今回は、パキスタン軍の迷彩タクティカルベストを分析します。
現代でこそ、世界的に各種タクティカルベストが開発されていますが、当時としては、珍しい装備でしたね。
残念ポイントもありますが、着用感の少ない極上品ですよ!
目次
- 1 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストとは?
- 2 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストの全体及び細部写真
- 3 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストの特徴とは?
- 4 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストの製造とサイズのデータ
- 5 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストまとめ
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1 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストとは?
少なくともベトナム戦争くらいまでは、歩兵の一般的な装備といえば、ピストルベルト(弾帯)に各種パウチ(例えば弾入れとか)やイントレンチングツール(携帯ショベル)、水筒、バヨネット(銃剣)などを取り付けました。
そして重くなったベルトを落ちないようにするため、サスペンダーで吊り下げていましたね。
(必要ならバックパック(背のう)も背負っていました。)
つまり腰回りと背中に装備が集中していました。
しかし、
・匍匐(ほふく)時に邪魔になる。
・バイタルエリア(胸やお腹など生存に重要な部位)がガラ空き。
・背中にある装備が、すぐには使えない。
という不都合もあって、次第に胸に装備を装着するように考え方が変わっていきました。
そんな中、1960年代には、中国人民解放軍が胸用のマガジンパウチを、1980年代にはアメリカ軍がLBV(ロードベアリングベスト)を開発。
同じ次期イギリス軍系の装備では、チェストリグ(胸に位置する各種パウチ)が開発されました。
その後、各国のパイロットが使用していたメッシュ生地のサバイバルベストをベースに、各種パウチやホルスターなどを取り付けたベストが開発されるようになりましたね。
これが、いわゆるタクティカル(戦術)ベストです。
今回のモデルはパキスタン軍が開発したタクティカルベストなのですが、戦闘服などの材質で製造されたやや古いタイプのものになります。
でも、これ一着があれば少なくとも戦闘には対処できるかもしれませんね。
さてさて、それはどんなタクティカルベストなのでしょうか?
今回は、パキスタン軍装備マニアのみならず、ベトナム戦争マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストの全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
グリーンとブラウンが重なる部分は裏側にも透けてきていますね。
背面裏側
前合わせはボタンのみなのですが、1個(最上部)外れていました。
胸ポケット
左右にあります。
マジックテープで開閉
腰ポケット
こちらも左右にあります。
縦に長い長方形でマジックテープで開閉
AK–47系の長いマガジンが数本収納できそうですね。
背面左腰ポケット
サイズは他の腰ポケットと同じです。
背面大型ポケット
右に開口部がありマジックテープで開閉
ボタンの位置が悪いのか?
前合わせはチグハグ。
裾左右にはサイズ調整タブあり。
でも目的は?
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3 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストの特徴とは?
迷彩は、ライトカーキの生地にブラウンとオリーブグリーンを用いて、刷毛で乱雑に塗ったようなパターンを描いています。
一見旧ローデシア軍の迷彩に似ていますが、全くの別物です。
生地はコットンのツイルで、やや厚みがあります。
(手触りはチノパンに似ていますよ。)
この迷彩生地は、パキスタン軍の標準的なものですね。
デザインは、フランス軍によくある前線でジャケットの袖を取り外してベストにしたものではなく、専用のデザインで仕立てられてますよ。
構成は、エポレットなし、胸ポケット×2、腰ポケット×6で、腰ポケットの一つは、背面の大型ポケットです。
ポケットは全てマジックテープで開閉する今風のものですが、背面大型ポケットまでそうなのは少々疑問ですね。
全体的な縫製は、雑で甘く、強度も部分的に足りないようです。
何より前合わせが上下にずれていたり、ボタンの取り付けが悪く、入手した時点でボタンが1個外れていたのには閉口しました。
(ボタン糸の解れが原因のようです。)
おそらく官給品だと思われますが、まるで質の悪いローカルメイド(現地生産)品のような印象ですね。
4 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 パキスタン
・契約会社 パキスタン
・製造会社 〃
・表記サイズ 表記なし
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約68センチ
身幅 約61センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
・入手難易度 4(極めて困難)
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5 パキスタン陸軍迷彩タクティカルベストまとめ
胸ポケットは小物入れとしても、腰ポケットにAKマガジンを合計10本は収納できるとしたら、合計300発/人の弾薬を持ち運ぶことができますね。
(1980年代当時の陸上自衛隊では120発/人)
背面の大型ポケットに地図を収納するとしたら、バックパックも使用可能のようです。
従来の装備(ベルト+サスペンダー+パウチ)よりも効率的に弾薬などを持ち歩けそうですね。
サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測にはとても使いやすいベストなのではないでしょうか?
ただ戦闘服と同じ生地なので、ある程度の迷彩効果はありますが夏は通気性の問題で蒸しそうですね。
また、腰ポケットも縦に長いので小物を入れると、少々取り出しにくいところがあるようです。
それでもナイロン製のケバケバした現代風のモデルより、好感が持てますね。
今回のモデルを目にする機会は殆どありませんが、パキスタン軍マニアのあなたは見つけたら即買いをお勧めします。
今回は、珍しいパキスタン軍のタクティカルベストを分析しました。
次回は、中国院民解放軍の最新迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のパキスタン軍装備はこちらです。⬇︎
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Twitterで見つけました!
おはようございます!#飼育員によるTwitterフォトコンテスト
— 須坂市動物園【公式】 (@suzakazoo) 2021年4月20日
テーマ 「#春だねぇ〜」の
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美味しい春を満喫しています😊
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心なしか、耳がイカ耳んあっているような…😍
山で遭ったら怖いですが、こうしてみると可愛いですね💕
ぎゅーっと抱きしめられたいです。❤️
読んでいただき、ありがとうございました。
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