いつだってミリタリアン!

ミリタリーグッズを、徹底的に分析、解説、解明します!

徹底分析!アメリカ 陸軍 M43 フィールドジャケット(モデル品)0038

こんにちは!

連休終わってしまいましたね。

皆さんのGWは如何でしたか?

私の住んでる地方は、昨日強い雨や雷になって大荒れの天気でした。

一瞬視程が悪くなったりして、車を運転していた方は、面食らったかもしれません。

まるで連休終わりを誰かが悲しんでいるようにも思えました。

今日からまた仕事ですが、頑張り過ぎず、頑張りましょう!

今回は、現代にまで続く、アメリカ型軍装の基礎となった有名なジャケットを紹介します。

 

   目次

 

1 アメリカ 陸軍 M43 フィールドジャケット(モデル品)

第二次大戦の開戦時、アメリカは各国に先駆けて戦闘専用被服を開発し、実戦に投入しました。

有名なM38(後のM41)フィールドジャケットです。

小粋でウインドブレイカーの様に気軽に羽織れるこのジャケットは、分厚いウールでできた制服兼戦闘服を、一気に過去の戦場へ置き去りにするほどの画期的な発明でした。

しかし、実践を経て短所も露見しました。

着丈の短い2ポケット仕様は、明らかにポケットの容量不足。シェルのコットンポプリンは擦り切れやすく、ライニングのウールは現地での洗濯を困難にしました。

また、単体では真冬の防寒性能に問題がありました。

それらの短所はすぐさま改善され、これまでにないジャケットが新たに造られました。

それが今回紹介するM43フィールドジャケットです。

今回のモデルは、残念ながらモデル品ですが、官給品を忠実にコピーしており、雰囲気は実物そのものです。

もし、見つけたら買って普段使いにしましょう。

 

2  全体及び細部写真

前面  シルエットは、まるで実物です。

f:id:akmuzifal6489:20190506202252j:image

 

背面  
f:id:akmuzifal6489:20190505091102j:image

 

前面裏側  ライニングのコットンポプリンも再現  妥協が無いです。
f:id:akmuzifal6489:20190505091108j:image

 

背面裏側
f:id:akmuzifal6489:20190505091036j:image

 

前合わせはボタンのみ。 ボタンも官給品にそっくりです。
f:id:akmuzifal6489:20190505091013j:image

 

チンストラップあり。
f:id:akmuzifal6489:20190505091026j:image

 

胸のパッチポケット 各部の縫製も正確で、官給品をよく再現しています。
f:id:akmuzifal6489:20190505091016j:imagef:id:akmuzifal6489:20190505091055j:image

 

腰のスラッシュポケット  側面のデザインが複雑で、製造には時間のかかるジャケットかもしれませんね。
f:id:akmuzifal6489:20190505091105j:imagef:id:akmuzifal6489:20190505091033j:image

 

腰ポケットの中は白い内布  ここも再現! タグはまるで実物のようです。
f:id:akmuzifal6489:20190505091019j:image

 

ボタンホール周辺は、カーキのポプリン生地でカバー ここまで再現しますか⁈

f:id:akmuzifal6489:20190505091115j:image

 

エポレット  ここは少し細い気がします。
f:id:akmuzifal6489:20190505091059j:image

 

袖口はボタンで開閉  二段階に調整可能
f:id:akmuzifal6489:20190505091111j:image

 

ライニングの裾は縫い付けです。実物(官給品)では後々ここが問題点に!
f:id:akmuzifal6489:20190505091050j:image

 

ウエストのドローコード  前面中央付近で絞るタイプです。
f:id:akmuzifal6489:20190505091047j:image

 

コードの出口はボタンホールタイプ  中には補強布が。残念ながら補強革は再現されず。
f:id:akmuzifal6489:20190505091023j:image

 

タグ  当時の官給品にそっくり!破損や劣化が恐ろしくて洗濯できないかも。
f:id:akmuzifal6489:20190505091042j:image

 

3  特徴

前作M41が2ポケットだったのに対し、M43は着丈を長く取って4ポケットに、シェルを丈夫なコットンサテンに変更しました。

ウールのライニングは廃止し、代わって専用のライナーを着用することで、真冬の寒さにも対応させました。

実物は、このライナーの上にジャケットを着用することを前提にデザインしているため、ライナー無しでは1〜2サイズ小さいものを選ぶのがコツです。

このモデルはサイズが38ですが、実物より少し小さいですね。このモデルを購入する場合は、普段着ているサイズを選択するのが良いでしょう。

実物(官給品)をお持ちの方はぜひ比べてみてください。再現性が高いと思いませんか?

ところで皆さん、突然ですがクイズです。さて、このモデル品を作ったのは、どこの国でしょうか?

(正解は、このブログ最後の方にあります。)

 

4  諸元

   ・製造年又は契約年度       不明  

                               (2010年代と推定)

   ・製造場所                         ???

   ・契約会社                         ???

   ・製造会社                         ???

   ・材質                                コットン

   ・表記サイズ                      38

   ・各部のサイズ(平置)  

                                   着丈  約76センチ

                                   肩幅  約48センチ

                                   身幅  約58センチ

                                   袖丈  約59センチ

   ・状態                     中古極上品

   ・官民区分             民製品

   ・入手方法             ヤフオク

 

5  まとめ

M43フィールドジャケットは、当時の兵士に大人気でした。

その証拠に、真新しいM43ジャケットを支給され、満面の笑みを浮かべている兵士の写真を多数見ることができます。(とても嬉しそうなのが印象的ですよ。)

国が、政府が、専門機関が、本当に兵士の事を考えた結果、生まれた傑作ジャケットなんですね。

羨ましいです。

しかし、そんなM43にも問題点がありました。

ライナーの着用が面倒ですし着ぶくれてしまう、前合わせがボタンなので脱着に時間がかかり、風の侵入も許す、ライニングが裾まで縫製されているので濡れると乾燥に時間がかかるなどです。

その後、アメリカはM50、M51と改良を重ね、今尚使用されているM65フィールドジャケットへ繋げて行くのです。素晴らしいですね。

M43は、アメリカ型軍装を採用する国にも、挙って採用されました。

我が国にも、発足当時の警察予備隊、保安隊そして自衛隊の初期まで、使用されていた例があります。

 

さて、クイズの答えです。以下の写真をご覧ください。もうお分かりですね?

f:id:akmuzifal6489:20190506070406j:imagef:id:akmuzifal6489:20190505091010j:image

 

今回は、一国が命運をかけ開発した傑作戦闘服の超精密モデル品を紹介しました。

 

次回は、ヨーロッパにあった亡国の迷彩服を紹介します。お楽しみに!

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 


コマンド戦略 -HDリマスター版- [DVD]