いつだってミリタリアン!

軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーグッズのブログです。集めたミリタリーグッズを豊富な写真でゆっくり公開中!初心者コレクターの疑問点を解消します!

本サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

インベーダー迷彩です!【旧ソ連の軍服】KGB国境警備隊迷彩ユニフォーム(P79・後期型)とは? 0211 USSR ミリタリー SOVIET UNION KGB BORDER GUARD CAMO UNIFORM(P79・LATE MODEL)1990S

f:id:akmuzifal6489:20220207222406p:plain

今回は、1990年代の旧ソ連KGB国境警備隊迷彩ユニフォームを分析します。

独特の迷彩とデザインが特徴ですね。

ずっと探していましたが、偶然デッドストックを入手できました!

本当に、良い時代になりましたね。

   目次

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

1  旧ソ連軍KGB国境警備隊迷彩服(P79・後期型)とは?

f:id:akmuzifal6489:20191024065903j:image

現ロシアのプーチン大統領も所属していたKGB(ソ連国家保安委員会)。

 

冷戦時代は、CIAと並んで恐ろしい組織の代名詞でした。

 

KGBは、いわゆる西側各国での諜報活動など、ここでは書けない内容の活動をしていましたね。

 

また、国境警備も任務でした。

 

今回の迷彩ユニフォームは、その国境警備隊が使用していたP79というモデルになります。

 

初期型から大幅にモデルチェンジした後期型ですね。

 

独特の迷彩パターンは、当時大流行したTVゲーム(死語!)に擬えて、「インベーダー迷彩」とも呼ばれたりしましたよ。

 

さてさて、それはどんな迷彩ユニフォームなのでしょうか?

 

今回は、旧ソ連軍マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

ジャケット

前面
独特の迷彩ですね。
デザインは、いわゆる「アフガンカ」です。
f:id:akmuzifal6489:20191024065903j:image

 

背面
f:id:akmuzifal6489:20191024065855j:image

 

前面裏側
ライナーを取り付けるボタンやジッパーはありません。
f:id:akmuzifal6489:20191024065802j:image

 

背面裏側
イエローグリーンが少し裏側まで滲んできています。
f:id:akmuzifal6489:20191024065757j:image

 

前合わせはボタンのみ
f:id:akmuzifal6489:20191024065716j:image

 

各種スタンプ
f:id:akmuzifal6489:20191024065846j:image

 

サイズスタンプ
後の各種迷彩服より明瞭ですね。
ジャケットは1991年度契約品です。
f:id:akmuzifal6489:20191024065859j:image

 

生地の番号でしょうか?
f:id:akmuzifal6489:20191024065655j:image

 

エポレットはテーパーなしのクサビ型です。
f:id:akmuzifal6489:20191024065851j:image

 

胸ポケット
ボタンで開閉。 
ボタンホールはポケットフラップに付いていますが、ポケットフラップの中央には縫い目が。(この処理で、意外とボタンが留め難いです。)
f:id:akmuzifal6489:20191024065641j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024065943j:imagef:id:akmuzifal6489:20191029181335j:image

 

腰ポケット
胸ポケットと同様でボタンで開閉。
f:id:akmuzifal6489:20191024065659j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024070922j:image

 

袖ポケット(両袖にあります。)
こちらはマジックテープで開閉
f:id:akmuzifal6489:20191024065726j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024065637j:image

 

袖口
マチ付きでボタンで開閉
f:id:akmuzifal6489:20191024065704j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024065939j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024065912j:image

 

肘の補強生地
ラグビーボール型です。
f:id:akmuzifal6489:20191024065930j:image

 

ウエストと裾のドローコード
その間に用途不明の布テープが。
何を固定するのでしょうか?f:id:akmuzifal6489:20191024065721j:image

 

背中のアクションプリーツ
(裾まで伸びています。)
f:id:akmuzifal6489:20191024065814j:image

 

裏側にも。
f:id:akmuzifal6489:20191024065908j:image

 

脇の通気孔
ボタンホール型です。
f:id:akmuzifal6489:20191024065843j:image

 

内ポケット
左右にあります。 
ボタンで開閉
使用されている生地のカラーが「旧ソ連」していますね。
f:id:akmuzifal6489:20191024065646j:image

 

袖の付け根は、とても頑丈に縫製されています。
f:id:akmuzifal6489:20191024065822j:image

 

トラウザース

前面f:id:akmuzifal6489:20191024065921j:image

 

背面
f:id:akmuzifal6489:20191024065935j:image

 

前面裏側

トラウザースは、イエローグリーンが裏面までかなり染みてきています。
f:id:akmuzifal6489:20191024065708j:image

 

背面裏側
f:id:akmuzifal6489:20191024065629j:image

 

前合わせはボタンとホックです。
f:id:akmuzifal6489:20191024065834j:image

 

サイズ及びデータスタンプ
トラウザーズは1989年度契約品です。
f:id:akmuzifal6489:20191024065827j:image

 

右腰、ベルトループ下の小スラッシュポケット
チノパンのように懐中時計入れでしょうか?
f:id:akmuzifal6489:20191024065952j:image

 

側面の腰ポケット
ボタンで開閉
f:id:akmuzifal6489:20191024065633j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024065731j:image

