今回は、1940年代のドイツ武装親衛隊迷彩スモックを分析します。
相変わらず、とても優れた迷彩パターンですね。
ええ、勿論モデル品です!
(そろそろ当時の官給品が欲しいですね。)
中古ですが、使用感の殆どない極上品ですよ!
目次
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1 ドイツ武装親衛隊 迷彩スモック(Ⅱ型・アメリカ製モデル品②)とは?
以前にもアメリカ製モデル品の武装親衛隊リバーシブル迷彩スモックについて記事にしました。
今回は、同じアメリカ製ながら、その一つ前のデザインだったモデルになります。
(いわゆる「Ⅱ型」スモックですね。)
今回のモデルも、戦時中のドイツで「実際にこのスモックを作っていた!」と豪語するアメリカ在住ドイツ人マイスターの作品ですよ。
(…と店員さんが言ってました。😅)
武装親衛隊リバーシブル迷彩スモックとは、今から約80年前に開発された簡易迷彩服なのですが、いまだに世界各国でモデル品が製造されている傑作迷彩服ですね。
多種多様な迷彩生地とデザインが存在するのですが…さてさて、今回のスモックはどんな完成度なのでしょうか?
今回は、ドイツ武装親衛隊装備マニアのみならず、野鳥観測にも使用できる簡易な迷彩服をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
春夏側前面
前回のモデルも素晴らしい完成度でしたが、今回も凄いですね。
春夏側背面
秋冬側前面
秋冬側背面
脇のポケット 貫通していて、下の衣類のポケットが使えます。
逆にスモック単体では、ポケットがありません。
「I型」スモックから続くデザインですが、少々不便なため「Ⅲ型」の開発を促しました。
袖には手首の位置にゴムを内蔵
ヨーロッパの野良着に多い処理ですね。
ウエストのゴムは、幾分下位置していました。
着用した時のシルエットが独特です。
前合わせ
紐で調整するのも野良着っぽいですね。
このスモックまでは、プリントローラーではなくパネルに染料を塗って生地にプリントしていました。
版画みたいですね。
そのときのパネルの番号も再現していますよ。
当時の官給品にもよく見られました。
(時々プリントミスもあったようですよ。)
首回りもゴムを内蔵
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3 その特徴とは?
迷彩は、春夏パターンがライトブラウンをベースに濃淡2色のグリーンで葉の様な模様を描き、その上からブラックグリーンで斑点と網を掛けています。
このブラックグリーンが効果的ですね。
後のライバーマスターに通じるものがあります。
秋冬パターンは、パターンは春夏側と同じですが、ダークオレンジブラウンをベースに濃淡2色のブラウンと濃いマホガニーブラウンを用いていますよ。
こちらは、やはり秋を連想させる迷彩ですね。
生地はコットンの平織です。
デザインは、ウエストのゴムがかなり下の方に位置しています。
そしてゴムの上には左右にフラップ付きのスリットがありますね。
これはスモックを着たまま、下に着用している制服のポケットが使用できるようにとの工夫です。
あくまで、目立つ制服の上に着用するスモックですので、これ自体に防寒性能等はありません。
でもそこが、汎用性を拡げているように思いますね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1980年代
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ なし
各部のサイズ(平置)
着丈 約85cm
肩幅 約50cm
身幅 約72cm
袖丈 約69cm
状 態 デッドストック
官民区分 民生品
入手方法 大阪の専門店
入手難易度 3(困難)
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親衛隊のヘルメット SS-Steel: (Expanded Edition) Parade & Combat Helmets of Germany's Third Reich Elite
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5 まとめ
武装親衛隊の迷彩服を取り扱った書籍で確認すると、確かに今回のモデルとよく似たパターンが存在します。
またデザインもよく再現していますね。
上質なモデル品といっても良いのではないでしょうか?
当時のドイツ武装親衛隊は、これらの迷彩生地を用いたヘルメットカバーと併用してスモックを運用していました。
凄いですね。どれだけ先を進んでいたのでしょう。
それはともかく、今回のモデルは自然のフィールドを使用したサバイバルゲームでは、絶大な効果がありそうです。
またヒストリカルゲーム(コスプレ)にも十分使用できそうですね。
面白いところでは、野鳥観測などに使用して見るのはいかがでしょうか?
現地までは普段着で、現地ではその上にこのスモックを被ることで迷彩効果を発揮できます。
ただしその場合は、あまりの効果的迷彩のため、狩猟などの誤射に巻き込まれないようにしましょう!
残念ながら、今回のモデルは現在品薄で、目にする機会は少ないです。
またサイズも大きいワンサイズしかないようです。
でも最近は中共製のスモックも販売されているようですね。
なかなかの出来と聞いていますよ。
(こちらは各種サイズがあるようですね。いつか分析してみたいです。)
ヒストリカルゲームはともかく、実用目的ではこちらが向いているかもしれませんね。
今回は、モデル品ながら雰囲気抜群の武装親衛隊迷彩スモックを分析しました。
(この型の官給品が欲しいです!)
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20231124更新)
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参考:他の武装親衛隊迷彩スモックに関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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