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希少な迷彩服です!【イギリスの軍服】陸軍DPMスモック(P63・SAS用?)とは? 0023 🇬🇧ミリタリー

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本日は、1960年代のイギリス軍DPMスモックを分析します。

私の大好きな迷彩スモックなのですが、何故か日本では人気がないですね。

大戦中の装備から続く、伝統的なスモックなのですが…?

それはともかく、今回は中古品ですが、程度は極上ですよ!

    目次

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1  イギリス陸軍DPMスモック(P63・SAS用?)とは?

第二次大戦中、ドイツ軍ほどではありませんでしたが、イギリス軍もいくつか迷彩服を採用していました。


その内、最も有名なのは、このブログでも度々話題になる空挺部隊用
デニソンスモックですね。


そしてデニソンスモックと双璧をなすのが、通称「ウインドプルーフ(SAS)スモック」と呼ばれる薄い生地で作られたスモックでした。

 

大戦中のイギリス軍防風ウインドプルーフ(SAS)ユニフォームの記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

 

今回のモデルは、このスモックのデザインを踏襲して、迷彩生地を近代的なDPMに置き換えたモデルになります。


海外では、P63スモックとして有名ですね。

 

でも、どうも採用の経緯がよくわかりません。

(軍装品は殆どそうなのですが…。)

 

おそらく本国で減ってきたウインドプルーフスモックの代替品として開発されたのではないかと思われます。


何故か、最近の海外オークションで頻繁に出品されるようになりました。

 

所有していた人に何かあったのでしょうか?


逆に日本では、殆ど…いえ全く見かけることがありませんね?

(存在すら知らないマニアの方もいるくらいです!)

 

さてさて、それはどんな迷彩スモックなのでしょうか?

 

今回は、コアなイギリス軍装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  全体及び細部写真です!

前面

相変わらず美しい迷彩ですね。

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背面
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前面裏側
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背面裏側  

迷彩が透けて見えます。別のDPMみたいで、これはこれでカッコいいですね。
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前合わせはジッパーのみ

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タグ

1963という数字に注意!  

NSNがプリントされていますね。

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袖はボタンで調整

ボタンは官給品でディープグリーンの皿形

(イギリス軍官給品の定番ですね !)

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ジッパースライダー引手の刻印「CLIX」
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ジッパー挿入口の金具
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胸のパッチポケット  

ボタンで開閉
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腰のパッチポケット  

ボタンで開閉
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このモデルはドローテープではなく、ドローコードに変されています。 

前合わせのストームフラップ(ウインドシールド)付き。
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フードのドローテープ  

大戦中のモデルより柔らかい材質
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3  そ特徴とは?

迷彩生地は1960年代のDPMですね。

 

配色は、ホワイトの生地に、タン、グリーン、ブラウン、ブラックを用いて、刷毛で丸く塗ったようなパターンを描いています。

 

また、所々細かい斑点で「ボカシ」を加えています。

 

デザインは、フード付き、エポレットなし、胸ポケット×2、腰ポケット×2で、内ポケットはありません。

 

とてもシンプルですね。


フード付近のデザインを見ると、極地用スモックに似ていますね。

(もしかしたらこれが極地用スモックの原型なのかも?)

 

生地は、コットンサテンでやや厚みがあり、防風性能が高そうです。

(P68スモックの生地に似ています。)


原型の大戦中モデルがプルオーバーだったのに対し、このモデルは最初からジッパーでフルオープンになります。

 

使い勝手を重視した改良ですね。

(この流れはデニソンスモックと同じです。)

 

裾のドローテープはドローコードに変更されていますよ。

 

全体的な縫製は、正確かつ丁寧で、イギリスの標準的な仕立てです。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1960年代

・製造場所     イギリス

・契約会社     イギリス

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    1

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約69センチ

          肩幅 約67センチ

          身幅 約64センチ

          袖丈 約59センチ

・状  態     中古極上品

・官民区分     官給品

・入手場所     海外の専門

・入手難易度    4(極めて困難)

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5  まとめ

世の軍隊で共通し、愛されている言葉があります。

 

それは「シンプル・イズ・ベスト」です。

 

今回のモデルは、まさにその言葉通りのシンプルさで、さすがSAS用と言わざるを得ません。

 

表記サイズは小さいですが、ゆったりしたデザインで、アメリカ軍M65フィールドジャケットのMRを着用する私でも無問題で着用できます。

 

やはり重ね着を前提とした設計になっていますね。

 

DPMの迷彩効果は抜群ですので、日本のフィールドでも十分に使えそうですね。

 

サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測、キャンプ、登山などに使用してみては?

 

ただしシルエットが寸胴なので、ファッションで使用する場合は工夫が必要です。

(または開き直ってそのまま着るという方法も!…難しいところです。)

 

私はこのスモックが大のお気に入りなのですが、人気がないのはこの辺りが関係しているのかもしれませんね。

 

上述の通り、日本では全く見掛けず、モデル品もないので入手は専ら海外のオークションに頼るしかありません。

 

それでも、ひと頃に比べるとずいぶん安価になっていますよ!

 

探しているあなたは、ぜひ覗いてみてください。

 

今回はイギリス軍の稀少な、でも人気がないDPMスモックを分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20211118更新)

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参考:同時期の各種DPMスモックに関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

 今回のスモックが原型と思われる極地用スモックに関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

     ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただきありがとうございました。

(この記事は、2019年4月に掲載したものをリライトしました。)

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