 

ウエストの調整タブ
f:id:akmuzifal6489:20191024065805j:image

 

ホック

かなり頑丈に縫われています。
f:id:akmuzifal6489:20191024065830j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024065712j:image

 

腰スラントポケットと小ポケットのOD生地
ウエストにはカーキの補強生地あり。
f:id:akmuzifal6489:20191024065809j:image

 

股の補強生地
f:id:akmuzifal6489:20191024065818j:image

 

裾にはストラップとそれを固定するボタンを装備
f:id:akmuzifal6489:20191024065650j:image

 

裾もドローコードあり。
ループはこんなふうに土踏まずを通して使用します。
これは長いブールを履いた時の裾捲り上がり防止ですね。
f:id:akmuzifal6489:20191024065916j:imagef:id:akmuzifal6489:20191024065735j:image

 

今回のモデルは、トラウザース前面が細い線状に縫われていました。
これなら、アイロンを当てなくても、シャキッとしているように見えますね。
f:id:akmuzifal6489:20191024065925j:image

 

着用例

Pinterestより引用

https://pin.it/1xhwwYRaW

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

3  その特徴とは?

迷彩は、オリーブグリーンをベースにイエローグリーンで葉形や雲型を描いています。

 

イエローグリーンの輪郭を、四角のギザギザで表現しているため、「デジタル迷彩」とも呼ばれていました。 

 

生地はコットンツイルで、後の通称VSR迷彩とは少々違っているように見えますね。

 

デザインは、いわゆる「アフガンカ」と呼ばれる、それまでのソ連軍戦闘服を大幅に改良したポケットの多いタイプになっていますよ。

(結局、ソ連崩壊までこのデザインが各種迷彩服に使用されましたね。)

 

構成は、ジャケットがエポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2、袖ポケット×2、内ポケット×2。

 

トラウザースは、腰スラントポケット×2、膝ポケット×2、腰小ポケットです。

 

このデザインは、アメリカ軍のBDU(バトルドレスユニフォーム)がデザインの原型という説もありますね。

 

デザイン上の識別点は、ジャケット背中の裾まで続くアクションプリーツと両袖ポケット。

 

それにトラウザースの裾に開放できるループが付いているところです。

 

全体的な縫製は、当時のソ連軍にしては丁寧で正確です。

4  製造とサイズのデータです!

製造・契約年度 1990年代

製造場所    旧ソ連

契約会社    旧ソ連

製造会社     〃

材  質    コットン

表記サイズ   M

       (日本人のL)

各部のサイズ(平置)

        ジャケット

       着丈 約77cm

       肩幅 約47cm

       身幅 約58cm

       袖丈 約59cm

        トラウザーズ

     ウエスト 約40cm

       着丈 約102cm

       股上 約30cm

       股下 約74cm

       裾幅 約22cm

状  態   デッドストック

官民区分   官給品

入手場所   ヤフオク

入手難易度  4(極めて困難)

スポンサーリンク


ソ連軍 ТАИ−43 野戦電話

スポンサーリンク

5  まとめ

若い方はご存知ないと思いますが、この迷彩服の初期型は東京の老舗ミリタリーショップがモデル品を販売していました。

 

ところが、あまりに忠実に再現されていたことから、なんとアメリカ軍が大量に購入したそうですよ。

(なんでも仮想敵部隊で使用したそうです。そこまでこだわるのですね。)

 

一方ソ連崩壊から30年。

 

旧ソ連軍物は、加速度的に減ってきていますね。

 

特にKGB関連装備は、元々数が少なくかつ人気があることから世界的に品薄です。

 

程度の良いものを見つけたら、万難を排して保護してあげましょう!

(いつか、きっと恩返ししてくれますよ。)

 

探しているあなたは、国内外のオークションや、旧東側に強いショップを当たってみましょう!

 

今回は、旧ソ連KGBの有名な迷彩ユニフォーム(P79・後期型)を分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回お楽しみに!

(20241211更新)

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

参考:P79の前期型(モデル品)に関する記事はこちらです!

www.military-spec-an.com

その他の旧ソ連の各種迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

各国軍の迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

  ✳︎     ✳︎     ✳︎

スポンサーリンク


ロシア軍 空挺部隊(VDV) 迷彩服 (上下セット)48-50 / 3-4 [並行輸入品]

 


TNBF ロシア軍 バンダナ 三角布 キャップ 迷彩 カモフラ 帽子 サバゲー 装備 KLMK 白樺

 


fanituhan ソ連 ポンチョ コート ソビエト マント 外套 軍服 戦闘服 ロシア サバゲー サバイバルゲーム 装備 コスプレ

スポンサーリンク

ブラックボックス

ブラックボックス

  • LiSA
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
escalate

escalate

  • Aimer
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
灰ト祈リ

灰ト祈リ

  • GEMS COMPANY
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
アンチノミー

アンチノミー

  • amazarashi
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
カチューシャ Sung by カチューシャ&ノンナ

カチューシャ Sung by カチューシャ&ノンナ

  • カチューシャ(CV.金元寿子)、ノンナ(CV.上坂すみれ)
  • サウンドトラック
  •  
  • provided courtesy of iTunes