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【イギリスの軍服 】陸軍DPMスモック(P68)その3・最終型とは? 0204 🇬🇧 ミリタリー

今回は、1980年代のイリギス軍迷彩スモックを分析します。

これまでも分析してきたP68スモックですが、いよいよ最終型の登場です。

デッドストックで入手しましたが、ひどく汚れていたので、ホームクリーニングしてあります。

予めご了承ください。

   目次

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1  イギリス陸軍DPMスモック(P68)その3・最終型とは?

1960年代に一般兵科用として開発された画期的なP68スモック。

 

でも、フォークランド戦争後しばらくして、P85スモックにモデルチェンジしました。

 

あまりに贅沢な造りは、前線で持て余す場合もあったようですね。

 

そのモデルチェンジまで、大きくデザインを変更することなく使用されてきたP–68スモックですが、そのDPM生地の色調は初期型から次第に変わってきました。

 

現在では、製造誤差で済まされないほど多くの種類が確認されていますよ。

 

今回のモデルは、その中でも最も後期(末期)に製造されたもので、P68スモックの中では一番暗い色調のDPMになります。

 

さてさて、それはどんなDPMスモックなのでしょうか?

 

今回は、イギリス軍装備マニアのみならず、生粋のDPMファンのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

前面
暗いDPMですね。でも迷彩効果は向上している気がします。f:id:akmuzifal6489:20190920123642j:image

 

背面
ブラウンの面積が増え、ブラックとの色調差が殆どないですね。
遠目には、3色迷彩に見えます。
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前面裏側
前面に裏地のある「フルライン」です。
左胸の内ポケットに注意。
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背面f:id:akmuzifal6489:20191022172107j:image

 

前合わせはジッパーとボタンです。
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タグ
一枚内の記載事項が、年々多くなってきていますね。f:id:akmuzifal6489:20190920123603j:image

 

エポレットは僅かなテーパー付きのラウンドタイプです。
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胸ポケット
ボタンで開閉ポケットの角はラウンドです。
f:id:akmuzifal6489:20190920123650j:imagef:id:akmuzifal6489:20190920123701j:imagef:id:akmuzifal6489:20190920123607j:image

 

腰ポケット
こちらもボタンで開閉f:id:akmuzifal6489:20190920123633j:imagef:id:akmuzifal6489:20190920123625j:image

 

左袖ポケット
ボタンで開閉
二つのコンパートメントあり。
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袖口
マチ付きでボタンで開閉・調整
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襟はボタンで立てることができます。f:id:akmuzifal6489:20191022174931j:image

 

ジッパースライダープルタブ
無刻印の平板です。
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テイルピース用のボタン
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裾付近のタグ
これが残ってるモデルって少ないですよね。
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ウエストのドローコード
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テイルピースの後ろに大きなポケットが。
ボタンはこのポケットとテイルピースを同時に留めます。
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大きいポケットの右に付いている小さいポケット。
用途はなんでしょう?f:id:akmuzifal6489:20191022172150j:image

 

袖のマチは別生地のようです。f:id:akmuzifal6489:20190920123636j:image

 

ボタンはイギリスの官給品でディープグリーンのプラスティック製
縫い目は交差させていますね。
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最後期のP68DPMパターンf:id:akmuzifal6489:20190920123639j:image

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3  その特徴とは?

迷彩の構成は、タン、グリーン、ブラウン、ブラックの標準的なDPMなのですが、タンの面積が減ってブラウンとブラックの色調差が殆どありません。

 

なかなか暗いDPMになっていますよ。

 

生地はコットンサテンでやや厚く、全面にライニング(裏地)があります。

 

ライニング(裏地)はコットンポプリンですね。

(イギリスでは全面に裏地があることを、「フルライン」と言います。)

 

デザインは、他のP68と大きな違いはありません。

 

表側にポケット×5(袖ポケットを含む)、内ポケット×3です。

 

勿論このモデルにもテイルピースがあって、股を通して留めることで裾のバタ付きを防止できます。

 

ですが一般兵科では、必要ないようですね。

(当時から多くの兵士が切り取って使用していました。😅) 

4  製造とサイズのデータです!

・製造又は契約年度 1980年代

・製造場所     イギリス

・契約会社     イギリス

・製造会社       〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    3

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約75センチ

          肩幅 約52センチ

          身幅 約59センチ

          袖丈 約56センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手場所     愛知県の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

迷彩服の色調の変化は、そのままその国の内情を表している場合が多いように感じます。

(私見)

 

やはり、フォークランド戦争の影響だったのでしょうか?

 

でもP85の後継モデル以降では、何故かとても派手になりました。

 

最近は、迷彩の設計にコンピューターを使用しているとのことで、プログラムの違いによるものでしょうか?

(Google先生のアプデみたいなものなのかもしれませんね。)

 

今回のスモックは全体的に暗い迷彩ですが、メリハリは効いていますので、日本のフィールドでもそれなりの効果はありそうです。

 

こうなってくると、同じ時期のトラウザースやキャップが欲しいですね。

 

実際に着用してみると、フルラインの効果でしょうか、これだけでも暖かいですね。

 

インナーにコマンドセーターでも着れば、冬でも必要十分かもしれません。

 

ただ、水濡れ注意です。

 

気温が下がってくるこれからの季節は、工夫しないとなかなか乾かないですね。

 

さて今回のモデルですが、おそらく生産数は少ないはずです。

 

探している方は、ネットで網を張りつつ気長に探しましょう。

(海外のオークションにも注目です!)

 

今回は、イギリス軍P68スモックの最終型を分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20220923更新)

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参考:その他のP–68DPMスモック記事はこちらです。⬇︎ 

P–68スモックの後継モデルの記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

    ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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