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このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、イラスト、オークション、ファッションの参考になります。

フランスの軍服 陸軍M47ジャケットとは? 0113 🇫🇷

こんにちは!

今回は、フランス軍の古い戦闘服を分析します。

フランスがまだ植民地を失う前の「希望」に満ち溢れていた時期の戦闘服ですよ。

今回もデッドストックです。

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   目次

1  フランスの軍服    陸軍M47ジャケットとは?

かなり先進的な兵器を多数保有していたにも関わらず、第二次大戦初期に、あっさりドイツ軍に敗北したフランス軍。

大戦中はアメリカ、イギリスの威を借りて細々と戦い、いつのまにか戦勝国の仲間入り。

なんか納得いかないですよね。

それはともかく、個人装備としては、諸外国に比べてかなり遅れていました。

ただ正面装備を揃えるだけでは、戦争に勝てないという事ですね。

でも当時の主要連合国のみならず、敵として戦ったドイツ軍の充実した個人装備には、さすがにフランス軍も衝撃を受けざるを得ませんでした。

そのため、戦後すぐに個人装備の独自開発に乗り出します。

とはいえ、元々センスのないフランスですので、他国のデザインを少しずつ取り入れて開発していきました。

今回のモデルは、概ね1947年に採用された戦闘服です。

どんな戦闘服でしょうか?

早速確認していきましょう!

2  ジャケットの全体及び細部写真

前面  シェルのカラーはオリーブ。フランスの明るい時代を象徴しています。

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背面
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前面裏側  ポケットとウエストの生地が目立ちますね。
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背面裏側
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前合わせはボタンのみ
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タグ
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タグ付近のスタンプ
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胸ポケットのスタンプ
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何かのタグ  切り取られています。
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エポレット  テーパー付きのクサビ型
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胸ポケット ポケットフラップ内側やボタンホールタブは、明るいカーキの裏地  1個のボタンで開閉
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腰ポケット  胸ポケットと同様ですが、2個のボタンで開閉
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腰ポケット底部には、頑丈な補強生地が縫い付けられています。
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ポケット横のピンクの下書き(?)線がまだ残っています。
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袖口  調整用のタブ   ボタンで調整  これもヨーロッパに多い処理ですね。

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襟裏には、チンストラップとボタンが。アメリカ軍のM43風です。
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何鎖骨付近には裏地が。
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胸ポケット内部の生地
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ウエストのドローコード
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ボタンはマホガニーブラウンのプラスティック製
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前合わせのボタンホールは、裏地が明るいカーキ。これもM43風ですね。
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襟はチンストラップでスタンドカラーになります…が、ボタンホールが開いていませんでした。

ツメが甘いフランスらしいですね。
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3  ジャケットの特徴とは?

以前にも迷彩生地で造られたM47ジャケットを分析しました。

迷彩M47ジャケットの記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

今回のモデルも、デザインは大きく変わりませんが、迷彩生地でないこちらのモデルの方が、細部がよくわかりますね。

やはり、所々アメリカ軍のM43ジャケットの影響を受けているようです。

生地は、やや薄いヘリンボーンで軽量ながら丈夫そう。

カラーは明るいオリーブで、今後ことなど一切考えていない、お気楽な時代を反映しています。

縫製はカチッとしていますが、チンストラップのボタンホールが開いていない箇所がありました。

陸軍のスタンプが押してあって検査済みなのに、どういうことなんでしょうね?

4  製造とサイズのデータ

 ・製造又は契約年度     1957年

 ・製造場所                   フランス

 ・契約会社                   フランス

 ・製造会社                        〃

 ・材質                          コットン

 ・表記サイズ                29

 ・各部のサイズ(平置) 

                                     着丈  約80センチ

                                     肩幅  約50センチ

                                     身幅  約65センチ

                                     袖丈  約59センチ                             

 ・状態                         中古良品

 ・官民区分                  官給品

 ・入手場所                  大阪の専門店

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5  まとめ

その後、フランスは見下して搾取していたアルジェリアやベトナムの植民地を相次いで失陥。

植民地大国の威信を失ってしまいます。

国内でも革命騒ぎがあったりして混乱、次第に国際的な発言力をなくしていくのでした。

それと同じくこのジャケットも、時代とともに生地のカラーが段々と暗くなっていきます。

末期は粗末な生地で作られた空軍用の作業服や迷彩生地を用いた外人部隊専用のジャケットに格下げされました。

面白いですね。

軍隊の個人装備は、その国の状態をも表しているのですね。

でもジャケットとしては、着やすいものですし、着込めば冬にも対応できそうです。

何より、この明るめのカラーが和みます。

逆に合わせるのは難しいかもしれませんが、そこが個人のコーディネート感覚の見せ所ですね。

実は以前、フランス本国から程度の良いM47装備の大量放出がありました。

今でも市中に出回っています。

ネットオークションにも、比較的豊富に出品されていますね。

ですので入手は比較的容易です。

ただ、身幅は大きいものが置いですね。

購入する場合は、出来るだけ初期のものを選びましょう。

(縫製が丁寧です。)

今回は、フランス軍の古い、でも明るい時代の戦闘服を分析しました。

次回は、フランス軍つながりで戦闘シャツを分析します。お楽しみに!

                  ✳︎            ✳︎           ✳︎

私ごとですが、毎日会社まで30分をかけて徒歩通勤しています。

今朝は雨が降ってなかったので、蒸れずに歩けました。

でも道路にはダンゴムシさんなどの昆虫が歩いていて、踏まずに歩くのが難しかったです。

(ダンゴムシさん、カワイイですよね💕)

気温も上がってきて、彼らには過ごしやすい季節になってきたようです。

気象庁は、今週中にも梅雨明け発表の地域があると予報してますね。

これから気温がさらに上がってくるので、熱中症には十分気をつけましょう。

 

読んでいただき、ありがとうございました。