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謎の多い軍装品に関して細部を知りたくないですか?このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。上級コレクターのみならず、これからコレクションを始める初心者の方も必見です。

アメリカの軍服 グリーンリーフ迷彩ジャケットとは? 0098 USA

こんにちは!

今回は、   アメリカ軍が、ベトナム戦争時に支給した迷彩服を分析します。

残念ポイントがありますが、デッドストックの長期保管品ですよ。

   目次

1  アメリカの軍服  グリーンリーフ迷彩ジャケットとは?

アメリカ軍は第二次大戦中に、独特の「ダックハンター」と呼ばれる迷彩の被服を限定的に支給しました。

ダックハンター迷彩服の記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

元々世界最大規模を誇るアメリカ軍は、当時の陸軍でも個人被服の迷彩化に消極的だったようですね。

(効果も疑問視してましたし、開発にも支給にも予算がかかりますしね。)

しかしヨーロッパでドイツ軍と対峙すると、その迷彩装備の高いレベルに、アメリカ軍は強い衝撃を受けました。

何故なら、当時アメリカが開発しようとしていた迷彩(ミッチェルパターン)の、なんと数十年以上先を進むものだったからです。

そして戦後、本格的に新しい迷彩装備の開発に乗り出します。

ベースになったのは、大戦末期にドイツ軍が装備した「ライバーマスター」迷彩でした。

そしてベトナム戦争中に、満を持して新しい迷彩服が採用、支給されます。

それが今回のモデルです。どんな迷彩服なのでしょうか?

早速確認していきましょう!

 

2  ジャケットの全体及び細部写真

前面   ベースカラーのライトグリーンのせいか、グリーン系の迷彩に見えますね。

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背面  

美しい迷彩ですね。

メーカーや製造時期によって若干の色調変化がありますよ。
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前面裏側
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背面裏側  かなり迷彩が透けています。
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サイズタグ
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データタグ
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胸ポケット  

角度とプリーツが付いています。 2個のボタンで開閉
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腰ポケット 2個のボタンで開閉
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左胸ポケットフラップにはスリットが。
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ポケット内にはペン差しがあります。
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袖口  2個のボタンで開閉
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デッドストックながら、こんな穴が2個空いていました。

残念ですが、安く入手できましたよ。
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アメリカ海軍のグリーンリーフ迷彩戦闘服

(ジャングルファーティーグの後継型)

これは、グリーンリーフの生地を用いて造られた、ベトナム戦争後のジャケットです。

通常、ブラウンリーフ迷彩生地を用いて制作されますが、中には写真のようにグリーンリーフ生地製もあったようです。

ポケットの角度がなく、ポケットフラップの形が平凡な長方形です。
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3  その特徴とは?

迷彩は、ライトグリーンにグリーン、ブラウン、ブラックグレイで雲形、葉のようなパターンを描いています。

その各色の境が、微妙にボカシてありますよ。

手の込んだ迷彩ですね。

迷彩はグリーンが強いことから「グリーンリーフ」と呼ばれています。

ブラックグレイのパターンの一部は、ライバーマスター迷彩パターンに酷似していますね。

やはり影響を受けているようです。

明暗がついている効果的な迷彩ですね。

デザインは、以前分析したジャングルファーティーグと同じです。

ジャングルファーティーグの記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

  

4  製造、サイズのデータ

 ・製造年又は契約年度     1969年

 ・製造場所                       アメリカ

 ・契約会社                       アメリカ

 ・製造会社                             〃

 ・材質                              コットン

 ・表記サイズ                   M–S

 ・各部のサイズ(平置) 

                                     着丈  約77センチ

                                     肩幅  約45センチ

                                     身幅  約59センチ

                                     袖丈  約60センチ                             

 ・状態                         中古良品

 ・官民区分                  官給品

 ・入手場所                  ヤフオク

 

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5  まとめ

ベトナム戦争中に、この迷彩服を着用したある部隊が、前線でヘリコプターの救助要請をしたそうです。

でも現地に行ったパイロットは、その部隊を発見できなかったとか?

本当ならすごい迷彩ですね。

この迷彩服がアメリカ軍に採用されてから、東南アジアを主体に、同様の迷彩服が採用されています。

ベトナム戦争当時には、旧南ベトナム軍が、全く同じ迷彩生地の戦闘服を造ったりしていましたよ。

また、ベトナム戦争末期から戦後に暫くにかけては、ベース色をライトブラウンに変更し、ポケットのデザインを一般的な長方形に変え、迷彩各色のボカシを省略した、ブラウンリーフ迷彩服がアメリカ軍に採用されました。

しかし写真でも示した通り、グリーンリーフ迷彩生地を用いたものもあって、若干の混乱が生じていたようです。

(グリーンリーフの迷彩生地が余っていたので、仕方なく作ったのかも。)

先の例もそうですが、グリーンリーフパターンの迷彩は、特に亜熱帯では、抜群の効果があります。

日本のこれからの季節は、まさにグリーンリーフの独壇場と言っても良いでしょう!

現時点では、官給品は流石に減ってきましたが、良い雰囲気のモデル品が発売されているので、誰でも入手することができますよ。

また、ある映画でしたか、最近サッカー選手と結婚されたアイドル女優さんが、グリーンリーフを衣装で着てました。

原色のアイテムと合わせていて、いい感じに映えてましたね。

この迷彩は、女性にもおすすめかもしれません。

(現在、生き残っている程度の良い官給品の殆どは、偶然にも小さいサイズが多いですよ。)

 

今回は、アメリカ軍のグリーンリーフ迷彩服を分析しました。

次回は、有名なローデシアの迷彩のフィールジャケットを分析します。

 

読んでいただき、ありがとうございました。