今回は、1980年代のポーランド軍トレーニング用バヨネットを分析します。
旧ソ連軍が開発したモデルですが、そのままポーランド軍も採用していました。
効果的にトレーニングできる資材ですね。
中古品で使用感もありますが、程度や作動は良好ですよ!
目次
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1 ポーランド陸軍トレーニング用バヨネット(AKM以降対応モデル)とは?
バヨネットは、装填(銃に弾丸をこめること)の遅い前装銃(銃口から弾丸を入れる火縄銃とか)射手が、進行速度の速い騎兵などに対抗するために開発されました。
昔々のバヨネットは、そのまま銃口に挿入するタイプが多かったのですが、近代では弾丸も発射できるようになっているものが主流ですね。
(勿論、例外もありますよ!)
現在では、殆どの小銃にバヨネットが取り付けられるようになっていますね。
勿論、旧ソ連軍AK系小銃各シリーズにもバヨネットが準備されていますよ。
今回のモデルは、兵士が小銃にバヨネットを装着した時を想定してトレーニングする機材です。
主に刺突(突き刺す)動作を練習するためのものですね。
一部には通常のバヨネットの部品が使用されているのが特徴です。
さてさて、それはどんなトレーニング用バヨネットなのでしょうか?
今回は、ポーランド軍装備マニアのみならず、銃剣道有段者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
全体形
(ブレード伸長時)
左側面
右側面
ブレード短縮時
左側面
右側面
上面
下面
バヨネット前部
先端は金属と合成ゴム製ですね。
上部のリングに銃身を通します。
…ということは、銃身の下部に装着することになりますね。
ハンドルは合成樹脂(ベークライト?)製で、上部には溝が掘られています。
これは小銃のクリーニングロッド(洗い矢)との干渉を避けるため。
ポンメルは金属製で右側面にはバヨネットラグから取り外す時に使用するリリースボタンがあります。
また左右両面には刻印もあります。
ここは通常のバヨネットと共通のパーツですね。
ポンメル背面
シリアルナンバーと納入年度が刻印されています。
(1987年度契約品です。)
前部右側には貫通したシャフトスイッチがあって…
押し込むと、擬似バヨネットブレードが勢いよく飛び出します。
(中にバネが仕込んであるようです。)
ブレード上部の切り欠きが、シャフトスイッチが噛み込むところですね。
ブレードを納める場合は、ブレードを収縮させシャフトスイッチを反対側に押し込みます。
ブレードはただのアルミ板で、刃はついていません。
ブレード付け根
ブレード
上部の切り欠きは短縮時のストッパー用
ブレード先端には、ワイヤーでゴムが装着されています。
一般的なバヨネット同様、レザー製のキャリングストラップ付き。
(これも通常タイプと共通したパーツですね。)
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3 その特徴とは?
外観は、ブレードのないAKMタイプのバヨネットですが、よく見ると先端が一部ゴム製になっていますね。
先端金属部に、シャフトがあって、押し込むと勢いよくブレードが飛び出します。
(ハンドル内にはスプリングが仕込んであるようです。)
ブレード先端にもゴムが装着されていて、かつブレードもただのアルミ板なので安全です。
ハンドルは、よく見かけるレッドブラウンの合成樹脂製で、外観は通常タイプのバヨネットに似ていますね。
ポンメルは金属製(スチール)で、バヨネットラグから取り外すリリースボタンが付いています。
また、レザー製のキャリングストラップともあわせて、通常タイプのバヨネットとの共通部品のようです。
全体的な造りは、旧ソ連製と比べて僅かに丁寧な仕上げのようです。
今回のモデルは、旧ソ連AKシリーズでも、AKM、AK-7系の小銃に装着することができそうです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1987年
製造場所 ポーランド
契約会社 ポーランド
製造会社 〃
材 質 アルミ
スチール
合成樹脂
皮革
各部のサイズ(展開時)
全長 約センチ
全幅 約センチ
高さ 約センチ
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 東京の専門店
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
今回のモデルは、
① 実際に小銃に装着してブレードを展開
② 戦闘を想定して、何かに突き刺す動作をする
③ ブレードが収縮することにより、適正な刺突動作ができているか判定する
…というふうに使用します。
ブレード先端がゴム製、かつ伸縮して刃もありませんので、場合によっては兵士同士でも安全にトレーニングできる…かもしれませんね。
(通常のバヨネットを装着して訓練すると、バヨネット(場合によっては銃本体)も刺殺目標もすぐに痛んでしまいますね。)
今回のモデルがあれば、より効果的な刺突トレーニングができそうですよ。
そうそう、一説にはブレード収縮時テンションは、人体を想定して造られているとか?
(でもスカスカなんですが…😅)
それはともかく、あまり見かけない訓練機材ですね。
旧ソ連製では、先端のゴム部がオフホワイトのモデルが多かったのですが、ブラックグレイなので迫力もあります。
一本コレクションしておくのも面白いのでは?
今回は確認していませんが、市販のトイガンにも装着できる可能性があります。
イベントで模擬格闘などを実施する場合も、安全に実施できますね。
ただし、今回のモデルも入手は困難です。
それでも時々オークションで見かけることがありますね。
探しているあなたは、オークションサイトにキーワードを登録して待ってみましょう!
今回は、珍しいポーランド陸軍トレーニング用バヨネットを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20240924更新)
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参考:バヨネットはありませんが、ミリタリーナイフに関する記事はこちらです。⬇︎
その他のポーランド軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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