こんにちは!
今回も、イギリス軍の迷彩服を分析します。
以前も同じスモックのデッドストックを分析しましたが、今回はかなり使用された中古品です。
より色調変化が激しい(トラウザースに比べても)ものになっていますよ。
DPMファンの中でも、評価の分かれる所ですね。
あなたはどう思いますか?
目次
- 1 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)とは?
- 2 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)の全体及び細部写真
- 3 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)の特徴とは?
- 4 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)の製造とサイズのデータ
- 5 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)まとめ
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1 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)とは?
ところで皆さんは、1978年にイギリスで製作された「ワイルドギース」という映画をご存知ですか?
アフリカにある架空の国の活動家を救出するために雇われた傭兵の物語(フィクション)でした。
主演は、リチャードバートン、脇にはリチャードハリス(初代ダンブルドア校長)、ロジャームーア(007ジェームスボンド)、ハーディクリューガー( )を配置していましたね。
内容は…敢えて詳しくは語りませんが、傑作といって良いと思います。
この映画は、実在する有名な傭兵がテクニカルアドバイザーとして参加していたことでも有名ですね。
この映画で、件の傭兵が着用していたのが、今回のモデルと言われています。
さて、それは一般的なDPMとどう違うのでしょうか?
デッドストックとの色調さは、どれだけ違うのでしょうか?
DPMマニアのみならず、DPMコレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)の全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーとボタンです。
襟はボタンで立てることができます。
エポレットはテーパー付きのラウンドタイプです。
胸ポケット
角度が付いています。
ボタンで開閉
ポケット下端は、ラウンドタイプ
腰ポケット
胸ポケットと同じです。
何かの作業に使用されたのでしょうか?白いペンキが付いています。😞
胸ポケットフラップの裏地(上)は、最初期ではなくて、少し後の生地でした。
過渡期の製品でしょうか?
ボタンとジッパー
ボタンは官給品でジッパーの刻印は「FLIX」
左袖ポケット
2つのコンパートメントに分かれています。
ボタンで開閉
袖口
マチ付きで、ボタンで開閉
襟の裏にはオプションのフードを取り付けるボタンが。
(フードも品薄です。同じパターンは入手困難!😞)
P–68の特長であるテイルピースもあり。
テイルピースは、普段背面裏側にボタンで取り付けられています。
テイルピース を外すと、次に背面裾ポケットがあります
このポケットも大小2つのコンパートメントに分かれていますね。
一説によると、MAP(地図)用だとか?
前面裏側裾付近のテイルピース用ボタン
三段階にサイズを調整できます。
テイルピースは後ろから股間を通して前面裾裏側に留めます。
日本の褌(ふんどし)みたいですね。
これは、裾のバタ付きを防止するのが目的です。
(元は空挺用スモックの装備でした。)
ウエストのドローコード
左胸ポケット
角度が付いています。
タグ
殆どの印字が消失😞
迷彩詳細①
迷彩詳細②
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3 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)の特徴とは?
迷彩は、カーキをベースにタイトグリーン、ブラウン、ブラックを用いて、刷毛で丸く塗ったようなパターンを描いてあるのは、他のP68DPMと同じですが、グリーンがエメラルドグリーン(又はターコイズブルー?)で後のグリーンとは別物です。
イメージとしては…言いにくいですが、お餅に生える「青カ◯」に似ています。(失礼)
また、ブラウンも後のモデルより明るく、カーキは逆に暗い色調ですね。
全体的には後年のモデルより明るい印象ですね。
生地やデザインは、他のP68と変わりません。
ただ、ポケットの下端はラウンドタイプです。
(そう言えば、ワイルドギースのスモックもこのタイプでしたね。でも後年のモデルにも同じ形状のポケットはあるんですよね。)
4 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1960年代
・製造場所 イギリス
・契約会社 イギリス
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 3
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約75センチ
肩幅 約53センチ
身幅 約64センチ
袖丈 約62センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 愛知県の専門店
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5 イギリス陸軍最初期P68DPMスモック(その2)まとめ
今回のモデルで使用されている、最初期のDPM生地は、使用することによって褪色し独特の色調に変化します。
後年のモデルと比べると、一見同じ軍隊の装備品とは思えないくらいです。
(自衛隊の熊笹迷彩(迷彩服1型)も、最初期型と後の量産型では、パターンや色調がやや違っていましたが、ここまでではなかったですね。
P68DPMの色調変化については、根拠は不明です。(おそらくイギリスでも…。)
このあたりをぜひ解明したいですね。
DPMマニアに言わせると、この最初期型DPMが一番迷彩効果があるのだとか?
本当でしょうか?
いつか検証してみたいですね。
そもそも、P68(一部はP60にも)の一部でしか使用例がない最初期DPM。
入手はやはり困難でしょう。
DPMコレクション初心者の方は、頭の片隅にいれておいて、見つけたら検討しましょう。
マニアや将来を考えている方は、ぜひデッドストックの入手を試みてください。
2020年現在、日本ではなかなか見かけることがないので、海外のオークションがおすすめですよ!
今回は、イギリス軍の最初期P–68DPMスモックの中古品を分析しました。
次回は、アメリカ軍のフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:他のイギリス軍P–68DPMスモック(…と思われるものも含む)はこちらです。⬇︎
本文中に出てきた陸上自衛隊の熊笹迷彩(迷彩服1型)はこちらです。⬇︎
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三連休ですが皆さん如何お過ごしですか?
私は…仕事です😭
それはともかく、のんびりした仕事で、私物のタブレットなども持ち込み自由ということから、休憩時間には皆さんのブログや動画を拝見しております。
とても勉強になることが多く、また動物系の記事に癒されていますよ💕
(皆さんのブログ…デザインが綺麗で、内容が凄いですね。勉強になります!)
よくブログ指南記事や動画で「日記のような記事はダメ!」なんて言われていますが、本当なのでしょうか?
日記記事でも、とてつもない「はてなスター」や「はてブ」が付いている方もいて、おそらくPV数もとんでもない状況なのでは…なんて思ってしまいますね。
ブログを読みながら「私も頑張らねば!」…とモチベーションをアップさせています。
皆さんのブログは、とても面白いです。
ぜひ続けてくださいね❤️
読んでいただき、ありがとうございました。
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