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徹底解析! イギリス 陸軍 空挺 DPMスモック (モデル品)0041

こんにちは!

パンダのシャンシャン、もう二歳なんですね。

早いですね。昨日生まれたような気がしますが。

まさに光陰矢の如くですね。

美味しそうにタケノコを食べてました。

人間が食べても美味しいので、シャンシャンにはご馳走かも。

日本にいる間のみならず、中国へ行っても元気に過ごして欲しいですね。

 

さて今回は、ミリタリーモデル品史に残る世界最低最悪のDA作ジャケットを紹介します。

案外、購入してがっかりされた方、多いのではないでしょうか?

 

   目次

 

1  イギリス 陸軍 空挺 DPMスモック       (モデル品)

1980年代後半の話です。

さる有名ミリタリー雑誌に、コレクターの好奇心をくすぐる広告が載りました。

国内有名ミリタリーショップが、イギリス軍とフランス軍の空挺迷彩スモックのモデル品を発売する!というものでした。

当時はどちらのスモックも、実物は品薄かつ高価であり、この広告にファンは諸手を挙げて大喜びしたものです。

特にイギリス軍のスモックは、「偶然入手した実物の生地を使用して…」などとその広告で謳われており、傑作を予感させるものでした。

またそのミリタリー雑誌内では、これらスモックの特集が組まれていて、高品質という評価でした。

当時、知識もなく資金も無かった私は、とりあえず広告の文句を信じて、イギリス軍のスモックのみ購入したのでした。

そうです!ご推察のとおりです!

届いた商品は、実物とは似ても似つかない粗悪品で、モデル品としては超DA作だったのでした。

「失敗は、成功の母」とか言いますが、今思い出しても泣けてくる話です。

DAまされる方が悪いんだよ!…と業者が言ってるように思いました。

良い勉強になりました。

自分への戒めのために、現在も保管しています。

 

2  全体及び細部写真

前面  一見それらしい雰囲気は持っています。
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背面  迷彩パターンはDPMですが、イギリス軍のDPMではないですね。
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前面裏側  確かに裏面がこんな色のDPMも存在しますが…。
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背面裏側
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右袖ポケット  ダットファスナーは当初黒でしたが、経年変化で脱色しました。
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胸ポケット
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ちゃんと折り返しも再現
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左袖ポケット
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エポレット  
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ジッパー「YKK」の刻印
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プラスティック製
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襟裏フード用ボタンも再現  でもボタンの形状と色は、微妙に官給品と違います。
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テイルピース  左右非対称
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ニット裏側  ニットは綺麗です。
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タグ  少々曲がって裁断されています。あり得ないですね。
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内ポケット
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ちゃんと肩まで当て布があります。
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テイルピース用ダットファスナー(申し訳ありません。この写真のみ画質が低下しています。)
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裏側
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背面裏側の裾ポケットも再現
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3  特徴

DPMの空挺スモックは、デニソンスモックの直系ですので、多くの共通点があります。

これは、迷彩生地がDPMからマルチカムに変わった現在でも踏襲されてますよ。

モデル品の特徴としては、イギリス軍のDPMパターンで無いこと、迷彩生地が薄くて全く違う物であること、ボタンやドローコードなどの小物が官給品を意識していないことです。

イギリス軍の空挺スモックモデル品としては、出来は最低最悪のものとなります。

迷彩生地が全く違う物…というのが致命的です。

本当の意味で、子供だましの製品です。…が、長いコレクション生活の中で一筋の光明が見えてきたのでした!

 

4  諸元

   ・製造又は契約年              1980年代

   ・製造場所                         不明

                         (インドの可能性あり)

   ・契約会社                      日本国内会社

   ・製造会社                      不明

                         (インドの可能性あり)

   ・材質                                コットン

                                           ポリエステル

   ・表記サイズ                      L

   ・各部のサイズ(平置)    

                                    着丈  約76センチ

                                    肩幅  約53センチ

                                    身幅  約59センチ

                                    袖丈  約64センチ

   ・状態                      未使用

                         (経年劣化、変色あり)

   ・官民区分               民生品

   ・入手方法               通信販売で購入

 

5  まとめ

イギリス軍空挺スモックのモデル品としては、全く評価できませんが、もしかしたら珍品かもしれません。

というのも、旧イラク軍の空挺部隊が、よく似たDPM生地のスモックを使用している例があるからです。

そしてそのスモックは、インドの会社が作っていたという情報もあります。

もしこのモデル品の生地がその迷彩生地なら、或いは生地だけでも価値があるかもしれません。

(イラク軍のスモック修理用として使えるかもかもしれませんね。)

早急にイラク軍のDPMスモックを入手して確認したいです。(めちゃ品薄!)

 

今回も皆様に、最低最悪のモデル品を紹介することができて、本当に嬉しいです!

 

次回は、アメリカの珍しいシックなジャケットを紹介します。お楽しみに!

 

読んでいただき、ありがとうございました。