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デザインはLC系!【アメリカの軍服】海軍グリーンリーフ迷彩ジャケット(ベトナム戦後型)とは? 0117 🇺🇸 ミリタリー US HOT WEATHER CAMO JACKET(GREEN LEAF CAMO・POST-VIETNAM WAR MODEL)1977

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今回は、1970年代のアメリカ海軍迷彩ジャケットを分析します。

ベトナム戦争後に採用されたモデルですが、古い迷彩生地が使用されています。

時代を逆行する措置ですが、一体何があったのでしょうか?

今回のアイテムは、中古品ながら程度は極上ですよ!

   目次

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1  アメリカ海軍グリーンリーフ迷彩ジャケット(ベトナム戦後型)とは?

ベトナム戦争中の1960年代に採用された、通称グリーンリーフパターン迷彩ですが、1970年代にはマイナーチェンジしました。

 

パターンはそのままで、迷彩のベース色をライトブラウンにしましたよ。

 

この迷彩服、通称ブラウンリーフ迷彩と言いいます。

(グリーンリーフよりブラウンの印象が強いのでこう呼ばれていますね。)

 

グリーンリーフ迷彩は森林に特化していたので、これでより汎用性を高めることができました。

(また高地用だという説もあります。短期間製造。)

 

また戦後は新しいLC装備の支給にあわせ、迷彩生地やポケットのデザインを変更し、より量産に適した形にしました。

(これがLCリーフですね。)

 

しかし戦後すぐで混乱があったのか、グリーンリーフ迷彩生地を使用したLC系や、グリーンリーフ・ブラウンリーフの迷彩生地が混在するハイブリッドモデルもありましたね。

 

面白いですね。

 

今回のモデルは、ベトナム戦後型のLC系でありながら、戦争中のグリーンリーフの迷彩生地で作られたジャケットになります。

 

でも…違和感はありませんでしたよ!

 

さてさて、それはどんな迷彩ジャケットなのでしょうか?

 

今回は、アメリカ軍装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

前面
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背面  
迷彩は、各色のエッジにボカシを加えた一般的なグリーンリーフです。
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前面裏側
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背面裏側
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前合わせは、ボタンのみです。
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タグ
サイズタグとデータタグが一体ですね。
1977年度契約品です。
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胸ポケット
プリーツはそのままですが、ポケットフラップも含めて、四角形になっています。
縫い付け角度も垂直ですね。
2個のボタンで開閉。
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腰ポケットも同様です。
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袖口は変更なくマチ付きでボタンで開閉します。
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今回のモデルは、不鮮明ながらアメリカ海軍のスタンプが。
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3  その特徴とは?

迷彩は、基本的にベトナム戦争中の一般的なグリーンリーフと変わりありません。

 

ベトナム戦争中のグリーンリーフ迷彩服の記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

 

今回のモデルは、おそらくグリーンリーフの迷彩生地が余っていたので、それを使用して新しい規格で製造したのでしょうね。

(ハイブリッド型も同じ理由ですね。)

 

デザインは、エポレット なし、胸ポケット×2、腰ポケット×2ですが、ポケットは一般的な四角形に変更された他は変わっていません。

(でも、ポケット中央のプリーツは付いていますよ。)

 

全体的な縫製は、少々雑ながら強度は抜群のアメリカ軍スタンダードな仕立てです。

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1977年代

製造場所    アメリカ

契約会社    アメリカ

製造会社     〃

材  質    コットン

表記サイズ   MR

各部のサイズ(平置)

       着丈 約79cm

       肩幅 約44cm

       身幅 約57cm

       袖丈 約58cm

状  態   中古極上品

官民区分   官給品

入手場所   愛知県の専門店

入手難易度  2(やや困難)

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5  まとめ

LC系モデルは、ポケットの改修により、それまでのジャングルファーティーグ(トロピカルコンバットジャケット)より量産に適したモデルと言えます。

 

しかし第二次大戦中のパラトルーパージャケットから続く、どこかエレガントな感じが失われました。

(失われても無問題ですが。)

 

その後、ウッドランド迷彩服では、ポケットのプリーツもなくなり、さらに量産に特化していくことになります。

 

ウッドランド迷彩服の記事はこちらです。⬇︎

さて今回のモデルですが、じつはずっと探していました。

 

1980年代に、偶然入手したアメリカ軍の広報パンフレットの記事写真で、黒人兵が今回のモデルと同じジャケットを着ているのを見て、「こんなモデルがあるんだ!」と思ったのがきっかけです。

 

ネットオークションでも網を張ったりしてましたが、結局出張で行った愛知県の超有名なミリタリーショップで見つけました。

 

あまり見ないモデルですよね。

 

個人的には、ブラウンリーフやLCリーフよりも好きなので、ベストチョイスだと思っています。

 

一頃品薄だった今回のモデルも、現在では嬉しいことに、最近大手通販サイトでも取り扱われるようになりましたよ。

 

探しているあなたは、これで入手可能ですね。

 

ただし中古品なので購入する場合は程度(破損、汚れ、欠品)をよく確認しましょう!

 

私は、グリーンリーフとブラウンリーフの生地が混在するハイブリッドLC系を狙います!

 

今回は、グリーンリーフ迷彩生地を使用したLC系迷彩服を分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に面白いですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20231023更新)

参考:ベトナム戦争後採用のアメリカ軍LC系迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

 

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読んでいただき、ありがとうございました。

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