こんにちは!
今回は、フランス軍の迷彩トラウザース(パンツ)を分析します。
どちらかというと、あまり人気のないモデルですね。
空挺用ではないからでしょうか?
今回もデッドストックですよ!
目次
- 1 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースとは?
- 2 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースの全体及び細部写真
- 3 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースの特徴とは
- 4 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースの製造とサイズのデータ
- 5 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースまとめ
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1 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースとは?
第二次大戦後に開発され、当初はOD単色だったM47装備。
のちに生地を迷彩に変えてフランス外人部隊主体に支給されました。
そして迎えたのが、インドシナ戦争です。
外人部隊の多くは、フランスを遠く離れたベトナムに派遣されて、フランスのために戦いました。
そんなフランス外人部隊に使用され特に有名なったのは、フランス陸軍空挺迷彩スモックとトラウザースです。
でも一部でM47迷彩装備も使用されたみたいですね。
面白いことに、インドシナ戦争に敗れ、フランスが去った後も一定数の個人被服が残されて、後のベトナム戦争にも使用されました。
開発した本国の意向とは違って、思わぬところで使用されたりするのが、軍装品の面白いところですね。
今回のモデルは、そんなフランス軍がベトナムに残していったトラウザースになります。
購入したSHOPの店員さん「最近(1980年代当時)ベトナムのある倉庫で見つかったもの」だとか。
本当でしょうか?
真偽はともかく、私も初めてみるアイテムだったので、即購入したものです。
まるで昨日作られたような、全くの未使用品でしたよ。
さてさて、それはどんな迷彩トラウザースなのでしょうか?
今回は、フランス軍リザード迷彩マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースの全体及び細部写真
前面
いつ見ても素敵な迷彩です。
背面
デッドストックなので色調が鮮やかですね。
前面裏側
迷彩は裏側に透けていません。
背面裏側
生地の色はライトグリーンです。
前合わせはボタンのみです。
右側面
臀部にパッチポケット、腰にスラントポケット、膝にカーゴポケットです。
あと、ウエストにサイズ調整タブがあります。
角ポケットのボタンホールは、別の生地(カーキ)で縫製
臀部のポケットはボタン1個で開閉
ボタンホールはポケットフラップと独立
膝のカーゴポケット
2個のボタンで開閉
やはりボタンホールは別生地で、ポケットフラップと独立しています。
(開閉は少々面倒です。)
裾にはサイズ調整タブが。
ウエスト内側のスタンプ
トラウザース迷彩生地内側のスタンプ
トラウザースのサイズに付合
もう一つの生地内側スタンプ
パーツナンバー?
股間内側にはカーキの生地(ポケットフラップなどの内側生地と同じ)で補強あり。
ボタン
フランス軍の官給品でマホガニーブラウンのプラスティック製
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3 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースの特徴とは
迷彩は、ライトグリーンの生地にレッドブラウンとグリーンを用いて刷毛で乱雑に塗りたくったようなパターンを描いています。
同じような迷彩は世界中にありますが、フランスのパターンは秀逸ですね。
この迷彩は「リザード(トカゲ)」よ呼ばれていますが、何故なのか誰も知らないようです。
(同じ色調のトカゲさんがいるのでしょうか💕)
生地はライトグリーンのヘリンボーンで、軽量かつ丈夫です。
デザインは、アメリカ軍M43トラウザースにも似たものですね。
構成は、左右の腰にスラントポケット、膝にカーゴポケット、臀部にパッチポケットで、裾とウエストにサイズ調整タブがあります。
仕立てはとても良くて、流石フランス製といえますね。
4 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1960年代
・製造場所 フランス
・契約会社 フランス
・製造会社 〃
・材 質 コットン
・表記サイズ 45
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
ウエスト 約43センチ
着丈 約103センチ
股上 約32センチ
股下 約70センチ
裾幅 約21センチ
・状 態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
・入手難易度 3(困難)
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5 フランス陸軍M47リザード迷彩トラウザースまとめ
デッドストックについては、コレクターの間で評価が分かれていますね。
私は最上位品だと思うのですが、コレクターによってはそうは思わない方もいらっしゃるようです。
曰く「実際に使用されていたもので、程度の良いものが一番」だとか。
マニアックな評価はともかく今回のモデルは、デッドストックでもまさに「さっき作られた」ような印象で、保管による匂いや錆は一切ありません。
私はこのレベルでのコレクションを目標としているのですが、このトラウザースに関しては、文句のつけようがありませんね。
今回のモデルは、どうやら保管しておく方が良いようです。
もし欲しい方がいらっしゃたら、大手SHOP(特に関西)を廻ってみてくださいね。
また、今回のモデルもいつかヤフオクに出品予定です。
気長に待っていただければ、入手できるかもしれませんよ!
今回は、古いフランス軍の迷彩トラウザースを分析しました。
次回は、アメリカのフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
(20210515更新)
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参考:他のフランス軍リザード迷彩装備はこちらです。⬇︎
フランス軍M47単色フィールドジャケットはこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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