップクッキーをあげました。すると鹿さんは店を出て、30分後に家族全員で戻ってきたそうで pic.twitter.com/fSkv064i1q
— 癒しチャンネル (@iyashichannel_) 2020年11月9日
よほどおいしかったんでしょうね💕
こんなふうに、たまに野生動物が訪ねてこないかなあ!😍
(憧れます!!!)
読んでいただき、ありがとうございました。
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