今回は、2000年代のフランス軍国家憲兵隊セーターを分析します。
他国にはない重厚な編み方が特徴的ですね。
ちょっと気が早い気もしますが、冬のおすすめアイテムですよ。
勿論、デッドストックです!
目次
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1 フランス軍国家憲兵隊セーターとは?
昨今、我が国では冬の防寒着として、ヒー◯テックに代表される、科学的な発熱下着が主流になってきました。
しかし、ミリタリーの世界では、コートやパーカーそして各種セーターがまだまだ幅を利かせていますよ。
ミリタリー衣料の基本は、レイヤードシステム(重ね着)を採用しているからなんですよね。
そんな中、今回のモデルは、フランスの国家憲兵隊のセーターになります。
フランス国家憲兵隊とは、警察組織でありながらも、フランス軍の一部を担う特殊な団体です。
そんな憲兵隊に負けず劣らず、セーターも質実剛健なものになっていますよ。
さてさて、それはどんなセーターなのでしょうか?
今回は、一味違う軍物セーターをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
濃いブルーにホワイトのストライプが映えていますね。
襟はクルーネックです。
背面
前面裏側
背面裏側
タグ表面と裏面
エポレット
マジックテープで開閉。
肩には補強生地が縫い付けられています。
肘には補強生地が縫い付けられていますね。
コマンドセーターの特徴です。
左袖には部隊パッチ(ワッペン)用のマジックテープが。
ペンポケットも準備されています。
マジックテープで開閉。
袖口
イギリス軍のように折り返しではありません。
裾
背面上部
国家憲兵隊は「ジャンダルムリ」と読みます。
(前穂高岳はジャンダルムでしたね。)
刺繍です。
裏側
裾裏側
本体に縫い付けられています。
袖裏側
袖に縫い付けられてます。
脇裏側
コマンドセーター系は手編みのセーターと違って、各パーツを縫い合わせて作ります。
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3 その特徴とは?
イギリス軍コマンドセーターよりも細いウール糸で緻密に編まれているので、よりしっかりしていて重量があります。
それでいて伸縮性もありますよ。
コマンドセーターの特徴で、肩、肘に補強生地が縫い付けられていています。
また、各パーツを縫い合わせて1着を仕上げています。
濃いブルーにホワイトのラインは目立ちますね。
全体的な縫製は、丁寧でさすがファッションの国といったところでしょうか?
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 2000年代
製造場所 フランス
契約会社 フランス
製造会社 〃
材 質 ウール
コットン
表記サイズ 96
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約63cm
肩幅 約46cm
身幅 約50cm
袖丈 約56cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 ヤフオク
入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
セーターの色調が濃いブルー(紺?)なので、ボトムを合わせやすいですね。
ホワイトのストライプについては、「小っ恥ずかしい」「オシャレ!」とユーザーの評価が分かれています。
(私はオシャレだと思うのですが…。)
各部のサイズを見ると、ずいぶん小さい印象を受けると思いますが、普段M65ではM-R、A-2では40、G-1では42を着用するメタボ中年全開の私でも、無理なく着用可能ですよ。
注意点としては、保温力が高いという事です。
Tシャツ、このセーター、フランス軍空挺スモックを着用して、不用意に名鉄名古屋本線などの電車にのると、背中に汗をかいてしまいます。
(逆に風邪をひいたりするので要注意です。)
シックなセーターですので、サバイバルゲームなどのハードな使用ではなく、ソフトな野外活動や、大切な人とのデートなどに使用してみてはどうでしょうか?
使えるミリタリーセーターで、今年の冬を彩りましょう!
今回は、フランス軍のシックな国家憲兵隊用セーターを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240919更新)
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参考:他のフランス軍セーターに関する記事はこちらです。⬇︎
各国のセーターに関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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