今回は、1990年代のアメリカ海軍特殊部隊用ナイフを分析します。
ハリウッドで映画化もされた「ネイビーシールズ」用ですね。
勿論、官給品ではなくアメリカ有名メーカー製のPX品です。
中古品ですが、程度は良好ですよ!
目次
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1 アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ用ナイフ(ブゥーイ型・PX品)とは?
アメリカ軍の特殊部隊で、陸軍の「グリーンベレー」と並び称される「ネイビーシールズ」。
元々は、第二次大戦中の水中爆破工作部隊(UDT)が原型だとか?
近年のアメリカ軍が実施する作戦に数多く参加しています。
記憶に新しいところでは、9.11テロの首謀者暗殺が話題になりましたね。
世界の特殊部隊とも交流があり、フィリピンをはじめ戦闘の指導を行なっていることでも有名です。
ネイビーシールズに関しては以下をご覧ください。⬇︎
そんな彼らが使用するナイフは、伝統的なデザインを採用しながら、新しいコンセプトを取り入れた画期的なものが多いですね。
その生産の多くを賄っているのが、有名な「SOG」社です。
今回のモデルは、SOG社がシールズ隊員の要望で設計したナイフを日本に発注したモデルになります。
勿論、官給品ではありませんが実際にシールズ隊員が使用していたという情報もありますね。
さてさて、それはどんなナイフなのでしょうか?
今回は、ネイビーシールズ装備マニアのみならず、ミリタリーナイフコレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
左側面
今回のナイフブレードは無塗装です。
右側面
ブレード
ハンドル
材質はマイカルタ(フェノール樹脂素材)のワッシャー積層です。
ハンドル下部にはフィンガーグルーブ付き
ブレード峰側
とても厚いブレード付け根
ブレード刃側
ポイント付近
ポイントはさらに鋭く研がれています。
クロスガード
ポンメル
ナットによるねじ込み式
「JAPAN」の刻印
ブレード刻印①(右側)
ネイビーシールズのエンブレム
(レーザーで掘られていますね。)
ブレードの刻印②(左側)
メーカー名
シース下部
シー氏はナイロン製です。
でも硬質プラスティックの芯が入っています。
シース下端のリング
強化プラスティック製
シース下部中央にあるメーカー名刻印
シース上部
ストラップはダットファスナーで固定
シース下部背面
シース上部背面
シースのループは本体に縫い付けられています。
同社他モデルとの比較
上:近年の台湾製モデル(シールズの刻印なし)
下:今回のモデル(下)
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3 その特徴とは?
ブレードは、ベトナム戦争中に開発されたブゥーイ型で、峰側にいくつかの段差があり、ポイントに向かって左右が削り落とされているのが特徴です。
今回のモデルはそれに加えて、ポイント付近がさらに鋭く研がれていました。
ブレードはステンレスですが、根本はとても厚く頑丈そうです。
(でもバランスは絶妙です。)
クロスガード、ポンメルもステンレスですね。
ハンドルは、マイカルタと呼ばれるフェノール樹皮を用いてコットンなどを固めたもので、やはりワッシャーの積層を採用しています。
レザーより硬いのですが、脂などでは滑りやすい印象があります。
シースはナイロン製で強化プラスティックの芯入りです。
(今風ですね。)
シース最下部のリングも強化プラスティック製ですが、長い目で見ると金属製が良いかもしれませんね。
ナイフ全体の作りは、さすが日本製で文句の付けようがありません。
(もしかしたら高価なナイフかも???)
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1990年代
製造場所 日本
契約会社 アメリカ
製造会社 日本
材 質 ステンレス
スティール
マイカルタ
(フェノール樹脂素材)
各部のサイズ ナイフ
全長 約272
全幅 約58mm
ブレード長 約156mm
ブレード厚 約7mm
ハンドル長 約108mm
ハンドル太さ 約31mm
シース
全長 約270mm
全幅 約48mm
状 態 中古極上品
官民区分 民生品
入手場所 名古屋のデパート
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
一連の特殊部隊用ナイフに共通したデザインで、とても精悍なナイフですね。
ただしシースは少々興醒めするものでした。
(ここは専用のレザーシースが欲しいところです。)
そういえば、他のシールズ専用ナイフも、シースは揃ってナイロンですね。
やはり耐候性を優先させているのでしょうか?
それはともかく、このシールズ刻印の彫られたモデルは数が少ないですね。
見かけたら即買いをおすすめします。
刻印なしのモデルでしたら、現在でもオークションで時々見かけることがあります。
全く入手できないわけではなさそうですね。
また、同じ仕様ながら台湾製のモデルも出回っていますよ。
こちらはブルーイング(ブレードの黒染め)が施されているので識別は容易です。
(日本製よりも少々お安いようです。)
あまりキャンプなどで使用するナイフではありませんが、まずはこの辺りのミリタリーナイフからコレクションを始めてみてはいかがでしょうか?
私は官給品のシールズ用ナイフを探してみたいと思います。
なおナイフを購入した場合、使用する予定もないのにナイフを携行したり、シチュエーションに合わない場所(車のダッシュボードコンテナとか)へ保管しないでください。
場合によっては警察に逮捕されることがあります。
また、キャンプでも警察官の所持品検査等を受けて、ナイフが発見されると長時間にわたる事情聴取ののち、最悪取調べなどを受ける場合があります。
ナイフの携帯と保管には、十分注意してくださいね!
(李下に冠を正さず…警察からあらぬ言いがかりをつけられないようにしましょう!)
今回は、日本製でとても高品質なアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ用ナイフを分析しました。
いやー軍装品って、モデル品も素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240116更新)
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参考:他のアメリカ軍特殊部隊用ナイフに関する記事はこちらです。⬇︎
その他のミリタリーナイフに関連する記事はこちらです。⬇︎
アメリカ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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